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Last-modified: 2017-09-22 (金) 20:13:20

ジョフレルートとは別の世界線です
それと、前回、独断による上位3人しかぶるんばるん書きませんでしたが、ミルラやベロアも揺れる程度には育っていると思います(唐突

 
 
 

サラ   「ネフェニー姉様、ちょっと良い?」
ネフェニー「うん? サラちゃん、どおしたん?」
サラ   「そうね……回りくどく聞くのもなんだし、率直に行くわ。
      兄様のこと、異性としてどう思っているかしら?」
ネフェニー「エフラムさんのこと……? え、異性として、って、えぇーっ!?!」
サラ   「槍仲間として、人間として好感を持ってくれているのは分かっているわ。
      でも、もしかして姉様、まさかと思うけど、自分なんかが、とか考えているんじゃないかと思ってね」
ネフェニー「いやだって、エフラムさんの奥さんたち、みんな綺麗じゃけえ……」
サラ   「あら。アルムにも言われたでしょう? 姉様、とても綺麗よ? もっともっと、色んな表情を見せてほしいわ」
ネフェニー「えっと……なんでアルム君との会話を知っちょるん?」
サラ   「気にしないで良いわ、些細なことよ。
      次はそうね……既に18人も居るから入れない、と思っているなら、否定するわ」
ネフェニー「改めて聞くと、すごい人数じゃねえ……やっぱりエフラムさんも、あたしの相手なんて、できんじゃろお」
サラ   「いいえ、はっきり言って、まだ足りないわ。この人数でも、兄様が本気になったら全滅するもの」
ネフェニー「どんだけじゃそれ!?」
サラ   「覇王の異名は伊達じゃないわ。酔うとまたスゴいんだけど……。
      それに、姉様以外にも、ヴェロニカとエマも引き込むつもりだし」
ネフェニー「エマちゃんって、こないだ来とったリボンの子かのお?」
サラ   「ええ。ヴェロニカの方も、いずれ紹介するわ。引きこもりの意地っ張りだけど」
ネフェニー「そんな子でも、サラちゃんは気に入っちょるんじゃろお?」
サラ   「あら、どうして?」
ネフェニー「ヴェロニカっちゅう子の話ぃする時、笑い方が柔らかかったけえねえ」
サラ   「…………おかしいわね……今度どうやってからかおうか考えていたはずなんだけど……」
ネフェニー「嘘はいかんよお。サラちゃんはヴェロニカちゃんのこと大事にしちょる。顔ぉ見りゃあ分かるよお」
サラ   「まあ……他人とは思えないと言うか……昔の自分みたいと言うか……。
      ……! 私の話は良いの! ネフェニー姉様についてよ!」
ネフェニー「あ、あー、うん、そうやねえ……」
サラ   「姉様、私は、姉様の気持ちが知りたいの」

 

ネフェニー「…………きっと、エフラムさんの奥さんになったら、幸せになれると思う……。
      エフラムさんが奥さんたち大事にしちょるのは、よう知っちょるし……。
      奥さんたちとも、仲ようなれたけえ……一緒に暮らしていけるじゃろお……。
      でもやっぱり、あたしは田舎もんじゃけえ……」
サラ   「なるほど分かったわ。じゃあ後は、兄様よろしく」
エフラム 「ここで投げるかお前は」
ネフェニー「はいぃっ!?!?!」
サラ   「むしろ、ここまでお膳立てしたんだから、十二分でしょ?」
エフラム 「何の説明もなくレスキューされる身にもなれ……最近、召喚されるのも慣れてしまったが……」
ネフェニー「え!? いや!? その!?」
サラ   「それじゃ、続きは若いお二人で、ね」
エフラム 「お前の方が年下ーーやれやれ……リワープしたか」
ネフェニー「…………あ、あのぉ……エフラムさん?」
エフラム 「すまんな、最初から聞いていた」
ネフェニー「最初からっちゅうと……」
エフラム 「サラがネフェニー殿に話しかけたところからだ」
ネフェニー「…………じゃあ……ぜぇんぶ聞かれたんかぁ……」
エフラム 「……すまん」
ネフェニー「ええよ……そんなら、改めて言うなあ。
      あたしは、どんだけ槍を鍛えようと、田舎の村娘じゃ。
      今まで通りの、稽古相手がちょうどええ」
エフラム 「…………そうか。なら、俺からも言わせてくれ、ネフェニー」
ネフェニー「うん? え、今、『ネフェニー』って……」
エフラム 「俺は未熟だ。槍に関してだけですら、あんた……お前から学ぶことは多い。
      それ以外のことについては尚更だ。今までの交流で、妻たちも、お前から多くのことを教わっている。
      複数の妻がいることが、一般的な感覚からすれば異常だとも自覚している。
      その上で、言わせてくれ。
      ネフェニー、どうか、妻として、俺と、俺たちと支え合い、ともに生きてほしい」
ネフェニー「で、でも、あたしより物知りな人なんて、沢山……おる、し……」
エフラム 「お前だからだ。お前が、手合わせを通じて相手の人柄を見るように、俺もその度にお前を知ってきた。
      そんなお前だから、俺はともに生きたいと願う」
ネフェニー「………………はい……//////」