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Last-modified: 2009-12-16 (水) 19:13:04

エリウッド「えー皆に集まってもらったのは他でもありません」
シグルド「何事だい?ハニーとのデートが控えてるから早急に頼むよ」
アイク「それよりメシはまだか」
リン「兄さんさっき食べたでしょ」
ヘクトル「ボケ老人みたいなやりとりするなよ」
エリウッド「静粛に!長々言うとみんな著しく集中力を欠くので単刀直入に問います。今晩のディナーを彩る高級霜降肉を盗んで食べた人は誰ですか!」
エリンシア「まぁ、お肉が無くなったのですか」
セリス「奥さんに逃げられたハーディンさんからお歳暮で貰ったあれか」
マルス「あの人みえっぱりだからね。律儀に贈るのさ」
シグルド「ちょっと待て!霜降肉だって?そんなのがあったなんて聞いてないぞ!」
リーフ「シグルド兄さんは彼女と外食するからいいじゃん。うちは兄弟多いから頭数減らしとかないと」
シグルド「なんという奴らだ」
エリウッド「誰ですか、正直に言ってください。早くしないと今晩はご飯無しです」
ロイ「どうせヘクトル兄さんだろ」
ヘクトル「ロイてめっ!兄に向かってなんだそりゃあ。てめー最近やけに俺につっかかるよな。反抗期か?」
マルス「ロイのガールフレンドがヘクトル兄さんになついてるのが気にいらないんだろうね」
エリンシア「うふふ、何やら面白い関係ですのね」
セリス「姉さん楽しんでる」
リン「ロイに同意するわ。一番やりそうだもん」
ヘクトル「ふざけんな!おめーはどうなんだよ!」
リン「共有物は独り占めしないわ!それがサカの掟!」
セリス「またサカごっこが始まったよ」
エイリーク「でもかなりの量だったはずですが、一人で食べれるのでしょうか?」
エリウッド「それもそうだな」
ヘクトル「な!?そんな奴いねーよ」
ロイ「共犯者がいるのかもしれないし、バラして隠しているのかもしれない」
ヘクトル「お前・・・・」
マルス「まあまあ落ち着いて」
リーフ「いや一人いる。あの大量の肉を処理できる人物が」
アイク「・・・・・どうしてみんなして俺を見る」
セリス「なるほど確かに」
マルス「一人しか居ないね」
アイク「俺はそんな卑怯な真似はせん」
エリンシア「お腹が空いたなら私が作ってさしあげたのに」
アイク「エリンシアまで言うのか。大体俺は牛より猪の方が好きだ」
リーフ「兄さんは肉なら何でもいいタイプ」
シグルド「もういいかな?いよいよ時間が迫ってきたんだ」
エリウッド「家族会議は原則全員参加なんです。終るまで駄目です」
シグルド「あああああ」
ヘクトル「叫びたいのはこっちだぜ、さんざ疑われたんだからな」
ロイ「いや、まだ怪しい」
ヘクトル「しつけーぞ!」
エイリーク「待ってください!否定しているアイク兄上を犯人に決めつけるのは・・・」
ヘクトル「俺の時はそんな必死に弁護しなかったよな」
ロイ「それはしょうがないよ」
セリス「もうケンカなら後でおもいっきりしなよ」
エリウッド「エイリークの言うことももっともです。・・・・ところでエフラム、いい加減居眠りするのはやめないか」
エフラム「・・・ああすまない。煩わしい話を聞くと眠たくなるんだ」
マルス「いつから寝てたの?」
エフラム「・・・・エリウッドの長々しい云々からかな」
リン「早すぎ」
エフラム「で、何の話なんだ?」
エリウッド「肉泥棒を探しているんだよ。今のところの被疑者はアイク兄さんとヘクトル」
アイク「俺はしとらん」
ヘクトル「俺もかよ!」
エフラム「肉・・・?霜降の?」
シグルド「そうだ!肉が欲しい!」
セリス「黙ってて」
エフラム「あれか。すまない、あれなら俺が・・・」
エリウッド「何だって?」
エフラム「近所のマムクートにやってしまった」
リーフ「ちょ、なにそれ」
エリンシア「もしかして竜王さん家のミルラちゃんに?」
エフラム「ああ、肉が好物らしいんだ」
エリウッド「おいおいおいおい困るよ!よその家の子に何やってんの!?あの大量の高級牛肉を?そもそも餌付けするなって言われてるのに、ああもう苦情に対応するのはいつも僕なのに!」
マルス「エリウッドは胃潰瘍」
リン「大変ね」
ヘクトル「おい、俺とアイクの兄貴に対する謝罪は」
ロイ「普段の悪行が祟ったんだ」
ヘクトル「お前はまだ言うか!」
アイク「別に済んだから構わんが、肉が食べれないのは惜しすぎるな」
エフラム「みんな申し訳無い。今度山で熊でも狩ってくるから」
エイリーク「兄上自重してください」
シグルド「最悪の事態が起きた・・・・」
セリス「そういえば行かなくていいの?」
シグルド「遅れるってメールを打ったんだ。そしたらディアドラから返事が届いた。長髪赤毛の紳士と食事するって・・・・orz」
リーフ「兄さん\(^o^)/オワタ」