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Last-modified: 2023-04-02 (日) 23:48:05

メイドC「年齢で言えば私と同じくらいなんですが、積極的ですねー」
メイドB「各勢力から派遣された私達と違って、野良出身の子達は、ご主人様に拾ってもらった御恩もあるからかしらね。
     ところで、先輩」
メイドA「なんでしょう?」
メイドB「お茶会があるわけでもないのに、どうしてクッキー作ってるんです?」
メイドA「およそ20分後にエンブラ様が『チョコチップクッキー食べたい』と思われそうなので、その準備ですが」
メイドC「未来予知!?」
メイドB「覇王家愛が高じた結果、新スキル取得してるし」
メイドA「ああ、訓練後のンン様が軽食をお求めになられますね。そちらは写し身に頼みましょう」
メイドA´「勿論既に、完成と同時に配膳できるよう、調理を始めていますよ」
メイドB「写し身使うくらいなら、私達にも仕事ください」
メイドC「ご褒美マッサージ権の独占禁止です!」
メイドA「では、カザハナ様とアメリア様も、夕食に影響しない程度の物をお求めになられるので、そちらをお願いします。
     サンドイッチを2つずつが適切でしょう」
メイドB「ご主人様とミルラ様とネフェニー様の分は良いんですか?」
メイドA「エフラム様とネフェニー様は、まだ体力に余裕があるため、断られてしまいます。
     ミルラ様は、夕食が食べきれなくなることを懸念されるようです」
メイドB「お一人に1つずつで5つ持って行ったら、余っちゃいますね」
メイドA「その場合、エフラム様が1つ召し上がるでしょう。問題はないかと」
メイドB「……サンドイッチとは言え、ご主人様にお食事を提供したって知られたら、竜王家派遣の人達が怖いなぁ。
     向こうと合同で作ることにします」
メイドC(予知が当たる前提で動く辺り、B先輩も慣れてるなー)

 

バットグリーン「エルム様から派遣されー」
バットブルー「エンブラ様のお世話にきたらー」
バットレッド「もうばっちりお世話されてた件」
バットグリーン「どうする?メイド服着る?」
バットブルー「天井からぶら下がって寝る。着替えるのは起きてから」
バットレッド「私ら夜行性だしね。エンブラ様もどうせ夜型だし」

 
 

リーフ「ずるいやずるいや!僕のとこには誰もいないのに兄さんとこにはモブメイドさんが大勢いて羨ましいよ!」
エフラム「お前に雇われようという者はいるはずもないぞ…」