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Last-modified: 2008-10-19 (日) 14:00:20

67 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/10/07(火) 23:39:43 ID:EIa7QF8z
???「ふふふ………仕込みは完了。明日の朝が楽しみだわぁ………」

その日、兄弟家で一番に起きたのはヘクトルだった。
というのも誰も見つからない早朝に起きてするべき事があったからである。
(今が朝の四時か。エリ姉が朝飯作りに起きてくるから……五時半には戻らねーとな)
ゆっくり布団から身体を起こして眠気覚ましに頭を振る。そして頭が目覚めてくると同時に沸々と怒りが蘇ってくる。
一週間くらい前の食卓でのことだった。

マルス  「あれ、ヘクトル兄さんまた太った?」
リン   「そうね。メタボリックね」
エリンシア「ヘクトルちゃん、KINNIKUボリュームは十分なんだけどもうちょっと搾った方が……」
ミカヤ  「やっぱり食べ過ぎは良くないんじゃあ………」
エイリーク「仕方ないですよ。天高く馬肥ゆる秋とは昔から言いますから………」

一応いつものように「ピザじゃねえ!」とは返しておいたが内心は皆の言葉が重くのしかかっていた。
確かにエイリークの言う通り今は食べ物が美味い季節なのもあって、いつもに増して食が進み過ぎていて最近ちょっと腹周りが……。
………まずい、これは非常にまずい。
今までは重装だからとごまかしてきたがこのままでは名実共にデブ、ピザ、あるいはMETABOになってしまう。
ダイエット、太ったことを認めなければならない屈辱的な響きだが今はそれをするしかない。
食事量を抑えるのはもちろんのこと運動量も増やさなければ。まぁジョギングがベストだろうか。
だが誰にもこの事を悟られるわけにはいかない。もしダイエットをしているなんて知られたら………
姉達はきっと小さな子のさかあがりの練習を見守るような生暖かい目で自分を見るだろう。
エイリークは健気にもカロリーを考えたダイエットメニューを考案してくれるだろう。
そしてマルス、リン、エフラムあたりは………m9(^Д^)
マルスに至っては自分のジョギング姿をカメラに納めて
「ガノン走りm9(^Д^≡^Д^)9m」と、特大のプギャーを繰り出してくるだろう。
とにかくこれは秘密裏に行わなければ………というわけでこうして数日前から早朝にこっそりとジョギングに出ていると言うわけなのだ。
しかし肉は付きやすく落ちにくいもので今のところ目立った効果は得られていなかった。
(くっそ!あいつら目にもの見せてやるからな!)
そうイライラしながらも運動着に着替えるために服に手をかけた時ヘクトルはふと違和感を感じる。
(ん………?俺、昨日こんなので寝たっけか?)
着ていたのは黒のタンクトップにジーパンだった。もう肌寒くなってきたこの時期に袖無しの服で寝ていたら風邪をひきかねない。
最近は長袖の寝間着で寝ていたはずだ、もちろん昨日の夜も。
(もしかして家に帰ってそのまま寝ちまったのか?こんな寒そうな恰好で………)
と、服からむき出しになっている自分の腕を見た時再び違和感を感じる。
(俺の腕………こんなだったか?!)
確かにその腕はいつものヘクトルの腕の様に太く逞しい。しかしそれは明らかに昨日よりも引き締まっていた。
(脂肪が………全く付いてねえ?!)
まさか――そう思って脱ぎかけていた服を全て脱ぎ、撫でさすって自分の身体を確認してみる。
盛り上がった胸も腕と同じく贅肉と言えるものが全く付いていない。
(は、腹周りは………?!)
もしかしたら、という憶測はもはや確信に変わりつつあったが気を落ち着かせ手を下にゆっくりと移動させる。
手が触れた先、そこには柔らかい感触など全くなく、見事なまでに割れた腹筋のゴツゴツとした手ごたえがあるだけだった。
ま、ままままっっまま
(マジでかァァァァァァァ!!!)
YATTA!俺はダイエットに成功したんだァァァァァァァ!
もう誰もピザだとかメタボだとか言わせねーよバーローwwwwww
なんかやけに効果が早いって言うか昨日まで全然効果無かったのに急にって言うかまぁちょっと変だが
きっとあれだな。女神はちゃんと努力してる者を見ててくれてるんだな!努力は報われるんだな!
サンクス女神!!ニーハオアスタルテ!!グーテンタークユンヌ!!
もう今日からジョギングしなくていいぜwww
それにしてもヤッベ、この肉体美ヤッベ!これが本来の俺の身体か!
もうエリ姉が見たら発情しちまうな!シグルド兄貴が飛んでくるなHAHAHA!
(ちょ、鏡見てこよ!)
68 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/10/07(火) 23:40:45 ID:EIa7QF8z

