ヘクトル「おいーっす……」
シグルド「ヘクトル、朝の挨拶はきちんとしなさい」
ヘクトル「いいじゃねえかよ、相変わらずシグルド兄貴はお堅いぜ」
シグルド「堅い柔らかいの話ではない。お前の豪胆さは評価するが、少しは礼儀作法も身につけないと社会に出てからだな」
ヘクトル「へいへい。それよりちょっとどいてくれ、俺も剃る」
シグルド「ああ、すまん。……昔はここにアイクも加わるだろうと予想していたんだがな……」
ヘクトル「アイク兄貴はあんなナリなのに体毛薄いからな……クソッ、こっちは毎朝面倒くさくてたまんねえってのによ」
シグルド「面倒臭かろうと身だしなみはきちんとしないとな。そんなんでは社会に出てから」
ヘクトル「へいへい。あー、面倒くせえ。いっそ伸ばすかな……」
シグルド「高校時代から熊髭はさすがにないぞ」
ヘクトル「分ーってるって。冗談だよ、冗談」
フロリーナ「ああ、ヘクトル様がお髭を……ワイルドで素敵」
リン (クッ……フロリーナとお泊まり会をすると最近毎回こうだわ……!)
セリス 「いいなあ、カッコいいなあ兄さんたちは! 僕もいつか仲間に入って兄さんたちと一緒に髭剃るんだ」
ロイ (何のフラグなんだろう、これ……)