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Last-modified: 2023-02-21 (火) 21:59:35

セリカ「うーん…」
アルム「どうかした?」
セリカ「その…身内に女神が増えたなと思って…神竜王ナーガに混沌の女神ユンヌ、白夜神社のキヌにセイロスのソティス、閉神エンブラと…」
アルム「改めて考えると錚々たる顔ぶれだね…」
セリカ「他にもロプトの事実上のトップやセイロスの重鎮もいるでしょ、私はミラ様の神官でもあるし…これって後世の記録にどう残るのかな…」
アルム「…ちょっと想像しにくいかもね」
セリカ「もう結構経ってるけど…神官として改めて挨拶に行った方がいいのかな…でも何か気が引けるような…」
アルム「それなら僕も一緒に行くよ。ちょうど旬の野菜とか果物が採れたし、手土産にすれば話しやすいんじゃないかな」

 

セリカ「…ということで改めてご挨拶に伺った次第でして…」
ナーガ「まあ、そのようなことは気にしなくても良いのですよ」
エフラム「セリカは信心深い分そういうところは律儀だからな」
アルム「これ、僕の畑で採れたものだけど、よかったらどうぞ」
ソティス「ほう、まあ野菜やら果物は捧げ物としては定番じゃのう。お、ほうれん草は今が旬じゃからな、おひたしにでもして食べたいのう」
レア「胡麻和えも良いですよお母様」
ベレト「どっちもいいな、早速調理してみるか」
エンブラ「チョイスが年寄り臭いぞぉ…もっとこう…スイーツっぽくはできないのかぁ?」
キヌ「りんごとかみかんもあるからサクラとエリーゼに頼んでお菓子作ってもらおーよ!」
ユンヌ「でもそっちも大変でしょ、ミラは人間には甘いからその分現場が頑張らなきゃいけないんじゃないの?」
セリカ「そこはミラ様の信徒としてやりがいがある役目というか…」
アイク「ユンヌはミラのことをどうこう言うより自分が仕事しろとアスタルテに愚痴られていると聞いたが…」
エンブラ「そうだぁ…お前が一番仕事してないだろぉ」
ユンヌ「はぁ?あんたが一番サボってるでしょ!?」
エンブラ「あんたよりはしてるしぃ…この前もちっこい血族に力やったし」
ヴェロニカ「別にくれとは一言もいってない…まあ力は増したけど、これならサラにも勝てるかも」
サラ「へえ…ずいぶん言うじゃない、杖じゃなくて魔道を使うときの私に勝てるつもり?」
ヴェロニカ「…ためす?今ここで」
ナーガ「あら…良いのでしょうか、力を授かったヴェロニカと出し惜しみしないサラがぶつかっても」
エフラム「加減はするでしょう、色々言っても仲が良いですから」
キヌ「力比べなら次はアタシもやろっかなー」
ユンヌ「面白そうだからやりなさい、混沌大歓迎!」
セリカ「…止めなくていいの?」
ソティス「何かあればわしが戻してやるから構わんじゃろ」
レア「お母様がそうおっしゃるなら安心ですね」
アルム「身も蓋もないなあ…まあ僕らもミラ様の似たような道具知ってるけど…兄さんたちは止めなくていいの?」
アイク「手合わせならむしろ積極的にやるべきだろう」
ベレト「本気でぶつからなければ分からないこともある、これも教育の一環だ」
アルム「そうだ、こういう人たちだった…」
ヴェロニカ「あたしが勝ったら明日のおやつ半分もらうってのは?」
サラ「まあ…なんでもいいけど。かかってきなさい、退屈はさせないでね」
エンブラ「おー…やれぇ…ロプトのとこの娘に負けるなぁ」
キヌ「じゃあアタシはサラのほう応援しよっと、頑張れー!」
アルム「本当に誰も止めないなあ…うわ!こっちに攻撃が飛んで…!」
セリカ「女神が身内になって騒動が大きくなってるような…」