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Last-modified: 2022-02-27 (日) 23:55:53

オッテル「ふぅ、今日もファフニール兄さんを影から見守る一日があっという間に終わってしまったな。充実した一日だった……」
エイトリ「それでだな…これとこれと…」つ薬草図鑑
ノート「ふむふむ……」
オッテル「………と、帰ってみたら脳筋がエイトリに勉強を教えてもらっているという衝撃的な光景が広がっていたぞ」
ノート「あらオッテル様、お帰りなさいませ!!!」
エイトリ「おーお帰り。今日もストーキングに精を出してきたのかい?」
オッテル「人聞きの悪いことを言うな、兄さんにもしもの事があった時の為に見守っていたのだ!」
エイトリ「あーハイハイ(棒)」
オッテル「にしてもどういう風の吹き回しだ?そいつに実験台以外で研究の手伝いをさせるだなんて」
エイトリ「あーアレだ、乙女の秘密ってやつさ」
オッテル「……結局大元が男だか女だか分かんない奴がそんな事言うなよ気色悪い」
エイトリ「いいんだよ今この瞬間は間違いなく乙女なんだから」
オッテル「……まあ乙女がどうたらって事は男の僕にはどうでもいい研究だろうから興味ないけどさ。あと疲れたからもう寝るから」
エイトリ「おーおーさっさと寝てしまえ」
扉<バタン!
エイトリ「………よしいったな。さてそれではおまたせ、さっきの続きだが、催淫効果のある物としてはパチュリにイランイランなんかは有名だな」
ノート「成る程、合法的な物でも結構あるんですね」
エイトリ「まあ、そういう気分になりやすくなるくらいで、理性を吹っ飛ばすような過激な物ではないからな」
ノート「まあそりゃあ市販品ならそうでしょうね」
エイトリ「だがそんな常識的なモノも、この私の開発した天然由来100%の薬液を混ぜれば、たちまち御禁制の薬をも凌駕する効能を発揮するのだ!」
ノート「おー!!」
エイトリ「まあ毒薬に混ぜれば毒性が、洗剤に混ぜれば界面活性剤の働きが倍増になる薬液なんだが、こんな使い方ならまだ健全だろう」
エイトリ「ともあれコレ混ぜたモノをオッテルに飲ませれば、あのブラコンホモだろうが君にルパンダイブしてくるだろうさ」
ノート「ふふふ…それは楽しみですわ!それじゃあ明日から材料集めて来ますわ!!!」
エイトリ「おお、君の性欲発散(←読:おもいをとげる)ためにも私の研究データの為にも頑張ってくれたまえ」

 

[エイトリ研究所前]
レギン「う〜、き、緊張して来たの、ファフニールお兄ちゃんには普通に渡せたのに」
レギン「……えーい、お兄ちゃんに家族チョコ渡すのに緊張なんてしないの!ごめんくださーーーい!!」
ノート(ツヤツヤ)「は〜い、あら、レギンちゃん、いらっしゃいませ」
レギン「(あれ、なんかノートちゃん妙にお肌ツヤツヤなの)えっと、オッテルお兄ちゃんいますかなの」
ノート「あ、え、えーと、オッテル様は、そのー……」
レギン「?、どうかしたの?」
エイトリ「まあ慕っている妹に兄のあの様を見せるのは気が引けるのはわかるがな、しかも自分のせいで」
ノート「え、エイトリさん!?」
レギン「!!!??、お、お兄ちゃんに何かあったの!!?」
エイトリ「ああ安心したまえ、命に別状はないさ。暫くは部屋から出られないだろうが」
レギン「!!!??、し、失礼するの!!?」ダッ-!
ノート「あ、レギンちゃん!?」

 

[オッテルの部屋]
レギン「お兄ちゃん大丈夫なの!!??」つ[扉]バタ---ン!!
\シ------ン………/
レギン「あ、あれ、お兄ちゃんいなくないなの」
エイトリ「よく見たまえ、ベッドに寝ているだろう」
レギン「ええ?……あれ、なんか布団の中に牛蒡みたいなのが転がってるの」
ベッドの上の牛蒡のようなモノ「       … 」
レギン「………ん?あれ?ちょっと待つの、あ、アレって、もしかして……!?」
ベッドの上の牛蒡のようなモノ「   …レギ   ……ファ …ニ (CV吉野裕行) 」
レギン「おっ、お兄ちゃぁぁぁぁぁぁん!!!??」
エイトリ「いやはや、あの薬は1を10にするもの、そりゃあ元の値が大きければ大きい程、増える量も跳ね上がる訳だな」
ノート「お、お恥ずかしい限りですわ…///」