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Last-modified: 2007-11-10 (土) 23:06:36

~どっかの空き地~

 

ロス「らぁ!うらぁ!」
アメリア「はっ!せやっ!」
ユアン「あ、アメリアにロス!」
ロス「ん?ユアンか。」
ユアン「二人で修行してたの?」
アメリア「うん、そうだよ!」
ユアン「二人とも努力家だね~。」
アメリア「そういうユアンだって、たくさん魔法の修行してるんでしょ?」
ユアン「まぁね!早く一人前の魔導士になって、そんで将来はお師匠様みたいな賢者になるのが夢なんだ!」
アメリア「へぇ~。私も、将来デュッセル様みたいなグレートナイトになりたいんだけど…」
ユアン「けど?」
アメリア「あの鎧を着た状態でちゃんと動けるのか不安で…」
ユアン「なるほど。」
アメリア「それに、クラスの友達も皆『あんな見た目が世紀末覇者みたいな職業は絶対らめぇ!!!』とか『今(新人兵士)のままの可愛いアメリアでいてぇ!!』って泣きながらグレートナイトを目指すのを止めるんだよね…。」
ユアン「はは…」
ロス(てかこいつの友達ってヤバくねぇか?)
アメリア「だからやっぱり無難にパラディンを目指そうかなって思ってたんだぁ。」
ユアン「へぇ。ロスは?」
アメリア「やっぱりお父さんみたいに戦士になって、ウォーリアを目指すの
ユアン「いや、きっと勇者じゃないかな?そんで『俺は戦士ガルシアの息子、勇者ロスだぁ!』とか言うんじゃないかな?」
アメリア「あ~、ありえる~!」
ロス「…俺は海賊になるんだ!」
ユアン「ほーら、やっぱりね!…ん?」
アメリア「ロス…今…何て…言った…の…?」
ロス「だから!俺は海賊になるんだよ!」
アメリア・ユアン「「えぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」」
ユアン「何で海賊!?」
ロス「俺は海に出て沢山の強者と戦うんだ!」
アメリア「だったら何も海じゃなくて陸でも…」
ロス「そんで、バーサーカーに俺はなる!!!」
アメリア・ユアン「「(゚Д゚)」」
ロス「ん?どうしたんだ二人とも?」
ユアン「い、いや、何でもないよ!」
ロス「?」
アメリア「そ、そーだ!修行が終わったら食べようと思ってシチューを作ってきたんだけど、二人とも食べる?」
ロス「食う食う!」
アメリア「あ…でもちょっと待って!完全に冷めちゃってるから、温め直すね!」
アメリアはガスコンロを取出した
そしてシチューを温め直すこと数十分後

 

カタカタ…

 

ロス「お?何かフタがカタカタいってるぞ?」
ユアン「もういいんじゃない?」
アメリア「そうだね。」

 

アメリアはフタを開けた

 

ボワン!

 

しっこく「ぬぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

何と、お鍋の中からボワッと漆黒おじさんが登場した

 

ロス「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」
ユアン「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
アメリア「きゃあぁぁぁぁぁぁぁ!?」
しっこく「ぐぅぅ…あ、熱い…」
ロス「誰だお前!?てかどっから出てきてんだよ!?」
しっこく「私の名は漆黒の騎士。見ての通り、乙女の味方だ。」
ロス「…何だこいつ?」
ユアン「さぁ…?」
アメリア「シチュー…せっかく作ったのに……」
しっこく「む?何やら悪い事をしたな…そうだ!詫びと言ってはなんだが、先ほど君達が話していた将来についてだが、それを予想してあげよう!」
ロス「何だ?占いでもできんのか?」
しっこく「いや、私のこの『漆黒アイ』は人の才能を見抜く事ができるのでな、この目で君達の才能を見抜いて将来を予想するのだ。」
ロス「うっさんくせぇ~…」
しっこく「まぁ、そう言うな…では行くぞ!」
しっこく「かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ!!」
三人「!?」
しっこく「…見えた!…まずは金髪の少女、君からだ。」
アメリア「わ、私ですか!?」
しっこく「君はまだか弱いが、将来才能が開化し、グレートナイトどころかジェネラルにだってなれるほど強くなるだろう。」
アメリア「ホント!?」
しっこく「本当だ。」
アメリア「やったぁ!」
しっこく「次は赤髪の少年だが…」
ユアン(ドキドキ)
しっこく「うむ、君も素晴らしい才能を秘めている!いずれは師を越え、魔導の使い手でも10本指に入る実力者となるだろう。」
ユアン「や、やったぁ!!」
しっこく「最後は君だが…」
ロス「お、おう!」
しっこく「……『バーサーカーに俺はなる』だと?その程度の能力値と成長率でか?覇者の証が勿体ないわ!身の程をわきまえよ!!!」
アメリア・ユアン「「あ……」」
ロス「う…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ロスはその場から逃げ出した
アメリア「待ってロス!」
ユアン「あぁ~…行っちゃった…血涙流しながら…」

 

その後ロスは、メティスの書とアフアのしずくを探し求めたとかなんとか…