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Last-modified: 2009-04-14 (火) 18:26:58

エイリーク 「ふぁ・・・・・はふ・・・」
リーフ 「おはよう。どうしたの、そんなに眠そうな顔で」
エイリーク 「ぁ・・・リーフは熟睡して起きなかったのですね、おはようございます。昨夜は家の前を走り屋さんが通っていたのですよ」
リーフ 「全然気がつかなかったよ」
エイリーク 「拡声器で何かお花の名前を連呼していましたね・・・たんぽぽたんぽぽ~って」
リーフ 「・・・・・・・」

~深夜~

パーン 「おらおら!たんぽぽ団のお通りだ~、峠まで道を開けやがれ」
セイラム 「パーン・・・道の真ん中に誰か立っているぞ」
パーン 「チッ・・・リフィス!どかしてこい」
リフィス 「へいへい・・・・・そこちょっと退いて貰えないでsぅひゃぁ~~ぶべらっ!!」

近寄ると何の奇術か一瞬のうちに夜空へと舞いコンクリートにドサリと倒れ落ちるリフィス、そして

リーフ 「・・・走るのは一向に構わないけどね、取り敢えず人のいない所でやってくれないかな」
パーン 「ぁ・・・?痛い目みないと解らないみたいだな、他のヤツは手を出すな。タイマンだ、逃げたりしないだろうな」
リーフ 「いい心掛けだ、武器を手に持ってる以外は」
パーン 「さっきの一撃である程度アンタの強さは把握した、自分の運のなさに嘆くんだな!」

木刀片手に跳びかかるパーン・・・だが彼には誤算があった

一つは木刀なんて武器のうちに入らないという事
マルスのファルシオンに比べれば「そよ風っすか??」といえる代物である
二つ目・・・それは

パーン 「構えすらしねえのか、貰ったああぁぁぁぁウァァァ~~覚えてろよぉぉぉ~」
触れる事もなく勝敗が決した、手をかざしただけでリフィスと同じく宙を舞って視界からいなくなる、それ程飛んでいったのだ

リーフ 「全員・・・こうなりたいか?」

静かな覇気で士気の崩れた相手を退かせるには充分、リーダー格が瞬殺されたのも手伝いクモの子を散らす様に閑散となり静かな住宅街へと姿を戻した

~次の日~
リーフ 「ふぁ・・・・・・・」
エイリーク 「おはようございます、リーフ・・・何だか疲れてるようですね」
リーフ 「なんでだろ・・・昨日は走り屋通った?」
エイリーク 「昨日は特に・・・熟睡できましたしね」
リーフ 「そっか・・・それなら良かったよ」

ミカヤ 「アイク、私の部屋に置いてたウィンドとトルネードの本知らない?」
アイク 「なんで俺がかってに部屋に入らないといけないんだ。本なんて尚更縁がない」
シグルド 「何か愛読書の一つぐらいないと彼女に笑われるぞ?」
アイク 「彼女なんて作る気もない」
マルス 「キッパリ言うなあ、アイク兄さんらしいけど」

リーフ 「賑やかだなぁ・・・先に学校いってくるよ」

そうして教室で鞄の中にミカヤ所有の二冊が出たとか走り屋から道を譲られたとかなんとか・・・・・