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Last-modified: 2022-01-01 (土) 00:01:32

クロード「どーも、クリスマスなんだが、今回も目安箱の開封を行っていきたい。
ディミトリとエーデルガルトは外してるので今日のゲストはファフニールさんとレギン、アスク地区のアシュさんとハンネマン先生に来てもらってる」
レギン「よろしくなの!」
ファフニール「俺で悩みの解決の手助けが出来るかはわからんがよろしくな」
アシュ「な、なんだか来ちゃったけど…よ、よろしくお願いします」
ハンネマン「そう固くならんでも構わんよ。宜しく頼む」
クロード「さーて、1発目は…この時期らしい相談だな。『今年こそ進展をしたいけど中々手を出してくれません。どうやったらその気にさせられるのでしょうか…』
うん、大体誰だか分かったわ。この手の相談に備えてファフニールさんを呼んでるから頼めるかい?」
ファフニール「ああ、構わねえが…女同士とかはよく分かんねえぞ?同性愛を非難してる訳とかじゃねえからな」
ハンネマン「分かっている。頼むぞ、ファフニール殿」
ファフニール「まあ、俺と嫁の場合なんだが…ムードや空気は多少は考えたな。そんでまあ…もう一歩進んだのはある程度経った時だし」
レギン「やっぱりそこは大事なのね」
クロード「いきなり手出しするのはどうかと思うしな。ちなみに今回の件は恐らく好きあって結構経ってる」
ファフニール「要はヘタレてるって訳かよ…。そういう時は雰囲気がそれっぽくて自分と相談、相手にも持ちかけてみるのが良いんじゃないか?仮に終始手出しできなくてNTRなんてそれこそシャレにならんぞ」
ハンネマン「彼女達の間でそれはあり得ないだろうがな」
クロード「でも10数年後には妖精が見えてたりして」
アシュ「はわわわ…ぷしゅー…(///)」
クロード「…すまん、アンタには刺激が強すぎたな」
レギン「こういう話に慣れてきたの。私も馴染んできたの」
ファフニール「まあ相談者も頑張ってるみてえだし、上手くいってくれよ」
クロード「こういう相談ってディミトリいてくれるだけでも大分違うよなー」

 

クロード「さて、次の相談だが…『片想い相手に想いが伝わらない…どうすれば振り向いてくれるんでしょうか』これも誰だか見当が着くな…」
アシュ「片想いですか…。この街は恋が盛んなんですね」
クロード「そいつは人によるな。恋愛に打ち込む人間もいりゃ、趣味や仕事に打ち込む人間もいるし」
ハンネマン「我輩達は正直恋愛とか考えられんから研究や発明に時間を使ってるな。何より我輩はもう年だ」
レギン「私たち3人は現状では発明と研究の方が好きなの」
アシュ「街は浮き足立ってるけど貴方達がその人達と違うのはだからなんですね」
ファフニール「まあ趣味に打ち込むのは悪くねえ。人様に大迷惑かけなけりゃ良いんだ。かけたらそれ以上のリカバリーは必要だがな。
ところで相談の返答だがよ、お前さん、ワンチャン転がってくるなんて思ってねえか?」
ハンネマン「我輩の予想が正しければ相談者にワンチャンは難しいんじゃないかね?相手は相手の幼馴染に恋心を持っていることに気づいていないようだからな」
クロード「だからこそ相談してるんじゃねーの?ケンカし合ってるけど相手は今年もオー…いや、幼馴染と一緒にクリスマスを過ごしてるみてえだぜ」
ファフニール「オイオイ、絶望的じゃねえかよ…。けどな、本気で振り向かせたいのならまだ付き合ってない今がチャンスでもある。
それに相手はまだその幼馴染が好きだって事に気づいてねえ、嫌われてねえなら少しばかり積極的に行ってみな。振られる事や玉砕を恐れすぎて動けなけりゃ、タダでさえ難しいその恋は絶対に実らねえし振り向いてくれるかもなんて考えじゃ尚更だ。言い方は悪くなっちまったが本心から応援してるぜ」
ハンネマン「うむ」
アシュ「わ、私も応援します!」
レギン「なの!」
クロード「多くの男女に幸があらん事を…ってね」
レギン「似合ってない台詞なの」
クロード「うるせー。本心ではあるんだぜ」
アシュ「ふふ、仲良いんですね」

 

クロード「ラスト!…敢えて何も言わねえ!(アンタ何千歳だよ!?)」
ハンネマン「…これは(学園長…公になると厄介だぞ)」
アシュ「ど、どんな悩みなんですか?」
クロード「うん、あんたは知らなくてもいい。純粋でいてくれ」
アシュ「は、はぁ…」
ファフニール「とんでもねえ悩みだなオイ…(ミニスカサンタコスと裸リボンとどっちが喜んでくれるかって)」
レギン「はわわわわ…(///)」
ファフニール「まあ…そんな事より気持ちが大事なんじゃねえかな」
クロード「相手を純粋に祝いたいって気持ち?」
ファフニール「そうだな。今年もパートナーと一緒にいられることの喜びとかもな」
レギン「私もファフニールお兄ちゃん達とみんなといられるのが嬉しいの!」
ファフニール「おう、ありがとな」
クロード「こればっかりは絶対に公にしちゃいけねえ…(ヒルダ達に知れたら十中八九めんどくせえ事になるわ)」
ハンネマン「やれやれ、とんだ悩みもあったものだ」
レギン「シグルーンさんやミコトさんがいたら恐ろしいことになってたと思うの」
クロード「恐ろしい想像すんな!!ピー音案件じゃねーか!!」

