76-578

Last-modified: 2021-07-26 (月) 23:15:34

一面暗闇の高速道路、一台の車が甲高いエキゾーストを奏でている
だがその車は単車だ、しかも変わったことにタイヤが4本ついてる単車であった
単車はやがてスピードを落とし近くの駐車場にて車を停めていく
降りたライダーはヘルメットを外し、女性は紫のショートヘアを少しなびかせる
ジュースを買い鉄製の柵に座りながら単車を見ていく
「乗って半ヶ月ですが中々いいものですよね。ロイ君がここまで仕上がるのもうなずけます」
単車はロイが1ケ月前に完成披露・販売を行った新型バイクの一台である4輪バイクだ
ロイの作り上げた新型バイクは元々ルーテの魔力駆動のバイクである
そのバイクが出来上がりロイは提供元であるルーテ、バイクのライダーに一台お礼として贈られた
この一台は販売してるのとは違い、ロイ自らが最終調整したこの世で一台のバイクだ
ルーテは最初お気持ちだけでと言ってたが、ロイはルーテ女史のお陰でできたからせめてものして
ルーテに贈られてきたのである
「科学者として誰かのお役に立ちいただけるのは幸いですし
ロイ君も私のために最高の贈り物に感謝いたします。これからの活躍応援します」
ルーテは遠くにいるロイに感謝を述べていく
ジュースを飲み干したルーテはエンジンをかけ帰路へと走っていく

 

リーフ「…………」カチーン
ヘクトル「おおい、なんでリーフを氷漬けにしたんだ?」
フィヨルム「いえ……ニフル様をナンパに行って失礼を働く前に先に手を打とうと…」