――そうしてヘクトルは洗面所に行き、鏡をのぞき込んだ。
(うっおやっぱすげえ締まった身体だぜ!見ろよ顔もスッキリ小顔な二枚目………?!)
その時、起床してから最大の違和感がヘクトルを襲った。
青い目に短く切った青い髪、ぱっと見の印象はいつものヘクトルと似ている。
ただ、その鏡に映った顔は明らかによく見知った別の人物のものであった。
ヘクトル(ア)「て、これアイク兄貴の身体じゃねーか!!!!!!」

ユンヌ (鳥)「ふはは!!ようやく気づいたかピザトルよ!!」
ヘクトル(ア)「ピザじゃねえ!少なくとも今はピザじゃねえ!てお前の仕業か!」
ユンヌ (鳥)「早朝のガノン走りいつも見させてもらったわよwwwダイエット大変ですねm9(^Д^)」
ヘクトル(ア)「ちっきしょぉぉぉぉ!!一体何のためにこんなことするんだお前は?!」
ユンヌ (鳥)「我が名は混沌。カオスこそ私の生きがい。というわけで兄弟家総入れ替えしてみちゃいました、てへ☆」
ヘクトル(ア)「何か変だと思ったぜ!くっそお前にグーテンタークした俺が馬鹿だった!」
ユンヌ (鳥)「いやん悔しがってるアイクの姿も素敵☆ あ、ちなみにグーテンタークはありがとうじゃなくてこんにちはって意味よ」
ヘクトル(ア)「そんなのどうでもいい!一体どうなってるんだこれ?!」
ユンヌ (鳥)「さあねー?とりあえず自分の身体の元に行ってあげたらー?」
ヘクトル(ア)「くそ!後でとっちめてやるから待ってろよ!」

そしてヘクトルは本来の自分の身体が寝ている部屋に向かう。
俺があいつであいつが俺で。当然自分の身体にはアイク兄貴が入ってるはずだ。
????(ヘ)「………Zzz」
ヘクトル(ア)「起きろ!起きろアイク兄貴!」
????(ヘ)「ん、ふぁ………何よぉー?どうしたのよアイク兄さん自分の名前呼んで?」
ヘクトル(ア)「ちょ、俺の身体でオネエ言葉使うな気持ち悪ぃ!ていうか誰だよお前は?!」
????(ヘ)「なんかアイク兄さんおかしいわよ?落ち着き無くてヘクトルみたい
       って………………私も変?!何このヘクトルみたいなダミ声?!」
ヘクトル(ア)「俺はアイク兄貴の姿をしてるけど本当はヘクトルで今はお前がヘクトルなんだよ!」
????(ヘ)「え、ちょっと意味が分からな」
ヘクトル(ア)「ああもうとりあえずこっち来い!!」

~洗面所~

ヘクトル(ア)「……………な?」
????(ヘ)「あ………あああああたし………ヘクトルなの?!」
ヘクトル(ア)「そうだ、それで俺が本当のヘクトル。で、結局お前は?」
大体の察しは付いていたが一応聞いた。
69 名前: 俺があいつであいつはこいつ [sage] 投稿日: 2008/10/07(火) 23:41:53 ID:EIa7QF8z
リン  (ヘ)「リン………リンだけど………今のあたしはヘクトル………ふふ………ふ………いやああああああああ!!」
ヘクトル(ア)「こら!!俺の身体でスイーツ(笑)泣きするんじゃねえよ!!自己嫌悪に陥るじゃねえか!!」
リン  (ヘ)「だってそんな、あんたはアイク兄さんだからいいわよ!あたしはこんなMETABOになっちゃってどうすんのよ!
       なんでよりによってあんたなの?!あんたかリーフ(コノヒトデナシ的な意味で)以外なら誰でもいいのにぃぃ!!」
ヘクトル(ア)「だからメタボじゃねえって……………ちょっと待て、俺の身体さわらせろ(もみもみ)」
リン  (ヘ)「ひゃぁんっ!!や………アイク兄さ……じゃない、ヘクトルの変態!!!!!」
ヘクトル(ア)「だから俺の身体で乙女な反応すんな………っていうかやっぱり本体はダイエット効果無しかorz」
リン  (ヘ)「いやあああああ!!ヘクトルのケダモノ!!ガチホモ!!」

