30-486

Last-modified: 2013-11-06 (水) 19:46:07

486 :一般人娘の過酷(?)なホームステイ 序章2 1/4:2010/10/15(金) 10:41:00 ID:5fOy6p+F

◆前回のあらすじ

皆さんこんにちは、私は紋章町のある学校に通っているただのシビリアンです。
今年の冬休みに、FE主人公兄弟家へホームステイする事が決まりました。
ホームステイ先の前評判は「カオス」の一言で、送り出しは送迎ムードではなく葬式ムードでしたが、
こ、この機会に、精一杯楽しんでいきたいと思います!

一般娘  「(地図を見ながら)えっと・・・ここを右に曲がればいいのかなぁ・・・?」

と、言いつつも・・・早速道に迷ってしまいました。

一般娘  「とりあえず会った人に聞いてみましょう・・・・!・・・・あっ、あの・・・!」
サザ   「んっ、どうしたんよ?」
一般娘  「あのー、FE主人公兄弟家というお家に行きたいのですが、ご存知でしょうか?」
サザ   「あそこか、そこならオレも知ってる。
      この道をまっすぐ歩き、商店街を越えて8kmほど歩けば見えてくるんよ。
      ・・・何故知っているかって?それはオレの嫁のミカヤが住んでる所だからなんよ!」
一般娘  「(いえ、三行目は聞いてないのですが・・・)そ、そうですか!どうもありがとうございます」
サザ   「じゃあミカヤにはよろしく伝えt」
?????「(ガラッ)乙女が緑風(笑)の嫁だと、身の程を弁えよ!」
サザ   「アッー!」

一般娘  「( ゚Д゚)・・・・・・・・(゚Д゚)」
     (こ、これが紋章町名物、漆黒ハウス・・・!
      何もない民家から突如黒い重騎士が現れ、制裁をくわえたり民家に引きずりこむ恐怖の怪現象・・・
      時折クラス内でも話題になりますけど、まさか実際に見る事になるなんて・・・
      写真に撮っておけば友達に自慢出来たのになぁ・・・orz)
      ・・・えっとー・・・緑のなんよさん、ご冥福をお祈りいたします)
487 :一般人娘の過酷(?)なホームステイ 序章2 2/4:2010/10/15(金) 10:46:00 ID:5fOy6p+F

???  「ぬっ、すまん・・・怪我は無いか?」

一般娘  「痛たた・・・ひゃ!だ、誰ですか!?」
アイク  「オレはグレイル工務店のアイクだ」
一般娘  (!?・・・凄く大きい・・・まるで巨人のようです!)
     「・・・両肩にいくつもの丸太を担いで、重くないのですか?」
アイク  「んっ、まあそれほどでもない。一つ精々100kgほどだ。
      ・・・どうだ、あんたも一つ担いで見るか?良い訓練になると思うぞ」
一般娘  (担いだ瞬間ミジンコになるワアアアァァァ!!
      ・・・それにしても、かっこいい男の人・・・こんな人だったらお兄ちゃんに欲しいかな///)
アイク  「所でFE主人公兄弟家に行きたいと言っていたな」
一般娘  「は、はい!」
アイク  「案内したい所だが・・・今から依頼先に行かないといけない・・・・・!・・・よし(丸太を一つ下ろす」
一般娘  「えっと・・・一体何をしt」
アイク  「この丸太に乗ってくれ。今から家に送り飛ばす」
一般娘  (送り・・・飛ばす?何をするつもりなのでしょう・・・??)
アイク  「この丸太によく捕まっておけ」
一般娘  「は、はいアイクさん!・・・でも一体何をするtキャアアアアアァァァァーーー!!!!・・・・・」
アイク  「・・・(ピッピッピ)・・・エリンシアか。そっちの方に丸太が飛んできてるから受け止めておいてくれ」

一般娘  (わ、私・・・空を飛んでるぅぅぅ!!ど、どうすればいいのですかァァァ!!(´;ω;`))

ニアルチ 「ぼっちゃま!お分かりになって下され、最早この選択しか無いのですぞ!」
ネサラ  「何があってもこの主張は曲げねえ!
      ・・・そうだな、ベオクが翼無しで飛ぶ姿を見たら考えてやる。そんな事はねえと思うがな!」
一般娘  「(ゴオオオオォォォ)そ、そこ退いて下さァァァァいぃぃぃ・・・・・!!」
ニアルチ 「・・・・・・・・・・・(゚Д゚)」
ネサラ  「・・・ニアルチ、オレが悪かった。その選択肢を取るぜ」

一般娘  (ま、丸太が下に下がっていきます・・・あ、あの家が兄弟家なのでしょうか?
      ・・・でもどうやって降りればいいのですかorz。名無しシビリアンの私ではどうする事も出来ない・・・
      正に人生がオワタ(ガシッ))

ヒュウウウゥゥゥゥン・・・・・・ アッー!コノヒ(ドガシャーンッッ!!!・・・

エリンシア「(天馬騎乗中)・・・大丈夫?」
一般娘  「!!・・・あっ・・・あ、はい・・・で、でも貴方は・・・どちら様でしょうか・・・?」
エリンシア「貴方が、私たちの家にホームステイしに来る女の子なのですか?」
一般娘  「は、はい!」
エリンシア(・・・・こんな事したアイクは、夕ご飯抜きにして差し上げますわ)

