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Last-modified: 2023-01-06 (金) 23:28:06

【ガルグ=マク大修道院門前】
ベレス「……………」ソワソワ…
門番「おやベレス先生、おはようございます!」
ベレス「……ああ、おはよう門番さん」
門番「お出掛けですか?随分おめかししていらっしゃるようですが」
ベレス(ベレー帽+伊達メガネ+ファーコート)「うん、今日はずっと楽しみにしていた日なんだ……あ、来たね」
エーデルガルト(キャスケット+ミリタリーコート+ジーンズ)「師ーっ!おまたせー!」
ベレス「ううん、全然待ってないよ、それじゃ行こっか………じゃあね、お仕事頑張ってね」
門番「で、デートでしたか……そう言えば今日はクリスマスイブでしたね、いってらっしゃいませ!(敬礼)」

 

ベレス「にしても、今日のコーディネートはいつもと雰囲気が違うね?なんだかカッコいい感じ」
エーデルガルト「今日は私がホスト役だからね、ちょっとカッコつけてみたのよ。そういう先生こそ、そういう可愛らしいのも素敵よ」
ベレス「今日は引率される側だからね。楽しみにしてるよ、王子様」
エーデルガルト「ふふ、ではお手をどうぞ、お姫様」
ベレス「っ!……じゃあお言葉に甘えて(恋人繋ぎ)」
エーデルガルト「ふふ、普段はお互いに多忙なんだから、偶のデートの時くらいはこれくらいハメを外してもバチは当たらないわよね」
ベレス(この程度のイチャイチャなら、臆せずに応じてくれるんだけどなぁ……)
エーデルガルト「さあ、行きましょう、師!」

 

【服屋】
ベレス「正直、おしゃれを考えて服を見るって事があんまり無いんだよね」
エーデルガルト「まあそうだろうとは思うけど、いつもの服は結構な物に見えるわ」
ベレス「アレはジェラルトが用意してくれたんだよ」
エーデルガルト「そ、そうなの(あの網タイツもジェラルトさんの趣味なのかしら……)」
ベレス「…でもまあ、こういう機会もそうそうないし、ちょっと選んでみようかな」
エーデルガルト「ふふ、いいんじゃないかしら」
ベレス「エルエル、魔封じの盾と銀の盾、どっちがいいかな?」
エーデルガルト「師っ!!!」

 

【ゲームセンター】
ベレス「一発で取れた」っニャオハのぬいぐるみ
エーデルガルト「私の分までありがとう」っホゲータのぬいぐるみ
ベレス「お安い御用だよ、エルぬいぐるみ好きだしホゲータ気に入ってたみたいだからから」
エーデルガルト「ラウドボーンって炎と闇魔法(特殊ゴースト技)を操る魔力(特攻)の高い耐久型だから、なんとなくシンパシー感じるのよね(あとホゲータ単純に可愛いし)」
エーデルガルト「……にしても師ってクレーンゲーム
上手かったのね」
ベレス「まあ技には自信あるから、大体のプレイヤーの私が盗賊からアーチャーも取ってアサシンだからね」
エーデルガルト「クレーンゲームに技って関係あるの……?」

 

【エリンシアの弁当屋】
ベレス「ランチのお店にこのチョイスは盲点だったな」っ超大盛りミックスフライ弁当
エーデルガルト「以前お店の方でのエリンシアさんの料理は食べた事ないって言っていたし、折角の機会だしね」っフィッシュフライサンド
エリンシア「ありがとうございます……あ、エーデルガルトさん」
エーデルガルト「何かしら?」
エリンシア「いつもベレスちゃんからお話を伺っていますわ、今後ともどうぞよろしくね」
エーデルガルト「ええ、勿論よ。師は私が守るわ」
エリンシア「あと余り待たせすぎないであげてね」
エーデルガルト「ぜ、善処するわ(汗)」

 