――ガラッ 次の瞬間戸が開いてファルシオン………ではなく何故かティルフィングを握りしめたアルムが入ってきた。
シグルド(アル)「KINSHINは許さんぞォォォォォォォ!!」
二人    「その姿で言うな」

二人はそのままシグルド(アル)に事情を説明し三人で寝ている家族を起こしていった。
そしてそして数十分後―――

マルス (セリス)「で、何か言い残したことは?(チュイィィィン!!)」
ユンヌ (鳥)「やめてぇぇぇぇぇ!!チェーンソーはやめてぇぇぇぇ!!」
ロイ  (マ)「黒いセリス兄さん………」
ミカヤ (エリウ)「これまた珍しい光景ね………まぁ今はみんなそんなんだけど」
辺りを見回すとセリカといちゃつくリンとそれにティルフィングを振り回すアルム。
さらにはそれを見て「私の身体で女の子といちゃつかないでぇぇぇ!」と叫ぶヘクトルに
「お前こそいい加減俺の身体で(ry」と同様に叫ぶアイクの姿。
かと思えば自分の身長程もあろう大剣を軽々と振り回し鍛錬に励むエイリークに
( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい! と、自分の確かな胸の存在に興奮するエリンシアも見られる。
とにかく混沌、カオスであった。

マルス (セリス)「ほらほらひどい有様じゃないか。早く戻してくれないかなぁ?(チュイィィィン!!)」
ユンヌ (鳥)「いや、でもせっかくだし一日くらいそれですごしてみては」
リン  (ヘ)「マルス、GO」
マルス (セリス)「おk、姉さん(チュイィィィン!!)」
ユンヌ (鳥)「ごごごごめんなさいもうしません!!でも私も今すぐには戻せなくって………」
マルス (セリス)「はぁ?」
ユンヌ (鳥)「いやあの、これスマブラマナフィゲットしてきてハートスワップしてもらってなったんだけどね
       もうマナフィ逃がしちゃってさ、それで効果が解けるまで最低一日はかかるって言うか」
マルス (セリス)「何で逃がしたんですか」
ユンヌ (鳥)「簡単に戻ったらつまらないかなって、てへ☆」
リン  (ヘ)「マルス、GO」
マルス (セリス)「おk(チュイィィィン!!)」
ユンヌ (鳥)「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめn(ry」

こうして兄弟家全員のカオスな一日が始まろうとしていた………。

100 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2008/10/11(土) 17:18:31 ID:CtYk0m/K
その日の私の目覚めはいつもより早いものでした。
と言うのもやけに慌ただしいアイク兄上達に叩き起こされたからです。
そして同時に残酷な現実の中に戻っていたことに気づきました。
酷いです兄上………起床すべき時間にはあと二時間程もあるじゃないですか。
その刻までは私は服に収まりきらない悩ましい胸部にため息をついていられたのに。
何か「お前は誰だ?!」とかわけの分からない質問が飛んできますが私はそれどころじゃありません。
だって起きたら夢とは真逆の理由でため息をつかねばならないのですから………
「おい、大丈夫か?ちゃんと起きてるか?!」
そう言ってアイク兄上は普段と違った少し乱暴な様子で私の身体を揺らします。
ふふ………兄上、そんなことしても私の胸は微動だにしませんよ………。
…………………あれ?
なんですかこれ。
何か、余分なお肉がぷるんぷるんしてるような感じ。
やだ、私太ったんでしょうか。
でもこの振動、何故か胸の辺りから………?
…………………。

  <⌒/ヽ-、___
/<_/____/

ヘクトル(アイ)「おい………固まっちまったぞ?」
リン  (ヘ)「あんたがガサツに起こすからでしょ?」
ヘクトル(アイ)「おいおい俺のせいかよ。ん?なんか様子が………」

――ガバッ!

