宇宙のスケールについて

Last-modified: 2022-06-09 (木) 15:13:42

1光年は約9兆5000億kmであるが、実感として捉えにくい。

そこで、1光年を1mmとする。光は1mm進むのに1年、1cm進むのに10年もの月日を要する。

この時、太陽からオールトの雲までの距離が1mm(つまり太陽系はおおよそ2mm)となる。地球の大きさは1.35×10⁻⁹mm=1.35pm*1となる。

太陽系に最も近い恒星ケンタウルス座αまでは4.3mmとなる。

他にも

天体太陽からの距離
シリウス(恒星)8.6mm
ベガ(恒星)25mm=2.5cm
プレアデス星団444.2mm=44.42cm
らせん状星雲650mm=65cm
かに星雲6523mm=652.3cm=6.523m

となる。

太陽系から銀河系の中心までの距離は2万5800mm=25.8m。銀河系の直系は10万mm=100m程度となる。

銀河系の隣の銀河であるアンドロメダ銀河までの距離は250万mm=2500m=2.5kmとなる。アンドロメダ銀河の直系は22-26万mm=220-260m。

他にも

銀河太陽からの距離
NGC54572700万mm=27000m=27km
NGC10974500万mm=45000m=45km
NGC10686000万mm=60000m=60km
ステファンの五つ子
(銀河群)
3億mm=300000m=300km
Abell1689
(銀河団)
24億mm=2400000m=2400km
MS0735
(銀河団)
26億mm=2600000m=2600km

2022年4月時点で、観測史上最も遠い(古い)銀河HD1は135億mm=13500000m=13500km

ビッグバンは138億年前なので、宇宙の大きさは13800kmとなる。


*1 ガンマ線の波長程度。水素原子の半径でも25pmある。