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Last-modified: 2022-07-24 (日) 23:50:41

プゥ~ン… バチッ
クロード「ったくまた来たか、時期とはいえ本当うるさいなぁ」←二徹中
プゥ~ン… プゥ~ン…
クロード「…」
プププププゥ~ン… 
ブ チ ン
クロード「あ”あ”あ”あ”も"う”ウンザリだ、マジで静かにしろよオマエラ!!
誰か虫よけスプレーか殺虫剤ねぇか!?」
「え?一つや二つ持ってるはずじゃ」
クロード「(材料が)切らしてんだよ!!」
アッハイ…

 

血を吸う蚊は雌のみ
つまり…リーフの香りを解析して自分にスプレーしておけば寄ってこなくなる…
かもしれない

 

クロード「…あんな悪臭纏うくらいなら蚊に刺された方がマシだなぁ」
ディミトリ「臭い取りも大変だからな」
クロード「それにあの悪臭は虫だけじゃなくて人も寄ってこなくなるからね」
エーデルガルト「ばっちい賊なら寄ってくるかもだけど」
ディミトリ「ポール、ジャスミン、マギー、ローズ…嫌なメンツだな」
クロード「うへぇ、むさ苦しい」

 

エーデルガルト「さて、今回も目安箱を開けていきましょう」
ディミトリ「さて、今回の相談だが…『お嬢のKINNIKU好きは結構だけど流石に犯罪者集団に突っ込ませるのは危ないと思ってな。何かいい案はないだろうか』…スルーさせてくれないか?」
エーデルガルト「もう遅いわよ…」
クロード「いや、KINNIKU淑女じゃ寧ろ安心じゃね?最近ベルン署から施設の設営頼まれてそれ造ったし」
ディミトリ「…どんな施設なんだ?」
クロード「オスティアタワーっつってな、見た目と地上からは綺麗なタワーそのものなんだ。ただ、立ち入り禁止の地下…特に地下10階からは牢獄みたいなもんだけどな」
ディミトリ「地下に行けば行くほどとてつもない環境になるというものか」
エーデルガルト「その中にすら恐れず入って行くKINNIKU淑女って…」
クロード「深い地下に行けば行くほどガチムチ達が日々争っているんだ。次にペロられるのは誰かを決めてな」
エーデルガルト「生贄を決める…ということね」
クロード「いや、誰がペロられるかの座を奪い合ってだ」
ディミトリ「なん…だと…?」
クロード「KINNIKU淑女にペロられてトラウマになる奴も少なくはないが犯罪者連中にとっては天国みたいなもんらしい。あれほど誰かに必要とされた事はない…との事だと」
エーデルガルト「もう色々と理解が追いつかないのだけど」
クロード「現に現在は地下78階まであるが1日で3人入った時は40階近くの賊連中のKINNIKUを貪り尽くしたらしい。ベルン署にイーリス署も手が追えなくなった賊を改心させてるという点では助かってるとか。余談だけど賊達はみんなアヘ顔ダブルピースになってただとさ」
ディミトリ「連中に恐怖という感情はないのか!?いや、男湯や学園にまで突っ込んで来たんだ。ある訳がないか…」
エーデルガルト「薬漬けならぬペロ漬けになって賊達が改心してるのは歓迎するべきなのかしら…?私達には理解が出来ない世界だけど」
クロード「出来たら終わりだろ。んじゃ次」

 

