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Last-modified: 2023-01-06 (金) 23:31:50

プルメリア「ええっと…明日の夢の資料は…」
スカビオサ「ここにある、明日からの予約状況だと…」
アイク「年末はそっちも忙しそうだな」
スカビオサ「そうね、特に24日はもう予約でいっぱいだし」
プルメリア「聖夜に何も予定がない人間が夢屋に押しかけるのですわ。紛らわせるために刺激的な夢にすがる欲にまみれた人間には憐れみすら感じます」
スカビオサ「まあ、そういう人間たちのおかげで繁盛してるんだけど」
アイク「…そういうものか」
プルメリア「しかし、忙しすぎるのもどうかと思いますわね」
アイク「あまり無茶しないようにな、俺にできることがあったら言ってくれ」
スカビオサ「大丈夫、ちゃんと体力残しておくから。24日は仕事終わったらパーティだし、一晩中アイクに何されたいかプルメリアも計画立ててたし」
プルメリア「そういうことは言わなくていいんですのよ!?」

 

アッシュ「…ああ…せめて夢でもタニアさんと暖炉のある部屋で一緒にクリスマスをすごせれば…
      でも、好きな人がいる人と…たとえ夢だとしても…うううー、い、いや…夢見るくらい、んん…」

 

プルメリア「店の前で行ったり来たりしてる男がいる件」
スカビオサ「…もう予約が埋まってるんだけど…現実に悩める人も多いから」
プルメリア「心は清い方に見えますしピアニーの領分でしょうか?」
スカビオサ「30過ぎるのは10年以上先だろうけれど」

 

プルメリア「忙しさもピークですし、夢のクオリティを保ちつつ手早く捌いて帰りますわよ!」
スカビオサ「帰ったらパーティで色々お楽しみ…でも相変わらずお客が多い…まあ夢の評判がいいんだろうけど」
プルメリア「ふふ、私たちにかかれば人間を夢の虜にするなど簡単ということですわ」
スカビオサ「毎晩アイクと実践してイメージ固めてるからね…特にプルメリアがもう積極的に」
プルメリア「ちょっと!?私を欲望の塊みたいに言うのは止めてくれません!?だいたい貴女も…」
スカビオサ「…昨日の夜、みんなダウンした後にプルメリアだけ起きてたけど…あのあと何回したの?」
プルメリア「え!?それは…その…5回くらい…」
スカビオサ「ダウンから回復して即5回…」
プルメリア「で、でもその後にシグルーンとイレースが復活して3人で一晩中してたみたいですし、私なんて全然…」
スカビオサ「上には上がいると…」
プルメリア「別に誰かと競っているわけでは…愛ゆえにですわ、欲望まみれみたいに言われるのは心外です」
スカビオサ「まあ確かに…アイクへの愛なら私も自信あるし」
プルメリア「ちょっと、そこは私も譲れ…ってそんなこと言ってる場合じゃありませんわよ!次のお客が…愛のパワーで捌ききりますわよ!」

 

スカビオサ「疲れた…」
プルメリア「やっと店が一段落しましたわ…」
ミスト「お疲れ~、今お茶入れるよ」
ニュクス「パーティのときのお菓子まだあるから食べなさい、疲れたときは甘いものよ」
スカビオサ「食べる…」
プルメリア「はぁ…やっと落ち着きました」
アイク「よく頑張ったな、忙しいのはこれで終わりか?」
スカビオサ「いや…むしろすぐ次が…」
プルメリア「次は新年の初夢でまた忙しくなりますわ…どうしてこう人間が夢を見たがるようなイベントが連続するのですか!?」
アイク「…そういえば新年はそうだったな」
スカビオサ「だから今はつかの間の休息…元気チャージしなきゃ…アイク、ぎゅーしてぎゅー」
アイク「ああ、ほら来い」
スカビオサ「んふ…ぎゅー…あー…いい…気分上がる…」
プルメリア「ちょっと、自分だけ…つ、次は私ですからね」
シグルーン「ではその次は私も」
サナキ「お前は元気いっぱいじゃろ、それにお前は別の意味で元気になりたいだけであろう」
プルメリア「はあはあ…だ、ダメですわ…アイクにハグされてるとこう…忙しかった反動で…ベッドに連れて行ってくれないと収まりが…」
スカビオサ「…実は私も」
サナキ「お前らもか!?」