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Last-modified: 2011-08-15 (月) 22:29:33

リリーナ「冗談じゃないわ!兄様は私のハーレムの一人だっていうのに
     このままじゃビラクに取られてしまうわ……この流れを変えるには……」

通学路

ヘクトル「はぁ……今日もビラクから逃げまくる1日だった……あと一つ支援が上がったらAになっちまう…」
リリーナ「えいっ」 つ スリープ
ヘクトル「ん、リリーナ!?Zzzzzzz」
リリーナ「ボールス、バースお願いね」
ボールス「ははっ」
バース(ヘクトルをリアカーに積み込む)

オスティア家、麗しきNIKUの美の間(注:リリーナ命名)

ヘクトル「うーん…むにゃ…は…ここは?
     なんかギリシャ彫像みたいなマッチョな全裸の男の像が沢山…
     それにマッチョ像が持つ水瓶から水路が流れてたり、花瓶に薔薇…床は大理石…
     妙にこった部屋だな」
リリーナ「ようこそ兄様」
ヘクトル「げっ!?武器がなくなってる…って、
     なんじゃあこりゃああああああ!!!
     なんで俺、裸なんだっ!?」
リリーナ「人聞きの悪い事を言わないで、パンツを剥ぐのは自重したわ」
ヘクトル「りりりりりりーなっ!?
     いったいなんだって俺を拉致ったりっ!?」
リリーナ「だってこのままじゃ兄様はビラクと支援Aになってしまうわ…
     でもここならオスティア重騎士たちが守っているから大丈夫。
     さぁ…私と支援をつけましょう?」
ヘクトル(い…今の俺には願ってもねぇ話だが…そこはかとない恐怖を感じるのはなぜだ?)
リリーナ「それにね…私、いいことを思いついたの…」
ヘクトル「な…なんだ?」
リリーナ「みんなのKINNIKU&ZEINIKUを平等に愛してあげるには、支援Cで我慢するしかないのかなって思ってたんだけど…
     5枠までなんて既存のルールに縛られてるから駄目なのよ…
     というわけでルーテさんにこれを作ってもらったわ」

つ 改○ツール

ヘクトル「ちょ……じ、自重しろっ!?それはシャレにならんっ!?」
リリーナ「これで大丈夫、兄様もロイもゴンザレスもバースもボールスもガレットも…
     それとガチムチ化する予定のオージェ、アストール、マーカス…私のお婿さん候補
     みんなみんな支援Aになれるのよっ!
     これで1人だけを選んで、他のみんなが傷つくことなんてもない。
     支援Cのもどかしさに悩むこともないわ。
     このハーレムでみんなで幸せに暮らせるのっ!」

ヘクトル「ちょちょちょちょちょちょちょっと待てっ!?
     必ずしもペアエンドが結婚ってわけじゃねぇにしろ…それは重婚じゃねぇかっ!?」
リリーナ「あら?メタな話かもしれないけどFEは中世的な時代だし側室がいたっていいじゃない。
     マイナーな例だけど、原作でもグラのジオル王は第2夫人がいたっていうしね。
     私もウーゼル兄様の次のオスティア頭首なんだしお婿さんがいっぱいいたって問題ないわ。
     でも安心して?
     私は第1だの第2だの順位をつけたりはしない。みんな平等に愛してあげるから…
     みんなのKINNIKU&ZEINIKUを…ハァハァハァハァ……」
ヘクトル(こ、怖いっ!?俺は初めてリリーナに恐怖を感じているっ!?
     そしてハーレムに囲われてもビラクから逃げられるならいいや…とか思ってしまった自分がいやだ…orz)

ビラク「まていっ!へっきゅんはわたさんぞっ!」
ヘクトル「げげっビラク!?」
リリーナ「ばかなっ!?いくらドーピングされまくってるとはいえ、あれだけのアーマーナイトをどうやって掻い潜って!?」
ビラク「ふっ俺には俺とへっきゅんの愛を応援してくれる仲間たちがいる!
    具体的にいうとセリスがラナに頼んでワープで送ってくれたのSA!」
リリーナ「駄目よ、兄様のZEINIKUは私のもの、ガチホモなんかに渡さないわ!
     兄様、今はここに隠れてて、私が守ってあげるから!」
ヘクトル「ちょ…俺を部屋の一角に押し込んで何を…あっ!?」
リリーナ「えいっ」(施錠)

