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Last-modified: 2023-03-05 (日) 23:11:53

セリーヌ「わざわざお時間を作っていただきありがとうございます、カムイさん」
カムイ「んーん、気にしないで!お姉ちゃん達のお友達だし、私もエレオス地区の人とお話しせてみたかったから!」
ジョーカー「紅茶をお持ちしました」
フローラ「お土産に頂いたオレンジで作ったオレンジパイになります」
セリーヌ「まあ美味しそう!失礼ですが頂いてもいいかしら?」
カムイ「どーぞどーぞ!」
セリーヌ「では………まあ、どちらもとても美味しいわ!私、紅茶にはうるさいのだけど、これ程の味を出せる人は中々いないわ!ウチのルイにも引けを取らないくらい」
セリーヌ「お茶菓子の方も、紅茶にピッタリな仄かな甘みで、ついつい手が伸び過ぎてしまいそう!」
カムイ「そーでしょそーでしょ、二人とも私の自慢の従者だからねー!後こっちとしてはジョーカー並みの腕前のルイさんとやらも気になったり」
セリーヌ「私の自慢の執事兼騎士なんですよ。いつかいらして下さい、美味しい紅茶をご馳走しますから」
カムイ「楽しみにしておくね!……と、そう言えば今日はどんなご用で?」
セリーヌ「はい、カムイさんはその若さでホールディングスを立ち上げ、様々な分野に挑戦し、その多くで成功を納めてきたと伺いました」
カムイ「照れるなー、まあ事実だけど」
セリーヌ「同年代の者として、色々ご教授頂ければと。例えば、その若さでどうやって人の心を射止めているのか……とか」
カムイ「う~ん、よくインタビューとかでも聞かれるんだけど、上手く説明できないんだよね。本当に自然体で頑張ってるだけだからさあ」
セリーヌ「……何というか、カムイさんは初対面でもコミュニケーションに臆さないですよね。あと、好きな物の話をする時がとても楽しそうでした」
カムイ「あ~それはあるね!世界中の色んな人とお話ししてみたいし、素敵なモノは皆んなに知ってもらいたい!」
セリーヌ「それを曇りなく実行するのって、案外難しい事だと思うんです。貴女のそんな純粋な人柄が、人を惹きつける秘訣なのかもしれませんね」
カムイ「な、なんかそうやって分析されるとちょっと恥ずかしいね//」
カムイ「………そー言えば、セリーヌはなんでそんな事わざわざ聞きに来たの?フィレネの跡目を継ぐのはお兄さんなんだよね?」
セリーヌ「……まあ確かにそうなのですけど、私の方でも色々とわかっておけるなら、それに越した事はないでしょう。………それに、何事にも不測の事態という物はあるじゃないですか(ボソッ)」
カムイ「………………………」
ジョーカー(………………今僅かにだが、今まで全く揺らがなかった瞳がゆらいだな)
フローラ(一瞬の間に見えたあの瞳の色は……悲しみ、恐れ、そして覚悟、でしょうか?)
カムイ「……オーケー、野暮な事聞いてごめんね!お詫びに今日は幾らでも好きな事語っちゃうよー!)
セリーヌ「……ふふ、ありがとうございます」ニコリ!

 

カムイ「………とまあこんな所かなあ」
セリーヌ「ありがとうございます、とても為になりました」
セリーヌ「………所で、話は変わるんですが、カムイさんはスキンシップで相手の心を広くのが得意だと伺いました」
カムイ「え?うん、まあそうだけど…それがどしたの?」
セリーヌ「私にはとても可愛らしくてぷにぷにな年下の女の子のお友達がいるんです。もっと仲良くぷにぷにしたいのですけど、その娘は立場がある身故に恥ずかしがってぷにぷにから逃げられてしまう事も少なくないのです」
セリーヌ「音に聞くカムイさんのスキンシップ術なら、気高いあの娘も観念してぷにぷにされてくれるんじゃないかと」
カムイ「ふむ………フェリシア、ちょっとおいで」
フェリシア「は~い、なんでしょ~?」
カムイ「そりゃっ!!」ガバッ!
フェリシア「うひゃあ!!?///ななななんですかぁ!!?///」
カムイ「よ~~しよ~~し、フェリシアはここ撫でられるのがいいんだよね~♪」ナデナデナデ
フェリシア「ふぁ、ふぁ、ふにゃぁぁぁ~////」
セリーヌ「すごい…あっという間にトロトロに…」
カムイ「ふふ、フェリシアは本当に可愛いね~………とまあこんな感じだけど、私だって決して最初からこんな風に癒せた訳じゃないの。それなりの苦労は必要になるよ?」
セリーヌ「望む所です、学業にバイトに自分磨きに全力なオルテンシア王女の為に、必ずやヒーリングぷにぷにを習得してみせます…!」
カムイ「その意気や良し!それじゃあ最初に教えるのは……」
フローラ(………なんか場の空気がシリアスからアホに急転直下しましたね)
ジョーカー(というかぷにぷにぷにぷにしつこいな、なんなんだこの女)
フェリシア「ふにゃぁ~ん////」

 
 

オルテンシア「えーと3番テーブルの注文は………くちゅ!」
ロサード「わ、オルテンシア大丈夫?」
アイビー「体調悪いならもう上がったら?」
オルテンシア「だ、大丈夫だって~!………誰かが私の事カワイイって噂でもしたのかな?」