    ∧_∧∩
    ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
   ⊂ ⊂彡
    (つ ノ
     (ノ
   __/(___
/__(____/

ヘクトル  (アイ)「お、おい………?」
エイリーク(ンシア)「おっぱい!おっぱい!」
リン    (ヘ)「あのね、落ち着いて聞いてくれる……?私たち身体が」
エイリーク(ンシア)「おっぱい!おっぱい!」
二人      「………………」
エイリーク(ンシア)「おっぱい!おっぱい!」
シグルド  (アル)「とりあえずエリンシアの中身はエイリークで確定な」
101 名前: 俺があいつであいつはこいつ [sage] 投稿日: 2008/10/11(土) 17:19:22 ID:CtYk0m/K
(ここから前回のつづき)

ミカヤ (エリウ)「それで、これからどうしましょうか?」
マルス (セリス)「とりあえずは誰が誰だかをまとめないとね。えっとミカヤ姉さん→エリウッド兄さんで」
ミカヤ (エリウ)「マルス→セリス、ロイ→マルスね。あとあそこのバサーク組なんだけど………」
ロイ  (マ)「かなり分かりやすいよね」

セリカ (リン)「やん、私っていつもアルムといる時こんなにデレデレした顔してるのかしら?///」
アルム (セリカ)「え?僕こそセリカの顔でそんなデレデレしてる?!///」
セリカ (リン)「アr(ry」
アルム (セリカ)「セr(ry」
シグルド(アル)「KINSHINは(ry」

マルス (セリス)「セリカ→リン姉さん、アルム→セリカ、シグルド兄さん→アルムっと」
ミカヤ (エリウ)「即座にお互いを認識していちゃつけるとこが凄いわね」
ロイ  (マ)「というかシグルド兄さんさ、百合もKINSHINと認識してるのかな」

アルム (セリカ)「そういえば今は僕の方が華奢なんだよね」
セリカ (リン)「そうね。私が上になっちゃおうかなぁ~w」
リン  (ヘ)「やめてぇぇぇぇ!!私の身体で百合はやめてぇぇぇぇ!!『上に』とか余計らめぇぇぇぇ!!」

マルス (セリス)「キショッ!!リン姉さんの喋り方ヘクトル兄さんの身体でやるとキショッ!!」
ヘクトル(アイ)「アレオレトチガウ………モウヤメテ………orz」
ミカヤ (エリウ)「あ、そうそう。私たちを起こしに来たのはヘクトル→アイクとリン→ヘクトル達だったわね」
マルス (セリス)「んで、そのアイク兄さんの中身は………」

アイク(エイ)「せいっ!はっ!ぬぅん!」

マルス (セリス)「これまた破壊力のある組み合わせで」
ロイ  (マ)「しかもこの状況を全く気にしてないね」
ミカヤ (エリウ)「あれ………身体が替わってるの気づいてるのかしら?」
マルス (セリス)「あ、気づいてるかどうかって言えばさ」

エイリーク(ンシア)「おっぱい!おっぱい!」

マルス (セリス)「あれ………どう思う?」
ミカヤ (エリウ)「朝目覚めたら急に『自分の』胸が大きくなっていた、って思い込んでるかもね………」
ヘクトル(アイ)「俺起こしに行ったけどずっとあの調子で何も聞こえないみたいだからその可能性高いぜ」
マルス (セリス)「………まぁいっか。これで十人、残りを確認しよ。んじゃ、ちょっとヘクトル兄さん失礼」
ヘクトル(アイ)「お、おい?!服を脱がせて一体何」
102 名前: 俺があいつであいつはこいつ [sage] 投稿日: 2008/10/11(土) 17:21:00 ID:CtYk0m/K
?????(エフ)「うっひょー!!マイラヴァーKINNIKU!!!!!(ヘクトル(アイ)に抱きつく)」
ヘクトル (アイ)「うぎゃああああああ!!Fラムの奴ガチホモになりやがった!!」
ミカヤ  (エリウ)「ヘクトルそれ絶対エリンシア」
ロイ   (マ)「ちょ、ロリコンの方がまだマシだったよ!」
?????(ロ)「誰がロリコンだ!!」
ロイ   (マ)「うわぁぁぁ僕が来た!!」
マルス  (セリス)「はいはいエリンシア姉さん→エフラム兄さん、エフラム兄さん→ロイ、ね」
ミカヤ  (エリウ)「あ、あとあそこにマミー君を抱いてる私がいる」
セリス  (ミ)「ねぇねぇマミー君聞いて!今朝起きたらね、すっごーいことがあったんだよ!えへへ!」
ロイ   (マ)「あ………本当………しかも『乙女』として全く違和感ない………」