壁壁壁
壁へ壁
壁扉壁
 リ

 ビ

ビラク「うほっ捕らわれの王子様と魔女…そしてそれを救いにきた騎士ってわけか」
リリーナ「捕らわれ?…違うわ、これは保護よ。
     兄様はガチホモになるよりも私と支援Aになったほうが幸せなのよ!」
ヘクトル(内心ちょっと同意してしまったが…ああ、俺どうなっちまうんだ…orz)
ビラク「KURAE!エフラムからもらったスリープの剣DA!」
リリーナ「フン、ドーピングしたといっても回避と防御のみ、元の貴方は武器レベルだけの2軍キャラじゃない。
     そしてここは私のホームグラウンド、私のいる地形は玉座!貴方の攻撃なんてかすりもしないわ!」
ビラク「くっ!」
リリーナ「リカバーリングで回復するなら1ターンで倒せばいいのよ。
     そして兄様対策しかしてこなかったのがアダね、魔法防御は大したことないわ!
     もえつきなさいっフォルブレイズぅぅぅぅぅぅぅ!!!!」
ビラク「くっすげえ威力DA!
    だがこの俺の強化されまくった回避にお前のノーコンじゃ当たらないZE!」
ヘクトル「ど…どっちもあたらねぇ…こりゃ千日手だ!?
     スリープと1ターンKILL…あたりゃ一発で勝負が決まるのに…」

数時間後

ビラク「ハァハァ…」
リリーナ「ハァハァ…」

ヘクトル「なぜだ…激闘で息が上がってるだけのはずなのに、どちらのハァハァも怖いぞ…」
ビラク「いい加減にへっきゅんをかえせ!」
リリーナ「兄様はノンケなのよ!どうしてそれがわからないの!」
ビラク「それはツンデレだ!へっきゅんは恥ずかしくてガチホモを認められないだけなんだ!」
リリーナ「違うわ、兄様はここでZEINIKU美を磨いて私とともに美の楽園で生きることを望んでいるのよ!」
ヘクトル「ちょ…お前らどこまで思い込みが激しいんだっ!?俺がいつそんなこと言った!?」
    (ややややべえ、どっちが勝ってもこれは危険だっ!?)
マシュー「若…大丈夫っすか?」
ヘクトル「まままましゅー、どうやってここへ!?」
マシュー「だって俺はオスティアの密偵ですし、この館のことはよく知ってるんです。
     具体的に言うと、壁の対応年数が過ぎてヒビ入ってたから壊しました」
 マ
壁 壁
壁へ壁
壁扉壁
 リ

 ビ

マシュー「…って、なんでパンツいっちょなんすかっ!?」
ヘクトル「リリーナに言ってくれ…orz」
マシュー「ま、まぁそれはともかく2人が夢中で戦ってるうちに逃げましょうぜ」
ヘクトル「ありがてぇ、けどいいのか?
     主人のリリーナの命令に反することになるぜ?」
マシュー「俺の主はウーゼル様っすし、若に貸しを作れるチャンスっす。
     今度返してくださいね?」
ヘクトル「おうよ!…貸しついでにもう一つ貸しにして欲しいことがあんだが…」
マシュー「…支援ならすでにレイラとAつけたっす。そっちじゃ力になれないっすね…」
ヘクトル「だよな…まぁいい脱出!」

路上

ゲイル「貴様、路上でパンツいっちょとは何事だ、逮捕する!」
ヘクトル「げげっしまった!」
マシュー「あとはうまいことやってください!」
    (塀の向こうに逃走)
ヘクトル「くそー最近逃げてばっかだぞ!?」
    (全力ダッシュ)
ゲイル「まてー変態!」

下水道

ヘクトル「ぜぇぜぇ…ドラゴンマスターから逃げるにゃ地下に入るしかなかった…
     地下じゃ方向がよくわからねぇけど、多分家はこっちだろう…
     なんでパンツいっちょで下水道を歩かなきゃならねぇんだ…」

しばらく歩き……

ヘクトル「多分この辺な気が……」
    (そっとマンホールを開ける)
リーフ「うわっ!?」
    (マンホールの上のリーフがすっころぶ)
リーフ「なにするのさ、このヒトデナシー!」
ヘクトル「あ、わりぃ」
リーフ「ってなんでマンホールから裸で出てくるの!?
    兄さんまで変態に…」
ヘクトル「ちっちがう、これにはわけが…と、とにかくここは家の近くか?」
リーフ「そうだけど…」
ヘクトル「よ…よかったやっと帰ってきた、人目につかねぇうちに家に戻ろう!」

オスティア家

リリーナ「ぜぇぜぇ…い、いい加減に諦めなさい…」
ビラク「そ…そっちこそへっきゅんをかえせ…」

2人がヘクトルの脱出に気付くまで、なお数時間を要したという…

ヘクトルの部屋

ヘクトル「あああ俺はどうすりゃいいんだ…すでにビラクとは支援B…
     かといってリリーナと支援を組むのは怖い…
     エリウッドも3枠埋まっちまったし、
     支援相手じゃオズインくらいしか残ってねぇが…いやまて」

ビラク B 誰か  C 誰か  C 誰か  C

又は

ビラク B 誰か  B 誰か  C

ヘクトル「必ずしもAじゃなくても、これなら大丈夫じゃんか!?
     そうだ、それなら他にAのある奴だって頼める、エリウッドだってまだ2枠残ってるしな!」

ヘクトルの希望ははたしてかなうのだろうか…

おわり