骨折&水没の大惨事

Last-modified: 2007-09-13 (木) 00:20:37

SR上流にて 【かっち著】

 今日は「熊出没注意」の看板の前に車を止めて入渓という肝が据わっているのか何も考えていないのかわからない作戦で攻めてみた。
 その作戦は、後々大惨事を招くことになるのだが・・・
 
※怪我や流血するような惨事ではありませんので、ご安心ください。
 
 隊長が写真を渡してくれない上にUPもしないので、隊長がらみの写真はありませんが、入渓早々ニジマスを釣っていたようです。
 オイラは同じポイントで釣っていては、今までと同じく釣れないと思い、逆方向に行ってみた。
 瀬になっているところが多く、ポイントらしい部分は限られていたのだが早速ヒット!
 しかし、フックが甘くてばれてしまう・・・。
 
 チップミノーの3cmはベリーフック1個だけで、リアフックが最初から無い。そもそもそっちにもつけるとフック同士が絡まって釣りにならないと予想できるので、そのまま使っていたのだけど少しコツがいるらしい。
 しばらくアタリはあるものの釣れない状態が続いていたが、落ち込みそばの深みに送り込んでみると・・・
 
 フィッシュ!
 
 念願の魂がサスペンドに入ったぞ! さすがチップミノー!
 と思ったのもつかの間、ものすごく走り回って飛び回る元気っぷりにあわてて引っこ抜いた。
 20070909-01.jpg
 
 久々の魚に満足していたが、ライントラブルがひどく、隊長からご機嫌斜めさを指摘された。
 と、もう一度その落ち込みを狙おうとしたその瞬間!
 
 動物園というか、どぶと言うか、なんともいえない臭さが漂ってきた。
 直感的に熊を連想して、鈴を鳴らしまくって隊長に知らせる。
 その気配を察知した隊長はすばやく逃げ出した。いつになく引き際が潔い。本当に熊かもしれない。
 
 で、もどって臭いがなくなったのを確認して様子を見ていると、物音もなく臭いだけがやってくる。かなり恐ろしい。入渓ポイントまで引き返して様子を見ていたがここまでは臭ってこない。
 ここが釣りキチと一般人の分かれ目。「よし、去った。逆方向に行こう」と、釣り続行を決意。
 
 初めての場所なので、どういったポイントがあるか見ておきたいのもあるが、どう考えても命知らずもいいところです。
 
 20070909-02.jpg
 ヘビも居るようなところなので、熊も当然居るはず。足跡やフン、引っかき跡が見つからないのでなんとなく気にせず突き進んでみた。
 
 結局引き返してきたが、臭いの原因は近くで地面を掘り起こしているか、農家の臭いだろうと勝手に判断してもう一度釣れたポイントに移動する。
 こっち方面はわかりやすいポイントが多く、隊長もオイラも結構釣れた。
 
 20070909-03.jpg
 20070909-03+.jpg
 20070909-04.jpg
 ※隊長の釣った魚の写真はありません (^^;
 
 で、釣れてはいるものの二人ともライントラブルでイラつきモードになっていて、ついに事件は起きた。
 
 「またかよ!」
 隊長が木にかかったルアーを引っ張っている。
 
 「もういい! ライン切る!」
 と、引きちぎろうとしたその瞬間。
 
 ポキ
 
 「折れた」
 
 隊長の買って間もないニューロッド骨折! というか自分でもいだ!
 超ブルー。見てたこっちもブルー。
 
 「戻るべ」
 
 イライラしながら引き返す。
 20070909-05.jpg
 
 こんな感じでザップザップ川を戻っていると、
 
 ザブーン
 
 こけた。
 
 オイラがね。
 
 「なにやってんのよ」
 
 隊長、冷たいな。川の水も冷たいよ。
 
 「なごんだ」
 
 隊長を慰めるための体を張ったギャグじゃないよ。
 また川で転ぶという醜態をさらし、林道でパンツ一丁パート2をしていました。
 その時隊長は、別の竿で入渓していましたとさ。
 
 で、さっきの写真が遺品となったデジカメ。完全に死亡してしまいました。
 
 ロッドの修理のため、さっさと帰ってデジカメも聞いてみたところ、修理に最低2万くらいかかると思います。と店員さんから死亡診断書をいただく。
 
 ということで、ミューをGETしたのです。ん? 話の展開が早い? あまり深く思い出すとブルーになるのでこの辺で勘弁してくださいな。