マルス  (セリス)「となると残りは二人、リーフとエリウッド兄さんか」
ミカヤ  (エリウ)「残る身体はシグルドにリーフね」
ロイ   (マ)「ってことはリーフ兄さん→シグルド兄さん、エリウッド兄さん→リーフ兄さんか」
三人     「 は ぁ ぁ ぁ ぁ ~(ため息)」
マルス  (セリス)「そうか、やっぱ一番の貧乏くじ引いたのはエリウッド兄さんか」
ミカヤ  (エリウ)「あの子も不憫ね………いつも損な役回りなんだから………」
ロイ   (マ)「胃薬………いや、特効薬買ってくるよ………」

その時、鍛錬中のアイク(エイ)の出した衝撃波のとばっちりをくらったのか
あるいはセリカ(リン)アルム (セリカ)に制裁を下すシグルド(アル)のティルフィングが当たったのか、例のセリフが聞こえてきた。

?????「この人でなしー!」

マルス  (セリス)「早速リーフの被弾体質が災いしたか」
ミカヤ  (エリウ)「台詞までリーフになっちゃうなんて………」
ロイ   (マ)「特効薬買いにローソン行って来るね」
?????  「あ………胃薬も頼むよ………」
マルス  (セリス)「あれ?ミカヤ姉さんその身体だとやっぱ胃も痛むの?」
ミカヤ  (エリウ)「え?今の私じゃないけど………あれ?」
エリウッド(シ)「うぅ………胃が………」
三人     「 あ れ ?!」
マルス  (セリス)「待って、君は誰?」
エリウッド(シ)「え………エリウッドだけど?」
マルス  (セリス)「エリウッド兄さんがシグルド兄さん?!んじゃあ待ってまとめると………」
103 名前: 俺があいつであいつはこいつ [sage] 投稿日: 2008/10/11(土) 17:22:44 ID:CtYk0m/K
ミカヤ  →エリウッド
シグルド →アルム
エリンシア→エフラム
アイク  →エイリーク
エリウッド→シグルド 
ヘクトル →アイク
エフラム →ロイ
エイリーク→エリンシア 
リン   →ヘクトル
マルス  →セリス 
セリス  →ミカヤ 
アルム  →セリカ
セリカ  →リン
ロイ   →マルス 
リーフ  →???

ロイ   (マ)「リーフ兄さん以外キチンと収まるよね」
ミカヤ  (エリウ)「え、じゃああそこで倒れてるリーフって誰?」
エリウッド(シ)「リーフ本人………なんじゃないかなぁ?」

