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Last-modified: 2023-03-26 (日) 23:39:50

エイリーク「………」
リュール「?」

 

エイリーク(…どうして私とセリカ以外はみんな巨乳なんでしょう…貧乳の姉妹が増える事はあるのでしょうか…)

 

ミカヤ「思えばあの子達も色々成長したものよねぇ」
エイリーク「あの子達って、アリヤ兄上とリュール姉上ですか?」
ミカヤ「ええ、今だから言うけどあの子達、昔はかなりやんちゃ坊主&お転婆娘だったのよ」
リュール「ちょ! 姉さん!!」
ミカヤ「良いじゃない、可愛い思い出話よ……ただまぁ、私の方でも問題があったんだけどね」
カムイ「お姉ちゃんの方でも?」
ミカヤ「当時は両親も忙しくて顔あわせられないし、私も仕事してて中々構ってあげられないときがあったの。
    あの子達はお手伝いは当然だからと受け入れてたんだけど、中々鬱憤があったみたいでねぇ」
リュール「………///」
ミカヤ「合間に近所の竜族の友達と邪竜退治ごっこと言って野良竜や偶々近くに居たメディウスさん追いかけ回してたりしてたっけ」
エフラム「まさか昔チキ達が竜王家で邪竜退治ごっこをしていたのは」
ミカヤ「当時の竜族に教わったのでしょうね」
アリヤ「その、ご迷惑おかけしました」
リュール「竜王家まで一緒に謝ってもらい、すみませんでした」
ミカヤ「いいのよ、今にすれば、いい思い出だわ、後ちょっとした悪戯として龍脈的力を使えたから山で地震起こして雪崩作ったりとか」
マルス「悪戯ってレベルじゃありませんよねそれ」
カムイ「でもそんなのからなんで今の礼儀正しいお姉ちゃん達になったの?」
ミカヤ「きっかけとしてはね、偶々手違いで自分の作った雪崩にあの子達が巻き込まれたのよ」
エイリーク「ええ!?」
ミカヤ「まぁ竜の生命力だからしばらく気絶しただけで済んだんだけど、気絶した二人を助けたのがルミエルさんだったのよ」
カムイ「そ、そうなんだ……」
リュール「母さん……ルミエル様には、本当に良くしてもらいました」
アリヤ「冷えた身を看病して、悪戯を叱ってくれて、姉さんが迎えに来るまで一緒に話したり遊んだり、優しくしてくれたんです」
ミカヤ「それから二人がルミエルさんに懐いてね、寂しかった二人に仲の良いお姉さんが出来て、一緒に過ごせたのは、安心したわ。
    それからしばらくして彼女から養子のお願いが来たの」
マルス「養子ですか」
ミカヤ「二人がルミエルさんを慕っていたのと同様彼女も二人を気に入っていてね。
    口減らしみたいでなんだけど、正直他の兄弟も生まれて家計が難しくなってたし、何よりあの子達がそれを望んだの、だから眠る前までエレオスにいたのよ」
エイリーク「そうだったんですか」
ミカヤ「正直帰ってきたら驚いたわ、当時だから写真がないけど、昔この子達の髪は真っ赤だったのよ、それに黒い服も好んで着ててね。
    帰ってきたら今のような2色の髪で白い服だったからね」
リュール「私達もなぜかはわからないのですが向こうにいるとき向こうの力を吸収したのか次第に変わって、服は母さんの好みで着せて貰ってたんです」
アリヤ「私達も母さんの白い服、綺麗で憧れてましたからね」
エフラム「そうだったのですね、しかし兄上達の過去、意外でした……エイリーク?」
エイリーク「姉上は龍脈を使える、それなら……そういえば龍脈をつかえる人はカムイ、エリーゼさん、カミラさん、ミコトさん……なら私も龍脈を使えるようになれば」
カムイ「落ち着こう、ヒノカお義姉ちゃんとサクラを飛ばしてるから」
エイリーク「カムイ! お願いです、始祖竜の血を売って下さい!!」
エフラム「エイリーク、落ち着け!!」
エイリーク「いいえ退けません! 大きくするためなら私はなんだって!!」

 

ワーワーギャーギャーコノヒトデナシー!!

 

リュール「賑やかですね」
アリヤ「あの頃の静かで寂しい我が家は、もうないんですね」
リュール「賑やかなのもいいですけど、そろそろ止めますか」
アリヤ「折角の我が家が、壊れてしまうかもしれませんからね」

 

二人(姉さん、母さん、私達を見守って、ここまで育ててくれて、ありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願いしますね)

 

ラーチェル「貧しくなどありませんわ。微乳…いえ、美乳。すらっと整って美しいのです。エイリークの胸は。吸ったり揉んだりしているわたくしが言うのですから確かです!」