フィールド拡大への一歩
去年は「打倒!サクラマス!!」の思いから始まったはずなのに、渓流メインで活動ばかりしていて9フィートロッドも出番がない上に、普段は5フィート程度のものしか使っていないので、たまに使うと今までの経験が全然生かせない状態で'大場所に弱い'という結果が残ってしまいました。
そこで、大場所弱点の克服を目指して今年は初戦を洞爺湖に選びましたが、10数時間の釣行で、一度も全く魚を見ることがなかったという歴史的惨敗を喫してしまいました。
普段はイタチやクワガタなんかのゲストに遭遇するのですが、それもなし。しまいには、味噌ラーメンという名前の麺入り味噌汁を食わされる始末…。
「いきなり大場所過ぎた」という結論に至り、まずは本流からステップアップしていこうということになり、今回はCTS下流域の川幅が広いところに挑戦することにしてみました。
CTS下流域
水は綺麗で深いところは80cm~100cm程度。川幅は40~50m位だろうか。中州があって川の真ん中付近が浅くなっていてそこに陣取って左右の流れに投げ込みまくる。川底は基本は砂か粘土。ところどころに石・岩、倒木の類があるけど、魚のつきそうなところは限定されている感じ。
隊長は、ニューロッドを手に張り切っていたが、あまりのゴムゴム状態に戸惑っている様子。SOULSの7.2ft・ジャーキングロッドらしいけど、さすがのSOULSマニアの隊長でさえ「 」こんな感じだった。
で、しばらくすると稚魚が釣れた。5センチ程度のミノーに5センチ程度の稚魚。ビチビチ暴れて手のひらにのせる前に逃げていってしまった。
こんな大きな川でもピンポイント稚魚ハンティングしてしまうとは…。
人が入り始めたので、場所移動してドン深を攻めてみたりしたけど、テンションあがらず。
隊長は買ったばかりのミノーを後ろの藪に投げ込んで意気消沈。
寒さに負けて、ご飯を食べに一時撤退。
結局、いきなり本流攻略とはならなかったがポイントの確認という意味では意味があったのではないかと思う。それ以上の意味はチョット見出せない。しいて言えば、川岸の粘土が滑るということくらいだろうか。
CTS上流域
水は綺麗だけど、なんかドブの臭いというか、動物園の飼育小屋の臭いというか、なんともいえない臭いが時々してくる上流域。その訳は、川底のいたるところにある産卵を終えたシャケの残骸たち。中にはどう考えても他と大きさが違いすぎてキングサーモンじゃないのかってのまで転がっていたけど、多分シャケがほとんどだと思う。
流れでたまりやすいところがあるのか、川底が真っ白に見える地帯もあった。
で、ここでも稚魚ハンターになって数匹釣り上げる。投げ込むルアーに大群で群がる稚魚たち。
緑っぽい背中に濃い小さな斑点と側面にはくっきりパーマーク。多分シャケの子供たちだと思う。隊長は直ぐに興味をなくしていたが、自分ひとり戯れ続けていた。
結局、稚魚以外の魚はいないのではないかと思われたその瞬間。
ズルリ。
何か重たいものがかかった。
グイッと引っ張ると水面に上がってきた。
…
どう考えてもシャケゾンビです。
流れがそこそこ強くて引き寄せるのに手間取っていると、隊長大喜び。
「はやく! 写真取るから早く!!」
せかされても、川の流れに逆らってこちらに向かってくるシャケゾンビをスピードアップさせるのは難しかった。ロッド思いっきりしなりまくりなのですが・・・。
残念ながら途中でゾンビは流れに負けてしまったけど、手元まで寄せていたらグロ画像を載せなくてはならないところだった。危ない危ない。
最後は…
釣具屋で荒食いしました。