一同 「「「「「な、なんだってー!」」」」」

ヘクトル (アイ)「マジか!!おい、倒れてないで起きろ!!」
リーフ  (リーフ)「怪我人は寝かせといてよこの人でなしー………」
ヘクトル (アイ)「やっぱこいつリーフだぜ!!」
リン   (ヘ)「ちょっと!!どういうことよ!!あたしはこんなMETABOなのにあんたは入れ替わってないって言うの?!」
リーフ  (リーフ)「ちょ、胸ぐら掴むのやめて!そのガタイで女言葉もやめて!僕はただいつもどうりの朝だったよ?!」
マルス  (セリス)「ロイ、そこの逆さ吊りにしてるアホウドリの猿ぐつわほどいてやって」
ロイ   (マ)「待ってね………はい」
ユンヌ  (鳥)「ぷはぁー!!死ぬかと思った!!」
マルス  (セリス)「ユンヌさんこれどういうこと?」
ユンヌ  (鳥)「うるせー!鬼!悪魔!動物虐待!」
マルス  (セリス)「ロイ、チェーンソー用意」
ユンヌ  (鳥)「すいませんすいません」
マルス  (セリス)「んでさ、なんでこれリーフだけリーフのまんまなの?」
ユンヌ  (鳥)「いやね、私にも良心はあるしさ。人様にまであんなコノヒトデナシさせるわけにはいかないでしょ?」
一同     「あぁ………(納得)」
ユンヌ  (鳥)「それにあんな悲惨な連続に耐えられるのはリーフくらいのもんだし」
一同     「あぁあ………(超納得)」」
リーフ    「ちょ、そんな納得しないでよ!」
マルス  (セリス)「そっか、それは言えるねユンヌさん。ありがとう、ちょっと罰は軽くしとくから」
ユンヌ  (鳥)「ラッキー」
リーフ    「無視すんなこの人でなしー!」
104 名前: 俺があいつであいつはこいつ [sage] 投稿日: 2008/10/11(土) 17:23:29 ID:CtYk0m/K
エリンシア (エフ)「それで、これからどうしましょうか」
ロイ    (マ)「早ければ一日で元に戻るとは言ってたけど、それって最低一日はかかるって事だよね」
リン    (ヘ)「あたし一刻も早く戻りたいんですけど」
ヘクトル  (アイ)「そんなに俺が嫌か」
ミカヤ  (エリウ)「んー、でも早く戻ろうと思ったらやっぱりマナフィ再ゲットするしか無いかしらね」
マルス   (セリス)「そうだね。何人か仕事や学校は休んでマナフィ捕獲班に回ろう」
アイク   (エイ)「仕事に学校と言えばだな………」
マルス   (セリス)「あ、気づいてたのアイク兄さん」
アイク   (エイ)「まぁな。何しろ俺に起こされたわけだし」
マルス   (セリス)「そういやそうか。で、なんて?」
アイク   (エイ)「この身体で………工務店行けばいいのか?」
一同      「あ………………」
アイク   (エイ)「まぁいいか事情を話せばなんとか」
ロイ    (マ)「いやいやいや」
ミカヤ  (エリウ)「でもあの店の人たちならすんなり受け入れそうな気もするのが怖いとこよね」
エリウッド (シ)「でも他は本人で通そうとするといろいろと混乱するだろうね」
ミカヤ  (エリウ)「んー、どうすべきかしら」
ヘクトル  (アイ)「………俺は別にアイク兄貴として工務店の仕事やってきても構わねぇぜ?」
ミカヤ  (エリウ)「えー!?」
ヘクトル  (アイ)「ていうか俺も高校出たらそっち系で働くかもしんねぇわけだし。ひとつ社会勉強にでも、な」
アイク   (エイ)「いいのか?うちは結構厳しいが………」
ヘクトル  (アイ)「おいおい俺を信用してねぇのかよ。体力と根性だけは自信あるって!」
アイク   (エイ)「まぁ、お前がそういうのなら………」
リン    (ヘ)「いや、アイク兄さん。こいつ『学校サボれてラッキー』くらいに思ってるから」
ヘクトル  (アイ)「おいっ!余計なこと言うんじゃねぇよ!」
ミカヤ  (エリウ)「まぁヘクトルもそう言うし私もエリウッドとして学校行ってみようかなぁ。
         青春の輝き再び…………一度は夢見たハイスクール☆ライフが蘇る……!」
エリウッド (シ)「む、無茶はしないでね………」
ユンヌ   (鳥)「そうそう!みんな今日一日はその身体の持ち主として過ごすことにすればいいのよ。
         まぁどうせしばらく戻れないならそれを楽しむのもこれまた一興、てね☆」
マルス   (セリス)「そこ、調子乗んな(チュイィィィン!!)」
ユンヌ   (鳥)「ひぃぃぃぃ!!!恐怖政治ー!!」

