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Last-modified: 2021-09-07 (火) 23:37:32

ミカヤ「私もやっと伝承入りねー、長かったわ」
エリンシア「おめでとうございますお姉様!私はもう諦めましたわ!」
べレス「おめでとう姉さん。私も続くつもりだよ」
ミカヤ「とはいえ、ちょっとこの格好派手じゃないかしら。マントも豪華だし」
エリンシア「むしろ露出度を気にするべきでは……でもお似合いですわよ」
べレス「私は服のカラーが姉さんとお揃いで嬉しいよ。そのマントに一緒にくるまれて触れ合いながらワインでも飲み交わしたいね」
ミカヤ「あらあら、いくつになっても甘えん坊ね」
エリンシア「いえ、何というかもうちょっとアダルトなお誘いに聞こえるんですが…」
べレス「でもエリンシアもあの誘うような生足の感触を確かめたいとか思ってるよね?」
エリンシア「確かに…お姉様の成長率15%のKINNIKUがどこに隠れているのかまさぐって暴き出してみたくなりますわね」
ミカヤ「ちょっと何言っているのか分からないわ」

 

シグルド「ミカヤ姉上!伝承英雄実装おめでとうございます!」
ミカヤ「あらシグルド、ありがとう嬉しいわ」
シグルド「しかしその格好は冷えますし何より邪な男どもにいやらしい視線を向けられてしまいます。このマントを羽織ってください」
ミカヤ「いや私こんな立派なマントがもうあるんだけど…」
シグルド「本当は下半身もマントで隠してしまいたいぐらいです。神よ、何故私にはマントを一つしか与えてくれなかったのか!私は誓う!」
ミカヤ「はいストップ!マントもポエムも一つで十分です!」
クロム「スパァン!(障子を開ける音)ミカヤ姉さん!!!!」
シグルド「出たな邪な男一号!」
ミカヤ「そんな障子を壊す勢いでどうしたのクロム」
クロム「伝承ブバアァァァァァ!(鼻血&気絶)」
ミカヤ「伝承ブバア?」
エリンシア「障子を壊す勢いの見事な鼻血ですわね」
べレス「何しに来たのかな?」
シグルド「悪は滅びた!」

 

ベレト「姉さん」
ミカヤ「うひゃあ!急に背後から耳元で囁かないで!」
シグルド「出たな二号!」
ベレト「尊敬するミカヤ姉さんが自分の次の伝承英雄で実装されてこんなに光栄なことはないよ」
ミカヤ「あら、嬉しいことを言ってくれるのね」
シグルド「ふーんだ!私だって伝承入り近いしミカヤ姉上とはシーズン同じなんだからな!」
エリンシア「子供ですかお兄様」
べレス「これじゃ手本にならないね」
ベレト「小さな頃から誰よりも自分のことを理解してくれていたミカヤ姉さん…そんな姉さんに伝承の記念として受け取ってもらいたいものがあるんだ」
ミカヤ「これは…指輪?」
シグルド「ちょっと待てええ!きょうだいで支援Sだなんてお兄さん許しませんよ!!」
べレス「そうよ!抜け駆けはずるいじゃないか!」
エリンシア「ええと」
ベレト「相容れない正義を持つ相手を、排除して進んでいくしかない…か。シグルド兄さん、その身で学んでもらおう」
シグルド「……次にKINSHINした時が、どちらかの道が途絶える時だと思っていた。お前の歩み、ここで止めてあげよう。……永遠にな!」
べレス「一人の力で成せることは、意外と少ない。一旦協力しようかベレト」
シグルド「おのれ卑怯な!だが相性ではこちらが有利!」
ベレス「そうさ、私たちは弱き者だ。だからこそ壁を乗り越え、手を取って、心と身体で触れ合う――生きるために!」
クロム「運命を変える!」
エリンシア「せっかくのおめでたい日に…まとめてぶっ飛ばして差し上げますわ!」
ミカヤ「え、なんで血の同窓会が始まってるの…?怖…」

 

アイク「ん…?ミカヤ姉さん…その格好は?」
ミカヤ「あ、アイク。伝承の衣装なの。似合うかしら…?」
アイク「ああ、その、なんだ」
ミカヤ「あまり似合ってない?」
アイク「いや、そうじゃない…そうじゃなくて」
ミカヤ「ふふ、冗談よ。言わなくてもちゃんと伝わってるわ。…ちょっと恥ずかしいけれど」
アイク「ああ…俺は器用なタチじゃない。だがこういうことはちゃんと言葉で伝えろとリンによく怒られている。だからじゃないが…ミカヤ姉さん、綺麗だ」
ミカヤ「アイク…」
アイク「その美しさだけでなく姉さんの力も優しさも、伝承の英雄に相応しいと、そう思う」
ミカヤ「伝承の英雄…それは私じゃなくて、アイクのような人のことよ」
アイク「俺は英雄なんかじゃない。俺には家族が…ミカヤ姉さんがいる。守るべき物が在る。かけがえのない物を掴み取るために戦っているだけだ」
ミカヤ「それでも、私にとっては大切な弟で…誰よりも輝いている英雄よ」
アイク「ミカヤ、姉さん…」
ミカヤ「アイク…あなたと一緒なら、どんなことだって耐えてみせる」
アイク「ミカヤ姉さんは俺が守る。だから側を離れないでくれ」
ミカヤ「アイク…」

 

シグルド「姿を現したか最悪の三号…絶対に許さん!アイクよ、KINSHINの憎しみを知れ!」
クロム「ミカヤ姉さんの運命は変えさせない!」
ベレト「これも一つの答えか…」
べレス「この手の届くミカヤ姉さんを…守ってみせる」
エリンシア「KINNIKU!KINNIKU!」
アイク「ミカヤ姉さんに近づく者全てを…消し去らなければ…!」
リーフ「コノヒトデナシー!!」

 

ロイ「またエリウッド兄さんが泣く流れだね。まあいつものことだけど。はい、姉さんお茶」
ミカヤ「ありがとうロイ。はぁ〜、やっぱり天気がいい日の縁側でお茶は落ち着くわねぇ」
ロイ「ここまで長かったけど、おめでとうミカヤ姉さん」