予期せぬ大物

Last-modified: 2009-05-12 (火) 23:48:09

ROUND1:SRB

 今年初めてのフルメンバー釣行。
 最初のポイントは、SRB上流。濁りがないことは確認できていたので、カナリ期待して入渓すると・・・
 
 普段より水位が50センチくらい上がっていて、とてもウェーディングできる状態ではなかった。
 岸際も足場がほとんどない状態で、高巻きしながらピンポイントで探るしかなかった。
 
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 コリンも、くまも、思い思いに場所を探してキャスティングしていたが、流れが強くて思うようにルアーを泳がせることが出来ないようだった。しかし、逆に考えると、これだけ激しい流れなら、石裏なんかにごっそりたまっているのではないかと、際の巻き返しや反転流を丹念に攻めてみた。
 
 4人集って「だめかもしれないなぁ」という負け犬ムードが漂い始めた時、とにかく1匹でも魚を見ようと思って、ひたすら大岩の沈んでいるところに出来ている反転流にルアーを沈めこんでいた。
 
 すると、突然激流とは明らかに違う手ごたえが!!
 
 キタ━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━ ッ ! ! !
 
 ぐっとロッドを煽ると魚体が水面近くに浮き上がる。カナリ大きい。流れの早いところに入ると、全くリールが役に立たなくなる。とにかくスプールを抑えてラインが出て行くのを止めながら激流に潜られないように、岸に寄せる。
 際のボサに潜られそうになりながらも何とか隊長にランディングしてもらう。
 
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 隊長「これ、ホウライマスだ!」
 
 ニジマスの黒点が一切ない、銀ピカの魚体にレッドバンドだけがうっすら浮かび上がる綺麗な魚だった。
 採寸すると40センチジャスト。この川で今まで釣れていたサイズのアベレージから行くと倍近い大物。全く予想していなかっただけに思わず勝利の雄たけびを上げてしまった・・・。
 
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 興奮も収まって、ひとまず場所変えすることになり、実績河川のMKRへ向かうことにした。
 散々お前は釣るな、なんて言われたけど・・・
 

ROUND2:MKR

 昨日の大爆釣で、どれだけスレたか興味があるところだが、全くその心配は無用だった。
 隊長とコリンが先行し、後からついていったのに、出てくる出てくる!
 
 入ってすぐのえぐれでルアーを泳がせて出てくる魚がナカナカ食いつかないなぁと遊んでいたが、その先に進んだところでくまたんが今期初フィッシュ達成!
 フッキングしたとたんに走り出す様子から、ニジマスだろうと予想していたが・・・
 
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 いきなりイイサイズのニジマスをゲット!
 そこから先は、魚がポンポン出てくる。隊長達相当急いで進んでいるのか、同じ魚が懲りずにアタックしてくるのかは分からないけど、
 
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 自分のメッツには、オショロコマ君が。
 
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 ダイビングビートルに変えるとイワナ君が。
 
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 バルサエルフにもイワナ君!
 
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 くまたんもオショロコマを追加!
 目の前でピックアップに失敗したり、バラして魚体がキラリと見えても、まだまだ次が出るさ!と、前向きに突き進んで行く。
 
 途中、倒木の上で足を踏み外してドボンしたり、コリンがチンしたりしたけど、そんなの関係ない勢いで今日も釣れていた。
 
 早々に折り返してきた隊長たちと合流して、入渓ポイントに戻ることにしたが、その時事件は起きた。
 入ってすぐのえぐれで、魚がいるなと分かっていたので、誰でも驚異的に釣れる、あのマルチプロアングラーが作った最終兵器、AR-SPINNERを流し込んでラインだけ出してリールを巻かずにシェイキングしていると、突然ゴウンとひったくられる感触。
 
 キタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
 
 ナカナカイイ引ったくりじゃないかと思ったら、川幅5メートルくらいしかないのにえぐれの中を右へ左へと走り出す!
 ロッドを立てて引き出そうとするが、ドラグが悲鳴を上げて、またもや役に立たない状態。
 バシャバシャ水面に出てきた魚体は想像以上の大きさ。
 
 こんなの居るなんて、聞いてねぇぞ・・・
 
 隊長たちも異変に気づいて寄ってくる。
 ドラグを絞めて少しずつ寄せるけど、持っているネットには尻尾しか入らない勢い。
 バチバチ暴れてラインブレイクするかギリギリのところで強引に尻尾をつかんでキャッチ!!
 
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 引っこ抜いてみると、これもこのポイントのアベレージサイズの2倍を超えるモンスターレインボー。
 尻尾をつかんでも暴れまくりで、採寸前にラインブレイク。AR-SPINNERの口ピアスをしたまま採寸。
 
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 45センチの大物です。30センチが出れば大騒ぎなのに、このサイズは本当に規格外。
 この時期、水量が多くて大物がこんな支流まで入り込んでいるのかと、実感させられながら、完全に魂が抜けた状態になって撤収。
 

ROUND3:大滝村

 少し遅い昼食をとるため、渓流庵に向かう。電話で確認すると、営業していて食事もOKのようだ。
 到着すると、池のニジマスも元気に泳いでいて、完全に営業体制が整っているようだ。
 
 思い思いの食事、とはいっても、しいたけ定食かジンギスカン定食の2択なのだけど、ご飯おかわりしながら腹いっぱい食べて、おなかは苦しいのに、大物2匹も釣り上げて脳味噌がイカレたのか、まだ食べろ!と指示を出してくる。
 
 とりあえず、キノコ王国まで走ってソフトクリームを食べる。勢いあまってカマンベールチーズいももちもリアクションバイト。隊長たちも、腹いっぱいのくせに、大きな焼き芋買ってるし。
 で、分けてもらった焼き芋もリアクションバイト。
 
 さすがに腹の容量の限界が来て、これ以上詰め込めなくなったので撤収開始。
 
 今年は本当にお魚さんが良く遊んでくれて、これからシーズン本番になったら楽しみが増えまくりで仕事に手がつかなくなりそうです。