エーデルガルト「どれどれ…『喪組に入りかけてる…。関わりたくないメンツにつるまれて僕はどうすれば良いんだ!?』…クロード、お願い」
クロード「誰だか予想ついちまったわ…。けど…うーん、俺に問われても恋愛はよく分かんねーし興味もあんまないんだよなぁ。
ただ個人的な考えを言うとあんま身分とかには拘らない方が良いんじゃないかな。平民だろうがいい女性はいい女性だし、貴族にもロクでもない女はいる訳だし」
ディミトリ「まあシンプルだが俺もそこは同意だな。俺の場合は元々いい娘だったけど、彼女が平民であっても迷わずアプローチしてただろうな」
クロード「ったく惚気るねぇ、砂糖吐きそうだわ。けどそんな事より絶対泣かすなよ、お前に限ってそれはないだろうけどさ」
ディミトリ「言われるまでもないことだ」
エーデルガルト「後…雰囲気とかも大事よ?いきなり行きすぎてがっつくなんてのは最悪だし、無理に進もうとするのも良くないと思うわ」
ディミトリ「それも同意だな。ところで…そっちは進展してるのか?」
エーデルガルト「よ、余計なお世話よ!?」
クロード「お前の場合は次のステップに進んでも誰も文句言わねーだろ。どうこう言う気は毛頭ないけどこのままじゃ逆に美味しく頂かれるんじゃねーの?」
ディミトリ「まあ…3人とも恋愛に関して凄く行動力と積極性が高いからな。なくはないかも」
エーデルガルト「だ、大丈夫よ!…多分。そんな事より次!!」

クロード「どれどれ…『葉っぱが抗体を年ごとに付けてる気がします。付き纏われて鬱陶しい。何とか出来ないものか』トラキアからか」
ディミトリ「ゲイボルグで仕留めれば良いんじゃないか?」
エーデルガルト「刺しても切ってもある程度時間が経てば再生してくるのよ?除草剤の開発はどうなってるの?」
クロード「やってはいるけどイタチごっこみたいになってるから毎回頭悩ませてるんだよ…。学園じゃもう学園長とか先生達の許可取って一種の過激な手段に出たけど」
ディミトリ「ほう。過激か…うん?」
エーデルガルト「サイレン!?葉っぱね!」
クロード「久々とはいえ嫌な来訪だな…。仕方ねえ、生徒たちは全員室内に避難しろ!」
ディミトリ「火炎放射で仕留めるのがベストだな。後魔物特効の弓砲台」
クロード「さて、新機能を試してみるか。ガルグ=マク学園、トランスフォーム!」
エーデルガルト「トランスフォームって…まさか変形!?部屋とかは大丈夫なの!?」
クロード「なぁに、フィクションの世界同等部屋は散らからないさ!春休みに実証済みさ!流石に転んだりしたら目も当てられないけど耐久性はかなり高いぜ」
リーフ「この程度の弾幕なら余裕さ!今日こそガルグ=マクで巨乳のおねいさん達とお付き合いするんだー!!って学校が人型に変形して飛行までしてる!?弾幕だけじゃなくてパンチやキックはやめ…コノヒトデナシー」
ディミトリ「通ってる学校がとんでもないことになってた件」
クロード「葉っぱ対策で色々学校に装備してたら改造欲が出ちまってな。おっと、変形解除と」
エーデルガルト「貴方の頭は一体どうなってるの…まぁ、ところで今日はどこに飛ばしたの?」
クロード「前は西方三島だったから今回は…ナバタ砂漠だな。賊達が沢山いるだろうよ」
ディミトリ「あんなにむさ苦しい男達に囲まれても懲りないのが不思議だな…」
クロード「ん?むさ苦しい男達…。使えるかもな。オスティアタワーの地下での悪臭スプレーなんてものを作れば葉っぱには効果抜群かも」
エーデルガルト「けどスプレー缶が破裂したりしたらそれこそ笑えないわよ?葉っぱほどは酷くないだろうけど悪臭がとんでもない事になるわ」
クロード「それもそうか…。上手く事が進まないのは悩ましいけどフォドラだけじゃなくてニザヴェリルやヨトゥン、アスクのためにも頭捻らねーとなぁ」
ディミトリ「この手の件に関してはお前とハンネマン先生とルーテさんの対処と研究が本当に頼りだから頼むぞ」
クロード「せめてあの適応力がなけりゃなぁ」
エーデルガルト「…葉っぱのあの適応力は本当に不思議だわ。それより機会があればまた目安箱を覗きましょうか」

 

ベルクト「なな、な、何事だこれは!? ぬわ~~~~~~~~っ!?」
ベルナデッタ「がが、学園が変形したぁぁ!?す、スケッチスケッチ、同人誌のネタになるかも」
リネア「こ…これは……まずいです。ベルクト様が…」
リシテア「あのバカボンが何か?」
リネア「いえ、ベルクト様……乗り物酔いなさるんですよ……背中擦って差し上げないと」