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Last-modified: 2023-05-01 (月) 00:00:58

マルス「なぜ君はエリス先生にルパンダイブをしたんだ、先生はいつも僕たちに優しくしてくれる人な上にマリクの恋人だと知っているはずだ。
    二人共穏便に収めてくれると言ってくれたが僕が許せない、これからベルン署に行く」
リーフ「僕は悪くない!! この衝動が悪いんだ!! この衝動が勝手に……」

 

 次に映った光景は衝動的にか殴られ倒れるマルス。
リーフ(なんだ……これは……)

 

ゼフィール「お前はそれ以前からもルパンダイブを繰り返していたそうだな、同情の余地もなし」
リーフ「滅相もございません、僕には無理でございます、このようにHPもあと僅かで……」
ゼフィール「お前は不死身で体力無限だろう、先日捕まえたものはHP一桁の状態では動くのすらやっとだったぞ」
リーフ「……」
ゼフィール「衝動が悪いと言うか……なら、今後衝動など起きぬよう冷凍刑に処す!」

 

 その言葉の直後、警官たちに引きずられ牢にブチ込まれるリーフ、その夜……

 

アトス「童帝のまま冷凍刑とは可哀想じゃのう、わしが助けてやろう」
リーフ(人外になる前の僕か?)

 

 突然現れたアトスに魔力を与えられ、脱獄したリーフは抑えきれない衝動のまま駆け抜け、そして、目の前には蔦で雁字搦めになった署長の姿が。

 

ゼフィール「貴様がどれだけ力を得ようとともモテぬことは変わらぬ……ワシを倒そうと無駄だ……
      お前の身勝手な欲望とともに報いを受けるときが必ず来る……」

 

 その言葉に思わず蔦の力が入りゼフィールの首を絞め落として悠々と帰宅していく。

 

リーフ「……という訳でこの人外の能力はアトスさんに貰ったものでね」
マルス「虚言もいい加減にしなよ二枚舌の大嘘吐きが!!」
リーフ「そ、そこまで怒らなくてもいいじゃないか、ネタだよネタ」
マルス「その僕もネタなんだけどね……そういえば思い出したよ、確か最初の会話は事実だったよね、先生にルパンダイブしたのも慌てて僕を殴ったことも」
リーフ「あ……」
マルス「君のしたことは他の誰でもない君が責任を取らないとね」つファルシオン
リーフ「か、勘弁してよー!!」
マルス「貴様アアア!! 逃げるなアア!!! 責任から逃げるなアア!」
リーフ「コノヒトデナシー!!」