488 :一般人娘の過酷(?)なホームステイ 序章2 3/4:2010/10/15(金) 10:48:01 ID:5fOy6p+F

こうして、一般常識とはかけ離れた方法で目的地へと辿り着きました。

・・・こ、ここに来るまでやけに疲れたなぁ・・・

エリンシア「ヘクトルちゃんやロイちゃんたちも、もうすぐ帰ってきますわ。
      その時にしっかりと自己紹介をしましょうね」
一般娘  「はい!」

エリンシア「どうやら一人を除いて皆揃ったみたいね・・・それでは始めましょうか」
一般娘  「私は一週間、この家にホームステイしに来ました。どうか皆様、よろしくお願いします」
エリンシア「もうすでに会っていますのでこう言うのもなんなのですけど、
      ・・・可愛らしい子じゃないの!今日はたっぷりと夕食を用意しなくてはいけませんわね♪」
ヘクトル 「ほぉ・・・この女がホームステイしにくる娘か、よろしくな!
      折角だから、俺の歌でも聞かせてやろうか?」
マルス  「やめ☆ルン☆DA!そんな事したら聞いた人全員が生きた屍になるじゃないか(・∀・)」
ヘクトル 「おい!オレの歌声はバ○オハ○ードのTウイルスって言いたいのか!」
エリウッド「あぁ、大人しい子みたいで僕は嬉しいよ。もしも暴れん坊将軍だったら・・・うっ、胃が・・・」
ロイ   「いや、だから想像だけで胃を痛めないでよ兄さん」
リーフ  「所で誰なのさ、この僕の頭上に丸太投げてきた奴は!?」
エリンシア「恐らくアイク・・・でしょうか?」
リーフ  「アノヒトデナシー!」
一般娘  (丸太が直撃したのであれば、死んでいるはずでは・・・?
      ま、まさかこの人が・・・噂のゾンビ・・・!?)
マルス  「僕はマルス。よろしくね(ニコッ」
一般娘  「こ、こちらこそ」
マルス  「実の所、あまりシビリアンの人達とはコネクションを作れてないんだ
      ・・・だから君には、その面で協力して貰うよ(ニヤリッ」
一般娘  (この人腹黒DAーーーー!!!!)
エフヲム 「突然で悪いが、幼い妹は居るか?もし居たらぜひ会わせてほしい」
ミカヤ  「マジで自重しなさい」
一般娘  「・・・ミカヤさんが最年長なのですか?そ、その様にはまったく見えません・・・」
ミカヤ  「そう?こう見えても(ダキュン!ダキュン!!)歳なのよ」
一般娘  (年齢からして最早人じゃなイイイイイ!!!
      で、でも他の兄弟の皆さんも、色々と凄いなぁ・・・
      ・・・一介のシビリアンである私には、到底たどり着くことが出来なさそうな世界ですorz)

???  「(ガラッ)帰ってきたぞ」
兄弟一同 「おかえりなさ~い!」

489 :一般人娘の過酷(?)なホームステイ 序章2 4/4:2010/10/15(金) 10:54:00 ID:5fOy6p+F

一般娘  「あ、貴方は・・・?」

アイク  「無事に着いていたのか、良かった」
エリンシア「・・・ぶっ飛ばして差し上げますわ!!つ『アミーテ』」
アイク  「ぬぉっ、エリンシア何をする!?」
エリンシア「何が『無事に着いていたのか、良かった』ですか!?
      一体何処の世界に、女の子を丸太に乗せて飛ばす男が居るのですか!?」
アイク  「少しでも早く仕事先に行かないといけなかった・・・それが理由だ」
マルス  (アイク兄さんもエリンシア姉さんには形無しだねウキキ)
ロイ   (兄さん何でこんなに嬉しそうなんだろう・・・?)

エリンシア「そんなデリカシーのないアイクは、有ご飯抜きですわ!」
アイク  「!!?・・・そ、それだけはやめてくれエリンシア!
      俺はいつもお前の肉料理を楽しみにしている・・・オレはあの料理無しには生きてる気がしない
      だ、だから俺の側で作り続けて食べさせて欲しい・・・頼む!」
エリンシア「!?・・・そ、そこまで言われるのでしたら・・・た、食べてもよろしい・・・ですわ////」
マルス  (無意識の内にプロポーズしたねロイ)
ロイ   (あの人が反応する発言だねマルス兄さん)
一般娘  「良い話ですね」
シグルド 「ウオオォォォォッッ!!
      I shall not forgive KINSHIーーーN!!(KINSHINは許さんぞぉぉぉ!!」
一般娘  (一家のサラリーマンが突如英語で叫び始めたーーーーーΣ(;゚Д゚)!!!!)
アイク  「肉料理の邪魔はさせん・・・ぬぅん!」
シグルド 「アッー!」
ミカヤ  「・・・・ねぇ、さっさとお風呂に入って私の部屋で寝ちゃったら?布団はもう用意してあるし。
      これ以上居たら、『巻き添え喰らって』死ぬかもしれないわよ」
一般娘  (ご好意で言ってるのか脅しで言ってるのか分からない・・・orz)
     「そ、そうさせて頂きます・・・」

・・・とまぁ、気の休まる暇もない位に目まぐるしい一日でした。FEの名有りキャラは皆こんな感じなのでしょうか・・・?
とりあえず一部を除いて噂はただの噂でしたが、結局の所は「火の無い所に煙はたたない」という事なのだなと学びました。
最初アイクさんはただの超人かと思っていましたけど、人間味のある所が見れたので、もう少し好きになれた気がします///
・・・とにかく酷く疲れました(※色々な意味で)ので、今日は早く眠る事にします。
明日はミカヤさんが紋章町商店街を案内して下さるそうです・・・楽しみだなぁ
それでは皆さん、お休みなさい・・・zzz・・・

次章に続く