64-187

Last-modified: 2017-09-22 (金) 20:17:15

アイク達との交流になりますがこの状況でのカプは自分は書きにくいのであくまで交流になります。

 

ヒノカ「ハッ!」シュッ!!
アイク「フッ!」ガキン!!
ヒノカ「セイ!」ブン!
アイク「むっ! 速いな、かなり、やる」

 

 ヒノカの速い突きをアイクは剣で往なすも即座に切り上げをされたため回避し、間合いを取り直した。

 

ワユ「うわ〜、話に聞いてたけど大将とあれだけ打ち合えるってあのお姉さん凄いね〜」
カゲロウ「ああ、2人の実力は知ってるつもりだったがそのぶつかり合いがここまで圧巻だとは思わなかった」
セルジュ「ふふ、本当ね、それにアイクも楽しそうだわ。
     ああ、ネフェニーさん、お茶のお代わりはいかがかしら?」
ネフェニー「あ、ありがとうなぁ、ほんまにおいしいお茶じゃあ」
セルジュ「うふふ、ありがとう、それに貴女も、みんなと訓練してくれて、ありがとう」
ネフェニー「ええんよ、あたしも白夜の忍とか、今まで戦った事の無い人の戦い方を知れて、とても充実しとったわ。
      それに何と言ってもセルジュさんは圧巻じゃったわ」
セルジュ「そうかしら」
ネフェニー「ああ、エフラムさんのとこもそうじゃったけど、みんな強いし別嬪さんじゃし、強くてかっこいい人には魅力的な人が集まるんじゃねぇ」
セルジュ「あら、貴女だってとても綺麗よ?」
エルフィ「そうですよ、ネフェニーさんも強いし綺麗だし、とても魅力的です」
ネフェニー「もぅ、こないな田舎娘煽てたって出るのは野菜だけなもんじゃよ、でもありがとうなぁ」
ルキノ「あら、こちらはお世辞のつもりは無いわよ、貴女は素敵だわ、あのヘタレ弟には勿体ない位」
ネフェニー「あ……弟さんっちゅうと……」
ルキノ「貴女の村に赴任していたジョフレよ」
ネフェニー「その……ジョフレさんとは別に……///」
ルキノ「まぁ、確かに外見だけは良いけどね、それを選ぶのは貴女だから」
エルフィ「あ………」

 

 エルフィのあげた声で全員が戦う2人の方を向く、そこでは、アイクの横薙ぎをヒノカが驚異の脚力で跳び上がり、回避したのだった。

 

アイク「ぬぅん!!」

 

 決着をつけようと再度横薙ぎを振るうアイク、狙いは着地直前、体勢が整わない隙をつき勝負を決めようとした、だが………

 

アイク「!!!!!」
『!!!』

 

 戦っていたアイクも、観ていたメンバーも驚愕した。
 何と彼女は、自身の頭上で薙刀を高速回転させ、空中で停止をしたのだ。
 思わぬ事態にタイミングを崩されてしまい剣が空振り、逆に隙となってしまう。

 

ヒノカ「せぇい!!」

 

 その瞬間彼女は唐竹に振るうも即座に剣を戻し防いだのは流石だろう、対する彼女は空中で踏ん張りが効かず弾き飛ばされて離れた場所に着地、仕切り直しとなる。

 

ワユ「嘘……白夜の薙刀使いって、あんなこと出来るの?」
カゲロウ「誤解しないでくれ、あれほどのことが出来るのは、白夜でもヒノカ様だけだ」
ネフェニー「流石のあたしもびっくりじゃけぇ……」
セルジュ「そうね、ふふ、少しアイクの気持ち、解っちゃったわ、あれだけの腕の人、私も戦ってみたくなっちゃった」

 

 それから2人は拮抗した打ち合いをするも、僅かな隙をつきアイクの勝利となった。

 

ヒノカ「負けてしまったか、だが、とても良い試合だった」
アイク「こっちも良い経験になった、特にあの薙刀での滑空には驚かされた。
    あんなことが出来るとは、まだまだ知らぬ強者がいるのだなとオ思い知らされたよ」
ヒノカ「正直あなた程の強者にそこまで言われるとむず痒いものがあるな、だが、お褒めにあずかり光栄だ」
カゲロウ「お疲れ様ですアイク殿、ヒノカ様、飲み物ですが緑茶と紅茶、どちらになさいますか?」
ヒノカ「普段なら緑茶なのだが、せっかくの機会だ、紅茶を貰えるか?」
アイク「なら俺は今日は緑茶を貰おう」
カゲロウ「はい、畏まりました」

 

セルジュ「はい、2人とも、どうぞ」
ヒノカ「感謝する……ほぅ、良い香りだ、カミラの茶会に招かれたときも旨かったが、これはそれ以上だな。
    それに、確かこれはまどれぇぬだったか? 茶菓子も旨い」
アイク「そうだな、やはりお前に淹れて貰った物は、とても旨い、菓子を作ったのは、ルキノか?」
ルキノ「正解です、解ってくれるのですね」
セルジュ「うふふ、ありがとう、アイク、とても楽しそうだったわね」
アイク「ああ、やはりまだ見ぬ強者と戦うのは心が踊るものだ」
セルジュ「前回義弟君だけ戦った時は拗ねて大変だったものね」
ヒノカ「そうだったのか?」
アイク「………言わないでくれ」
セルジュ「うふふ……でも、少しアイクの気持ち、解っちゃったわ、ヒノカさん、まだ少し時間あるかしら?」
ヒノカ「ああ、構わない」
セルジュ「休憩したら、私とも戦って貰えないかしら?」
ヒノカ「解った」
ワユ「あ、私も戦いたいな」
ヒノカ「ああ……そこまでは時間が許せば、か……全く、アサマがいれば何とかなったが、あいつめ、上手く逃げおって……」
ネフェニー「ならワユさんは、あたしと戦わへん?」
ワユ「あ、良いよ、ネフェニーさんの槍も、気になってたんだ」
ネフェニー「ならあたしはもう大丈夫だから、早速やろうか」
ワユ「了解♪」

 

 それからそれぞれ戦うことで交流を果たし、仲良くなったことで、次回の会合を約束するのだった。