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Last-modified: 2023-02-26 (日) 23:57:19

20XX年、突如浮上した大地、グラドロン帝国より首領ソンブル率いる幹部「四狗」と異形兵団が紋章町への襲撃を開始した。
 街の人々は突然の事態に逃げ惑うしかない中、特殊部隊エレオスの司令官ルミエルは、新たに開発された力を与える特殊な指輪を彼女の息子であるアリヤを始め5人の若者に託し、人々を守る戦いに身を投じたのである。

 

ディアマンド「絶望を打ち砕く武力 ブロディア・レッド!!」クラドホルグを構える
アルフレッド「人々に笑顔を与える豊穣 フィレネ・ブルー!!」ブリューナクを構える
ミスティラ「困難をも楽しむ自由 ソルム・イエロー!!」フラガラッハを肩に担ぐ
アイビー「如何なる難局をも乗り越える叡智 イルシオン・グリーン」レンダヴィルを引き絞る
アリヤ「人々の希望を繋ぐ絆の光 リトス・ホワイト!!」リベラシオンを掲げる。

 

アリヤ「我ら!!」
5人「神竜戦隊エレオスレンジャー!!」
アリヤ「人々の平和は、私達が守ります!!」

 
 

サラ「……とこんなに企画を考えたのだけどどうかしら?」
アリヤ「とても良いですね、まだまだ開放されたばかりのエレオスのPRにピッタリです」
サラ「兄様から義兄様達がエレオスのために色々考えているって聞いて考えたの、もし契約できるならFETVとの伝手もあるから話はすぐ進めるはずよ。
   勿論義兄様の体の具合や他の人達の了承もあるけど」
アリヤ「私は大丈夫です、ロイ達のお陰でリハビリも進んでますし、彼らにも話はしてみます、確定では無いですけど、多分区の為と言えばみんな手伝ってくれるとおもいますから」
サラ「ええ、楽しみに待ってるわ」
ンン(仕事の増えそうなシナリオ担当さん、ご愁傷さまなのです)

 

 その後話を通したところルミエルは即了承、友人達も若干恥ずかしがったアイビーを除けば直ぐに了承してもらい企画は通ることとなる。
 だが話が広がった結果謎の少女、ヴェイルやマスコット、ソラの登場など企画が膨らみシナリオ担当が四苦八苦する場面があったがいざ放送すると大人気となり、覇王に並ぶロプ芸の看板特撮の一つとして名を連ねることになる。

 

アンバー「おーいジェーデ、執筆の調子はどーだ?」扉knock!
オオオ………アア……>扉
アンバー「……おいジェーデ、大丈夫k」
金髪ポニテオールバックのミイラ「………オオオモイツカナイィ………ドウスレバァァ………」
アンバー「う、うわあああああああ!!??ジェーデぇぇぇぇぇ!!!??」

 

\ガツガツガツガツ/
ジェーデ「ふぅ、騎士は生き返った………」
アンバー「よかった、本気で肝が冷えたぞ………にしても、難航してるのか?」
ジェーデ「………ええ、今では筆の気の向くままに書いていたけど、今回は依頼を受けて制約がある上で書いているからね。正直、安請け合いしなければ良かったと言う思いが何度も頭を掠めたわ」
ジェーデ「それでも、ディアマンド様から直々にいただいた、ディマンド様がレッドな特撮の脚本の執筆だもの。絶対に成し遂げてみせるわ」
アンバー「おお、流石ジェーデだぜ!……そーだ、これ差し入れ。ウチの牧場で採れたアルパカ毛を使ったネックピローとアームカバーだ!」
ジェーデ「あら、ありがとう、助かるわ。これでもっと長時間執筆出来る」つ眠○打破の箱ドン!
アンバー(………もしかして差し入れのチョイスまずったか?)

 

イリオス「あのドケチクソ社長がぁ~! 仕事状況見てから新しいの受けやがれってんだぁ!!」
セーラ「また新企画?」
ドロシー「何でもエレオスの方達と協力したヒーローものらしいです」
ユアン「相変わらず大変だねぇ」
イリオス「お前らも大概呑気だよな……まぁいいさ、今回は一部シナリオを外部受注してるから、少しはマシだ」
シャーロッテ「そうなんですか?」
イリオス「ああ、レッド主役回限定だし話のすり合わせはあるが始めから全部自分でやるより遥かにマシだわ」
セーラ「良く社長が了承したわね、依頼のぶん余計にお金使いそうだから避けると思ったのに」
イリオス「んなわけあるか、してくれたのは偉大なるスポンサー様、というか企画を持ち込んで来たロプ芸様だよ」
ユアン「サラが?」
イリオス「ああ、向こうにそういうの書ける人材がいるらしいからそちらで都合すると、給料も向こう持ちだとよ」
ドロシー「成程、それなら社長の懐も痛みませんね」
イリオス「おかげで多少時間できるからやっと新作FEが出来る、まだ半分も進んでねえんだぞ」
ユアン「発売してもう一月半経つのに」
イリオス「毎日の忙しさと仕事疲れで全然進まねぇんだから、この仕事片付けたら有給申請してやる。
     文句言わせねえ仕事してやるから覚悟しやがれよ社長」
シャーロッテ(その頑張りと勢いをもう少しお嬢様に向けてやれば話が進みやすいだろうにヘタレが……)