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Last-modified: 2022-03-06 (日) 23:05:22

某ソシャゲネタ

 

ベレト「くっ…どう弾くか…」
ベレス「ちょっ!?アビリティロックまで早すぎでしょ!?」
カムイ「ふっふっふ、FEストライク…中々難しいでしょ」
ルーテ「私達が組んで作った以上は簡単にクリアはさせません。轟絶の名に恥じないクエストにしたつもりです」
クロード「ていうか今回のボスのモチーフは俺らなのな」
レギン「バックストーリーも完備なの!」
カムイ「そうそう。火にエーデルガルトちゃん、水にディミトリ君、木にクロード君、闇にユーリス君、光にレア学園長だよ」
ベレト「もう少し難易度緩くしてくれ…。全員運極にしたいんだよ…。最低でもラック10にはしたい」
ベレス「エルだけでもラック10にしたいよぉ…製作者達はどうなの?」
クロード「何とかラック30まで頑張った」
ルーテ「私も30まで行きました」
レギン「私も。少し安定してきたの」
ハンネマン「それよりも緩くしたら名前負けではないか。色々と考えたり予測するのも醍醐味というものではないかね」
カムイ「そうそう、ガンバだよ。…ん?」ズモモモ
リーフ「高難易度の匂いを嗅ぎつけて」
ベレト「リ、リーフ!?地中から出てくるか…」
リーフ「それよりも兄さん達、かなり手こずってるみたいだね」
ベレス「そうなんだよ…。難しすぎて…」
ベレト「攻略情報は出てるけどやっぱり難しいんだよな」
リーフ「なるほどなるほど。まあ僕はクリア済みだけど。ちなみに5人とも運極」
ハンネマン「何だと!?」
カムイ「早すぎでしょ!?何をどうやってるの!?」
リーフ「サブアカを使ってプレイヤーは全員僕で高速周回さ!初日で運極作成さ」
クロード「いや、有り得ねえだろ!?どんな適応力してんだよ!?」
ルーテ「くっ…流石は葉っぱさんと言ったところですね」
リーフ「折角の高難易度と聞いて期待してたのにこの程度とは残念だよ…」
ハンネマン「ほう…それは挑戦状かね?」
クロード「野郎、絶対に泣かす…!」
レギン「絶対地獄に叩き落としてやるの!膝から崩れ落とさせてやるの!」
ルーテ「ここまで言われた以上、受けて立たない理由はありません…!葉っぱさんを挫折させてやりましょう!!」
カムイ「リーフのクリア出来ない難易度のクエストを作って!」

 

クロード「まあ…こんなもんか」
レギン「クリアなんてさせないの…!」
ハンネマン「ギリギリまで攻めた。どれ1つも1日でクリアは出来んよ」
ルーテ「これこそ葉っぱさん専用難易度たる葉絶です。簡単にクリアなどさせはしません」
リーフ「よーし、臨むところさ!」
ジュッジュッ!コノヒトデナシー!
リーフ「弾く角度がシビア過ぎない!?」
ベレス「リーフがメチャクチャ手こずってる」
ベレト「普通のプレイヤーならここで既に投げ出してると思うがな」
カムイ「ギブアップしても良いんだよー?」
リーフ「絶対にするもんか!」
クロード「まっ、そう言う割には1stステージから抜け出せないんだけどな」
レギン「こんなのまだまだ序の口なの」
リーフがプレイしているエーデルガルトのステージだが、敵と敵の間に挟まりながら進むというシンプルな構造である。しかし、この葉絶はそれだけではない。
最低でも味方2体に触れなければまともにダメージを通すことが出来ないのである。更にアビリティロックまでのターンが短く、ダメージウォールが即死級のダメージなのだ。
リーフ「位置取りが難しすぎるんだけど!?」
ハンネマン「ギリギリクリア出来る範囲で、尚且つ非常に難しいがコンセプトだ。簡単にステージ突破などさせんよ」
リーフ「ぐぬぬ…こんな程度でこの僕が崩れ落ちると思って貰っては困るよ!」
リーフはとことんチャレンジした。ダメージウォールに焼かれ、イレギュラーバウンドに阻まれ位置取りに失敗もしたが彼が諦めるという選択肢を取ることは決して無かった。
リーフ「ちくしょうちくしょう!!ここまでやられるなんて…!けど…断じて諦めはしない!」
ベレト「いや…マトモな感性の持ち主なら普通諦めるだろ…。俺なんて轟絶のクロードとレアでかなり手こずってるのに」
ベレス「私もエルで詰まってるんだよね…。リシテア達も難しさで半泣きになってたし…。普通以上の難しさにも関わらずこの執念…リーフはどうなってるの…?」
ハンネマン「だがそれでこそ葉っぱ君だな」
クロード「ああ。それだけ崩れ落ちる瞬間が見ものってもんさ」
ルーテ「勿論出現時間的な意味での時間制限はありますので」
レギン「ふっふっふ…あと少しの時間なの!」
リーフ「くっ…まだ終わりじゃない!僕の意地に掛けて初日クリアは絶対にしてみせる!!」
リーフは何度もゲームオーバーの画面に直面したが決して折れることはなく、中ボスまでは安定していけるようになった。そして…
カムイ「リーフ…凄すぎじゃない?」
ルーテ「…まさかボスまで行かれるとは」
クロード「マジかよ…。フツーなら投げ出すレベルだぞコレ…」
ハンネマン「だが挑めてあと2回…突破出来るかな?」
リーフ「くっ…ここは安パイで行く!ってウソでしょお!?このタイミングで!?」カンッ
レギン「アビロックまであと2ターンなの」
リーフ「まだ2手ある!何とかしてみせる!」
リーフは持ち前のスキルとテクニックで2ターン内に出来ることをやった。しかし…
クロード「アビロックキター‼︎」
リーフ「クソッ、ここまで慎重にやって来たのに最後がこれなんてふざけるなよ!!」
レギン「もう触れられる位置じゃないの。ダメージウォールに突っ込んで死ぬしかないの」
リーフ「ぐうううううう…!」
カムイ「荒れてるねぇ…もう時間切れでもあるし今日は無理だね」
リーフ「そ、そんな…この僕が一回も初日でクリア出来ないなんて…こんなこと…」orz
ルーテ「本当に膝から崩れ落ちましたね」
クロード「いやぁ、いい気分だわ」
レギン「遂に葉っぱをへし折ってやったの!」
ベレト「流石のリーフもこれは降参だな」
ベレス「ここまでハンデなしで行けただけでも凄いよ…ホント」
リーフ「ふ…ふふふ…ここまで来て誰が諦めるって?僕が諦めたのは初日クリアのみ!これから特訓あるのみさ!」
クロード「…この精神力はどうなってんだ?」
ハンネマン「まさかこれでも心が折れないとは」
カムイ「次にはホントにクリアしそうな勢いだね…。あれだけ死んだのに…」
リーフ「たとえ地獄のような難易度を誇るゲームであっても僕は必ずそれを乗り越える!どんな障害があろうともね!!」

