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Last-modified: 2017-07-10 (月) 22:43:56

その夜、クロムはルフレに電話を掛けた。リゾートへの旅行に誘うためだ。

 

クロム「ルフレ、遅くにすまない。お前の兄さんから聞いているとは思うが、その…」
ルフレ「クロムさん。ええ、兄さんからお話は伺いました。今週の週末、楽しみです…」
クロム「ルフレ…! ああ、俺も楽しみにしている」
ルフレ「では、当日リゾートでお会いしましょう。ふふっ」
クロム「どうした? なにがおかしい?」
ルフレ「いえ、クロムさんとこうして電話するのも珍しいと思いまして。それに電話ならラッキースケベも起こらなくていいですね」
クロム「ルフレ、なんだその、すまない…」
ルフレ「いいんですよ。それに、電話だとクロムさんの声が耳元で聞こえて…とても新鮮です」
クロム「ルフレ…!」
ルフレ「ご、ごめんなさい! ではクロムさん、また週末に…」
クロム「ああ」

 

通話を終えた後、二人は各自の家で悶えまくりそれぞれの家族に冷やかされた。
運命の日まで、あと少し。