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Last-modified: 2021-01-19 (火) 23:19:15

イリオス「………………」
セーラ「何ボーっとしてんのよ。古い野球ボールなんか見て」
イリオス「!?…俺、そんなにぼんやりしてたか?」
ドロシー「ええ、ちょっと声かけづらいくらいに」
ユアン「さっきルーテさん達が来てて、いろいろ聞かれてたよね。かんけーあるの?」
イリオス「あー…まぁ……俺らをネタに野球ゲーム作るってんで取材に来てたんだよ」
セーラ「マスコミが取材される側に…って、原作ゲームの能力とキャラで作ってるんでしょ。なんでわざわざ」
イリオス「高校ん時にちょっとやってたからな。それでだろ」
ユアン「え、野球部だったの?」
ドロシー「漫研とかゲーム研究部みたいなとこだと思ってました…」
セーラ「あんたキモオタでしょうが。何野球少年なんてアウトドアな青春おくってんのよ!」
イリオス「う、うるせー!似合ってねえのはわかってんよ!目立って人気あってモテたのはエースや四番の奴らだったしな…」
セーラ「二番手とか中継ぎとか?」
イリオス「…まーな。花形の下についてたよ。打席でも送りバントやったりな」
ドロシー「大事な役割じゃないですか」
イリオス「俺は貴族を目指す男だっつーの。まるでマスコミに注目されなかったし大学行く時にやめちまった。他の世界で成り上がったるってな」
セーラ「それで未だに貴族にもなってないって」
イリオス「やかまし!あるだろ。俺ら一般人には。挫折とか選ばなかった道とか…別にくよくよはしねえけど、ちょっと懐かしくなっただけだよ」
ドロシー「懐かしく思い出せるんならイリオスさんの中ではもう昇華して血肉になってるんじゃないですかね」
フレッド「おおい貴様ら!大道具の釘が足りんぞ!どこに置いてあるんだ?」
イリオス「それくらい自分で探せっつの。あんたもたいがい箱入りぼっちゃんだな!今行く!つか指怪我してんだろが!」
フレッド「う、うるさい!騎士たるものこれしきで泣き言を言ってられんだろう!」
セーラ「プライド高いのもいいけど素直に人に頼る事も覚えなさいよ。はいライブ」
フレッド「ふん、余計なお世話だ」
イリオス「ほほーオルエン様が今のをご覧になったらどうおっしゃるかな~、まぁいけないわフレッド。助けてもらったら言う事があるでしょう?って仰せになるんじゃねーかなぁ♪」
フレッド「茶化すな!お嬢様の声色つかうな平民め!ぐぬ、ぐむ、か…感謝するぞ」
セーラ「まーいいわよ。ほら仕事でしょ。いったいった」