【書店】
エーデルガルト(あ、安達とし○むらと私の初恋相手が~の新刊出てるのね、買っておきましょう)
ベレス「…はい、宛名はガルグ=マク大修道院でお願いします」
エーデルガルト「先生は何を買ったの?学院で領収書を切ってたみたいだけど」
ベレス「学術書と料理本だよ。当然だけど授業や部活で使う物だからね」
エーデルガルト「成程………いやちょっと待って、学術書の方はいいけど、『安く作れるドカ盛り料理』だの『お家で作る猫ご飯』だのはかなり趣味が混じってない?セテスさん許してくれるの?」
ベレス「さ、早く行こう、時間は有限だよ(目逸らし)」
エーデルガルト「師っ!!?」

 

【カミラのアクセサリーショップ】
エーデルガルト「素晴らしい仕事ね、流石はヒルダの推薦だわ」コソコソ
カミラ「ありがとう。ふふふ、頑張ってね」コソコソ
ベレス「う~ん、アクセサリーなんて服以上に考えてこなかったな」
エーデルガルト「まあ師が飾りっ気が無いのは知ってたけど……折角だし何か選んでみたら?」
ベレス「でも…ステUPの指輪とかならまだしも、何の効力もない飾りで装備欄を埋めるのはちょっと……」
エーデルガルト「師っ!!!メタい上にいろんな方面を敵に回すわよその発言!!?」

 

【映画館】
エーデルガルト「通りすがったからデートの定番だし足を運んではみたものの…」
ベレス「エルも私も映画あんまり見ないよね、普段みてる小説やドラマが映画化っ!とかがあったわけでもないし、エフラムが出てる奴も今はやってないし」
エーデルガルト「あ、でもこれ、『病気の飼い主とペットの猫の感動巨編』ですって。師m」
ベレス「見る」

 

【夕食】
ベレス「すごくよかった」ジ-ン
エーデルガルト「終わった後、速攻で売店で原作小説買っていたものね」
ベレス「………にしてもエル、今ってデートのディナーだよね?」
別の席で接客してる漆黒の騎士「この焼石を使われよ」
ベレス「………なんでしっこく家族?」(4Kgステーキ(チャレンジメニュー)をガツガツいきながら)
エーデルガルト「と言いつつモリモリ喰らうのね……まあお上品はコース料理もいいけど、正直柄でもないし、それより師にはお腹いっぱいになってほしいから。いっぱい食べてる師、好きよ?」
ベレス「……ふふ、そっか(ガツガツ)。ところで、この後はどうするの?もうガルグ=マクに帰る?」
エーデルガルト「ああ、それなんだけどね………」

 

【公園】
<キラキラキラキラ>
ベレス「うわあ、凄いね。クリスマスイルミネーションか」
エーデルガルト「さっきのお店、丁度この公園に近かったのもあったのよ。デートの締めとして師とこの景色を、と思ってね」
ベレス「うん…最後に相応しく、とても綺麗だね……」
エーデルガルト「ええ……」

 

エーデルガルト「…………………それでね、師。その、本当のデートの最後に、渡したいものがあるの」
ベレス「なんだい?」
エーデルガルト「これ、受け取ってくれるかしら………?」っ小箱
ベレス「これは……指輪?」
エーデルガルト「婚約指輪よ………その、学生の身分だとあんまり恋人らしい事は出来ないけど、だからといって師を不安にはさせたくないから」
ベレス「成程……つけてみてもいい?」
エーデルガルト「…勿論よ」
ベレス「ありがとう(スッ)………ふふ、凄く綺麗だね、イルミネーションが霞んで見えちゃうくらい」
ベレス「嬉しいよ、エル。最高のクリスマスプレゼントだ」
エーデルガルト「こちらこそ、受け取ってくれてありがとう」
エーデルガルト「………これからも末永くよろしくね、師」

 
 
 

ベレス「そう言えば………勿論嬉しいけど、今貰っちゃって大丈夫なの?他のみんなから抜け駆けする形になっちゃうんじゃ…」
エーデルガルト「大丈夫よ、ちゃんと了解はとっているわ。それにリシテアとコンスタンツェとモニカの分もちゃんと用意してあるし、明日のクリスマス会の後に渡すわ」
ベレス「成程ね……でもそうなると、なんで私にはちょっと早くくれたの?」
エーデルガルト「それは…その………………師最近、年齢の事気にしてるみたいだったから」
ベレス「………………………………………うん」