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Last-modified: 2023-01-06 (金) 23:38:56

サクラ「いよいよ今年も終わりですね…では大掃除を始めますか」
エマ「うん、元メイドの血が騒ぐよ!」
エフラム「二人とも襷掛けまでして気合いが入ってるな…俺は自分の部屋は片付けたから手伝うか?」
サクラ「助かります、メイドさんに全て任せるわけにはいかないですし。恐らく兄様の説得が必要な状況になると思われますので…」

 

ノノ「掃除終わらない~!」
ンン「普段から片付けてないからなのです、ファなんてもう終わってますよ」
サラ「こっちは私たちでやるから兄様たちは別の方をよろしく、大変かもしれないけど」
エフラム「というと、やはり…」

 

エマ「うわあ…そこらに絵がいっぱい…」
エフラム「確かに部屋にこもりがちだが、普段は片付けていたような…」
ベルナデッタ「いやあその…いいネタが浮かぶとタブレットももどかしくてすぐスケブに描く…というのが続きますとどうも…」
サクラ「こ、これはまた…ずいぶんと過激な漫画が…」
ベルナデッタ(ちょっ!?それは内緒に…)
サクラ(わ、分かりました…で、でも後でちょっと、よ、読ませてもらっても…その…今後の参考にといいますか)
エマ(じ、じゃああたしもちょっとだけ…)

 

エマ「はーい、お部屋掃除するから出てって」
ヴェロニカ「うう…」
スラシル「そんな…ひどい…」
エフラム「いや…掃除する間だけだから少し我慢してくれ」
エンブラ「ちょ…この私を部屋から追い出すなどとぉ…それに掃除はエルムにやらせるから今はだなぁ…」
サクラ「エルムさんから言われました『僕はエンブラ様に忠誠を誓ってるし裏切らないけど掃除はエンブラ様のためになるからやっちゃってくれ』と」
エンブラ「あ、あいつめぇ…」

 

サクラ「はい、ベッドも布団も掃除するのでどいてくださいね」
大人チキ「うぅ…まだ寝たいのに…」
ナーガ「あの…もう少し寝たいのですが」
サクラ「掃除が終わるまでは起きていてください」
大人チキ「あと1時間くらい…」
サクラ「起きていてください」
エフラム「サクラも強くなったな…」

 

ベロア「捨てるものはありません」
エマ「えっと…でもこの布の切れ端みたいなのは…」
ベロア「それも私の宝物ですので」
サクラ「これは…石…ですよね…さすがにこれは捨てても…」
ベロア「駄目です」
エフラム「ベロア…大事なものがあるのは分かるが、整理することも必要だと思うぞ」
ベロア「ううう…じゃあエフラムさんが私のお願い聞いてくれたら片付けてもいいです」
エフラム「わ、分かった、構わないぞ」
ベロア「うふふ…じゃあどうしましょうか…」
サクラ「なんとか掃除できそうですね…」
エマ「ベロアは捨てないときは本当に何も捨てないからね…」
サクラ「さあ急ぎましょう、でないと今年中に終わりませんから」
エマ「毎年のことだけど、今から来年が心配になっちゃうよね…」