 

レギン「ボスまで辿り着いたから取り敢えず3人のバックストーリーの紹介なの。まずは葉っぱがプレイしてたエーデルガルトちゃん」
進化前…少女はありとあらゆる理不尽を無くすために立ち上がった。道のりこそは困難であるが、忠誠を誓う部下達と彼女のカリスマに惹かれる民衆も少なくはない。果たして彼女は覇道を乗り越えられるのか。

 

進化後…覇道を越えるために闇の力に少女は手をつけた。しかし、闇の力は大きすぎるものであり、それは彼女の心をも蝕んでいった。力こそは手に入れたが、それと引き換えに心を失ってしまう。
今の彼女には到達点しか見えない。そこに辿り着くためならばどんな犠牲であろうと決して厭わない。
ベレス「エル…そんな…」
ベレト「ゲームの世界だろうが。まあ本編に近くはあるか。モチーフは破骸化か」
クロード「ちなみにバックストーリーを考えたのはレギンな」
レギン「本人から許可は勿論得てるの。意外にノリノリだったの」

 

クロード「続いてディミトリな」
進化前…心優しい少年は多くを守るためなら自分が痛み、傷付こうとも歩みを止める事は決してない。彼は困難な道のりを乗り越え、自身が理想としている全員で手を取り合える世界を実現出来るのか。

 

進化後…ありとあらゆる物を失った少年。その目に映るものは自分の全てを奪った憎き者、そして倒れていった自身の仲間の亡霊達。
彼らの無念を晴らし、復讐を果たすために理想を捨てた彼にかつての優しい少年の面影は最早ない。彼には生者の声は最早聴こえず、亡者の声しか聴こえない。
ベレス「ディミトリも本編に近いといえばそうだね」
ベレト「亡霊がホントに周囲に漂ってるな…。バックストーリーの製作者はクロードか?」
ルーテ「いいえ、私です。何か言われる事も特に無かったです」
ベレス「ディミトリもダメだったらダメとはちゃんと言うから大丈夫だね」

 

ルーテ「次はクロードさんですね」
進化前…少年はありとあらゆる知識を得るためなら決して手段を選ばない。発明を趣味としているが、それが役に立とうと迷惑を掛けようとも関係ない。結果さえ知れれば彼にとっては善悪などどうでもいい事なのである。

 

進化後…凄まじい力を持つ兵器を作り上げた少年。それを動かすのは命の力であり、少年はありとあらゆる種族を捉え生命エネルギーのみを抽出する機械を発明。
もがき苦しむ命達を目前にしても、彼は悲痛な表情どころか笑みを浮かべている。他の生命が自身の研究の糧になれるなら光栄な事だと考えているのだ。
ルーテ「バックストーリーの製作者はヒルダさん達とリシテアさん達です」
クロード「だろうな。取り敢えずアイツらが俺の事をどう思ってるかはよーーく分かった」
ベレト「恐らくクリア出来ないのをかなり根に持ってるなこりゃ」
ベレス「リシテアとコニーなんてクロード達に苦情言ってやるって息巻いてたよ」
レギン「もしかして怒ってたりする?」
クロード「いや、全く気にしちゃいねーよ。ただ難易度に関してはクリアできねー自分の腕のなさを嘆けっつーの」
カムイ「難易度は確かに高いけど、頑張れば普通の人でもクリアは出来るからねぇ…。ホントに難しいけど」

 

続く予定。

 

セリス「リーフ…何してるの?」
リーフ「ちょっとでもゲームが難しくなるように…逆立ちして足でコントローラー操作してるんだ」
セリス「…それでよくプレイできるね…」
リーフ「さらにさらに高難易度用ギブス装着して身体を固めてるよ。ほんとに足の指も動かしにくいさ」
セリス「なにがそこまでリーフを駆り立てるんだろう…」

 

ロイ「…やっぱり難しいな」
シグルド「何やってるだロイ、レーシングシミュレーターでライト消して走ってるが」
ロイ「リーフ兄さんのような縛りプレイじゃないけど、耐久レースで夜間でのライトのアクシデントに備えての練習してるんだ」
シグルド「確かにレースにハプニングはつきものだしな、しかも実際の運転でもホントに怖いからなライトがつけない夜間なんて」