用語-「偏光グラス」

Last-modified: 2007-09-20 (木) 22:34:11

用語トップ [star]

「偏光グラス」とは

 レンズ部分に偏光板を挟み込んだもので、一定方向からの光をシャットアウトする。水面の反射した光をカットすることで、水中の様子を見やすくする。
 他にも、車のフロントガラスに写りこむものが見えなくなったり、ガラスの反射光が見えなくなることで、ショーウィンドーや車の中を見通せるようになることがある。
 通常下方向からの光を遮断するので、偏光グラスの上に90度に傾けた偏光グラスを重ねると、向こうが何も見えなくなる。こうならないものは、ただのサングラスだ。
 ただのサングラスとの違いは、サングラスが色付レンズで目に入る光の量全体を抑えるので、乱反射しているものは結局見えないし、水面の照り返しもまぶしくないだけで水中の様子を窺うことは出来ない。
 

「偏光グラス」の種類

 偏光板を挟むレンズに度を入れることが出来る。この場合、眼鏡と一体化しているので、通常の眼鏡とは全く別に用意する必要がある。極端に濃い色合いをつける場合は、必要に応じてはずす必要があるので、近眼の方は注意した方が良い。
 通常の眼鏡の上に乗せるタイプや、マグネットでつけるタイプがある。簡単に普段の眼鏡に戻せるため、濃い色の偏光レンズでも問題が起きにくい。薄暗い時に簡単に度入りのレンズをしたまま、跳ね上げたりはずしたり出来るからだ。
 レンズがプラスチック系・ポリカーボネイト等の場合ゆがみや偏光板への浸水による劣化が早くなる傾向がある。クリアな視界を得るには、一体型のガラスレンズが良いが、重量と破損した際の危険度が高まる。
 予算に応じて選ぶのが良いが、質の悪いプラスチックのものは歪みから視界が悪く、目が疲れて結局使わなくなることが多い。試着して視界の端までクリアに見えるか確認することが必要かもしれない。その後の熱変性、耐圧等の耐久力は材質に依存するところが大きいので安いものを買って結局損をすることが無いよう気をつけていただきたい。
 
 私自身が極度の近眼で、メガネにはそれなりのこだわりがあるためこのように書いているが、あまりきにならないのであれば安い偏光を試してみるのも良いのかもしれない。

  • 編集中