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Last-modified: 2018-07-08 (日) 13:52:28

アサマ「はい、みさなんしっかり働いてくださいよ。今日は七夕の祭りですからね、人の入りも上々ですし稼ぎどころですよ」
キヌ「笹竹を神社のあちこちに設置するの大変だったよ……でも神社でやる祭りって色々あるんだねえ」
サクラ「屋台も繁盛してるみたいですし、今回も成功しそうですね」
アサマ「では私は見回りに行ってくるので、後ははよろしくお願いしますよ」
ミタマ「はあ……忙しいのは勘弁なんですが……寝たいですわ」
エフラム「お、やってるな」
キヌ「あ、エフラム。今来たんだ」
サクラ「人が多くて大変じゃなかったですか?」
ミタマ「他のみなさんはどうされました?」
エフラム「ああ、みんな祭りを楽しんでるはずだ。とりあえず俺がお前たちの様子を見に行くことにしたんだ」

 

カザハナ「『強くなる!』これでよし……と」
アメリア「あたしもそれにしようかなあ……最近訓練の量も増やしたし」
セツナ「カザハナらしい……でもそれって昼と夜どっちのこと? やっぱり夜は特に負けっぱなしだから……」
カザハナ「と、特に負けっぱなしって言わないの!」
チキ「『歌が上手くなりますように』っと……」
アクア「私もそうしようかしら、まだまだ上を目指すわよ」
エリーゼ「あたしは……『立派な大人のレディになれますように』」
大人チキ「じゃあ私は……『夫をもっと悦ばせられますように』『夫がもっと激しく求めてくれますように』二枚いっちゃおうっと」
チキ「え、ええ……私もそれ書いた方がいいのかな……?」
アクア「……私も『夫と今より激しく愛し合えるように』」
エリーゼ「アクアお姉ちゃん……短冊でそこまで頑張らなくても……」
エマ「『カードコンプリート』っと……」
ヴェロニカ「……『星5』」
サラ「あなたたち……そんなんでいいの?」
エマ「いやー……今が幸せだと願い事とか他に思いつかなくて」
ヴェロニカ「サラこそ、何にしたの?」
サラ「私はこれ、『兄様とラブラブで濃厚な生活』『退屈しない毎日』」
ヴェロニカ「……そっちこそ、改めて書く必要ある?」
ミルラ「あの、二人とも……せめて人が見てもギリギリ大丈夫なものに……」
ノノ「わかってるよー、チキ達のよりは大人しいから、『毎日動けなくなるくらい』」
ベロア「『毎日気絶する勢いで』……割と自重しました」
ミルラ「……これより悪いの出されても困るのでもうそれで……」
ファ「ファもできたー! お姉ちゃんたちにおしえてもらったの、えっと……『お兄ちゃんにもっとじょうずにご奉仕でき……」
ンン「誰が教えたのです!? いや言わなくても候補は絞られますけど!」
ソフィーヤ「……ファ、さっき書いていた別のものは?」
ファ「あ、うん! 『みんなずっとなかよしでいられますように』だよ!」
イドゥン「そう……ファはいい子ね」
ファ「これ、サラお姉ちゃんに教えてもらったの」
ミルラ「あっ……もしかしてさっき一人で付けてた短冊って……」
サラ「な、何よ……その生暖かい視線は……」
ンン「『平穏』、これ以外ないのです」
ネフェニー「……切実やなあ」

エフラム「そういえば、お前たちはもう短冊は飾ったのか?」
キヌ「アタシは逆に苦労したよ、個人的なことはだいたい叶っちゃってるから。エフラムとらぶらぶとかみんな仲良しとか、『もっと凄い神様に』ってアタシが願い事してよかったのかな?」
ミタマ「私も同様ですね……『存分に 気が晴れるまで 寝て暮らす』ここは素直に自分の気持ちを表現するに限りますわ。そういえば、サクラはさっき短冊を飾ってましたわよね?」
サクラ「え、ええ……でも本当に大したことないので……」
キヌ「あ、あれだよね? アタシこういうの気になるんだあ、見ちゃおっと」
サクラ「あ!」
エフラム「『朝二夜六』……?」
キヌ「……? ……あっ……」
サクラ「ち、違うんです! これはその……ノノやベロアさんの言うようなことを柔らかく表現したというか……あぅ……」
ミタマ「……気持ちは分かりますわ。エフラムさん、実は関係者用の休憩所に布団を敷いてありますの、今から四人で行きましょう」
エフラム「あ、ああ……でもいいのか?」
ミタマ「少しなら問題ありません、……いいでしょう? サクラのためにも」
キヌ「まあちょっとなら抜けても大丈夫かな……アタシもエフラムともっとらぶらぶになりたいし、サクラの願いも叶えたいし」
エフラム「……そうだな、俺も皆とサクラの気持ちに応えなくちゃな」
サクラ「い、言わないで下さい~! ……行きますけど」