マルス   (セリス)「んで、マナフィ班なんだけどね。とりあえず僕やろうと思うんだけど他にやる人いる?」
リン    (ヘ)「はい、あたし立候補。ちょっとヘクトルとしては過ごせないわ」
マルス   (セリス)「ぶー、却下」
リン    (ヘ)「え、何でよ?!嫌がらせ?!」
マルス   (セリス)「僕の調べではヘクトル兄さん、それでなくとも結構な数サボってるみたいでさぁ」
ミカヤ  (エリウ)「え、何それ聞いてない!」
エリンシア (エフ)「本当ですのマルスちゃん?!」
ヘクトル  (アイ)「(~~~~~~~!!マルスめ余計なことを………!!)」
マルス   (セリス)「リン姉さんに出席してもらわないと相当単位が危ういんだよねぇ~」
リン    (ヘ)「えぇぇぇぇ何よそれ!!ヘクトルのアホ!ピザ!メタボ!」
ミカヤ  (エリウ)「(ヘクトル………)」
エリンシア (エフ)「(元に戻ったらお仕置きですわ………)」
マルス   (セリス)「ってことで学校頑張ってねぇ~w ヘ ク ト ル 兄 さ ん(ニヤニヤ)」
リン    (ヘ)「くぅ~!行けばいいんでしょ行けば!」
ヘクトル  (アイ)「おい!頼むから男言葉使ってくれよ!」
105 名前: 俺があいつであいつはこいつ [sage] 投稿日: 2008/10/11(土) 17:24:15 ID:CtYk0m/K
マルス   (セリス)「ん、それじゃあ他に立候補は」
ロイ    (マ)「はいッッ!!僕やります!!」
マルス   (セリス)「おお、またやる気だねロイ」
ロイ    (マ)「あれだよね!!スマブラXのモンスターボールのマナフィだよね!!
         当然スマブラ会場にGOだよね!!マルス兄さんの身体ならオールおkだよね!!」
マルス   (セリス)「ちょ、待って。マナフィの現在位置は………」
ロイ    (マ)「イヤッフゥゥゥゥゥゥゥ!!行って来まぁぁぁぁす!!!!!111」猛ダッシュで家を出るロイ。
マルス   (セリス)「ユンヌさん、捕獲の時使ったって言うポケモン図鑑の『ぶんぷ』見て」
ユンヌ   (鳥)「えっとー、逃がしたばっかだから今はまだ紋章町内にいるわね。ユグドラル方面のへん」
マルス   (セリス)「ま、いっか。あとは仕事休んで支障ない人で組もうね。エリウッド兄さんにセリスにエイリーク姉さん」
ミカヤ  (エリウ)「まぁ占い師は特殊な職業だしね」
エリンシア (エフ)「私も主婦ですし」
シグルド  (アル)「待て!私の仕事は重要だぞ!!」
アルム  (セリカ)「万年係長ですやん」
セリカ   (リン)「年休使えばいいですやん」
シグルド  (アル)「お、お前らぁ………!!」
マルス   (セリス)「エリウッド兄さんの方が仕事出来たりしてね(ボソッ)」
シグルド  (アル)「うっ………それは………」
マルス   (セリス)「万年係長がその日の功績で奇跡の昇進を果たしたりしてね。その上ディアドラさんとのフラグも
         立ててくれたりしてね。うはww万々歳じゃんwwwやっぱエリウッド兄さんに会社行ってもらいなよwww」
シグルド  (アル)「………やっぱエリウッド会社行かないでマナフィ捕まえてきて下さい(´;ω;`)」
リーフ     「鬼だ!セリス兄さんの姿をしていてもやっぱりこの人は鬼だ!」
マルス   (セリス)「何を言う。僕はシグルド兄さんのプライドを守るために」
リーフ     「もうズタボロだよ」
マルス   (セリス)「あ、そうそうリーフ。君もマナフィ捕獲手伝ってよね」
リーフ     「えー?!」
マルス   (セリス)「一人だけ何の問題も無かった奴が楽出来ると思うなよ?」
リーフ     「はいはい………orz」
マルス   (セリス)「んじゃエリウッド兄さんにセリスはおk?」
エリウッド (シ)「はい」
セリス   (ミ)「はーい!」
マルス   (セリス)「で、あとはあれなんだけど………」

エイリーク(ンシア)「( ゚∀゚)o彡゜おっぱい!おっぱい!」

エリンシア (エフ)「あれちょっと恥ずかしいですわ………///」
ミカヤ  (エリウ)「いい加減正気に戻さないといけないわね」
マルス   (セリス)「アイク兄さん、エイリーク姉さんの前に立ってみて」
アイク   (エイ)「………こうか?」
エイリーク(ンシア)「おっぱい!おっぱい!」
ミカヤ  (エリウ)「自分が目の前に現れても効果無しね………」
マルス   (セリス)「仕方ないなぁ………エフラム兄さんお願いします」
エフラム  (ロ)「目を覚ませ無乳!!」
エイリーク(ンシア)「無乳じゃないですPAD込みでAAです!!あ………」
リーフ     「目覚めと同時に暴露したね」
エイリーク(ンシア)「エリンシア姉上の身体………やはり束の間の夢………orz」

こうしてミカヤ、シグルド、エリンシア、アイク、エフラム、リン、アルム、セリカは学校に
エリウッド、エイリーク、マルス、セリス、リーフはマナフィ捕獲に
ヘクトルはグレイル工務店に、そしてロイは嬉々としてスマブラに向かったのであった………。 

続き14-67-2