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Last-modified: 2007-07-30 (月) 00:01:27

お前が言うな

 

ヘクトル「ただいまー、っと」
アイク  「ああ、お帰り」
ヘクトル「兄貴がいるなんて珍しいな。しかもゲームまでやってるし」
アイク  「今日は休みな上やることが無くてな、溜めていたゲームでも消化しようと思ったんだ」
ヘクトル「へー。んで何やってんだ?」

 

つ【ファイヤーエンブレム 蒼炎の奇跡】

 

ヘクトル「…何だ、このパチもんくさいタイトル名?」
アイク  「俺に聞かれても知らん。だが、中々面白いぞ」
ヘクトル「へー、…しっかしこの主人公のエイクって奴、三年前ぐらいのアイクの兄貴そっくりだな」
アイク  「そうか?」
ヘクトル「微妙に弱い割に態度がデカイ所とか昔の兄貴にそっくりだぜ」
アイク  「…あのな。只、共感は持てる主人公だな」

 

―数日後

 

マルス  「このエイクって奴何考えてんの!?皇帝に喧嘩売るなんて信じらんない!」
エイリーク「私も正直、どうかと思います」
ヘクトル 「いや、これはエイクが正しいと思うぜ。アリンシアの為に皇帝でも喧嘩売るなんて最高じゃねーか!」
エフラム 「俺もヘクトルに同意だ。アイク兄上も同じ考えだろう?」
アイク   「ああ、俺がエイクと同じ立場だったら同じことを言うだろう。信頼を侮辱するような発言は俺は許せん」
ロイ    「あ、一見落着したみたいだ」
マルス  「しかしこのエイク、アイク兄さんにも勝るとも劣らないフラグクラッシャーだね」
アイク   「…失礼な。俺だったら呼び捨てにしてくれと言われた時点で気付くぞ。こいつは幾ら何でも鈍すぎる。
       全く、アリンシアが可哀想だ」
ロイ    「………」
エリンシア「私としてはこのアリンシアの『ぶっ飛ばして差し上げましょう』と言う台詞はどうかと思いましたわ。
       常識的に考えまして一国のお姫様が言って良い台詞とは思えません」
マルス  「………」
セネリオ 「…僕としては、サネリオと言うキャラのエイクへの依存っぷりが気になりますね。
       もう少し社交的になれないものでしょうか?」
ヘクトル 「………」
ロイ    「ど、何処から突っ込んだらいいの!?」
マルス  「とりあえずこう言うべきだと思う」

 

全員    『お前が言うな』