 

クロード「うん、電話?てか現状の悩み?ゲッ!?」画面に映る地獄絵図
レギン「な、何なのコレ!?」
アシュ「あ、あのぅ…いつになったら手での目隠しをやめてくれるんですか…?」
クロード「あんたは見ちゃいけない!悪いがもう少しそのままでいてくれ」
ファフニール「ああ、こんなものは目に毒なんてもんじゃ済まねえ」
アトス『12月24日と25日はクリスマスなどではない!男祭りの日じゃ!!』
ゲブ『ぶふぅ!カップル達を邪魔するぞぉ』
レイドリック『ワシらに相応しい女子達を奪うぞ!』
ブラムセル『軟弱な男達よりもワシらをよく見るがよい!』
一部の賊・喪男達『『オーーーッ!!』』
ハンネマン「なんと悍ましい…。褌一丁に牛丼片手に店に乱入するとは…」
クロード「リアルにこ○亀の男祭りやるとか正気かよ…。しかも殆どが賊じゃねえか」
ハンネマン「観覧車やタワーにまで登るか…。見たところ、リーダーは大賢者か」
ファフニール「これは許せねえな。あんたら、ワープ装置とかは持ってるよな?」
クロード「お仕置きか。やるのは賛成だけどね」
ハンネマン「この様な形で人の恋路を邪魔する輩は許せん」
レギン「人として許せないの!」
アシュ「わ、私も手伝います!現地には行けなくても段取りのお手伝いとかくらいは!」
ファフニール「俺たちから連中にとっておきのクリスマスプレゼントをくれてやるぞ!」

 

ファフニール「殆どは観覧車と道路か。観覧車と連中の行進先にワープ装置の陣を付けて一網打尽にしてくれ」
ハンネマン「任せたまえ。レギン君、そっちは大丈夫かね?」
クロード「OKなの!ちょうど散布し終わったの!」
クロード「モノがモノだし散布はドローン任せだけどな」
アトス「12月25日はクリスマスなどではないわー!ワシらの辛さと苦しみを味わえカップル共!」
ブラムセル「そうじゃそうじゃ!ん…?」
レイドリック「ワ、ワープの陣がいつの間に!?」
ファフニール「一般人はいねえな。ワープのエリアに入ったのは全員褌一丁の連中、今だ!」
ハンネマン「一斉転送開始!」
ゲブ「ぶふぅ…ここはどこじゃ?」
サイクロプス「……」
ブラムセル「サ、サイクロプス!?何か様子が変だぞ!?ま、待て!脱がすな!そんなモノが入…アッーーーー!!!!!」
レイドリック「な、なんだコイツらは!?」
ノスフェラトゥ「……」
アトス「や、やめろ!押し倒すな!近いちか…ムグゥ!?」
レギン「お望み通り一人寝じゃないホワイトクリスマスなの!」
クロード「狂気のホワイトクリスマスだな…。それより準備手伝ってくれてありがとな」
アシュ「いえ、構いません。少しはお手伝いしたかったのもありますし」
ファフニール「カップル達も相当落ち着いたみてえだな。全員が自分を盾にして彼女を守ってるとは大したもんだ」
ハンネマン「何とか落ち着いたみたいだな」
ファフニール「ウチでパーティーやるんだけどよ、アンタらも来ねえか?手伝ってもらったしな」
ハンネマン「今日は家族と過ごした方が良いのではないかね?」
クロード「そうそう。厚意は有難いけどさ」
ファフニール「どのみちレギンやダグとパーティーやるんだろ?嫁と子供にも話は付けてる。嫁もレギンに会いたがってるしな」
レギン「ホント!?私も久々にお姉ちゃんに会いたいの!!」
クロード「けどよ」
レギン「折角だしみんなも行こうよ!」
アシュ「本当はちょっと…行きたいです」
ファフニール「そういうこった。遠慮なんざすんな」
クロード「んじゃ、ご厚意に甘えますか。ニザヴェリルとかヨトゥンとの交流は増やしたいしね。時間が経てばアスクとも」
レギン「私もアスクのこと気になるの!お話聞きたいの!」
アシュ「ええ、是非!」
ハンネマン「すまないね。ファフニール殿」
ファフニール「なに、気にすんな。たまには大勢で騒ぐのも悪かねえ」

 

ヘクトル「あの喪野郎どもめ! 牛丼のイメージを下げるような真似しやがって…うまいのに。こんなにうめえのに!」
ファリナ「怒るところはそこかい」

 
 

アッシュ「ああ………独りで斬るケーキは虚しい……僕の前にあの娘が座ってあの快活な笑顔が見られたら…くすん」
シルヴァン「だから相談の返事きてるぜ。積極的に行けって」
アッシュ「わかってはいるんですよ…」
シルヴァン「こういうのは慣れだって慣れ。よっし、慣れるためにちょっと街にナンパに繰り出そうぜ!」
イングリッド「こらバカ!真面目なアッシュがあんたみたいなチャラ男になったらどーする!悪影響まくな!」
シルヴァン「いや、俺はアッシュ君を応援しようと…ま、待って!?槍向けるな槍!?」
アッシュ(この二人も息合ってるなぁ…いいなぁ)

 

???「おばあちゃんが言っていた
『家族や友達と囲んで食べるご飯は、どんな高級料理よりもおいしいものだ』と」
ファフニール「確かにその通りだけどな、けど本篇じゃそのセリフなかったぞ
それよりももここは紋章町だし、お前の出番じゃないだろうに」