子作品

Last-modified: 2021-01-03 (日) 01:09:53

概要

子作品とはうごくメモ帳の作品形式のひとつである。
インターネットのシアター等にアップロードされた作品を保存し、大元の作成者と異なる人物が編集し、それを再びアップロードした場合、その作品には子作品マークがつき、子作品として扱われる。

なお、これらはあくまでインターネットのシアターないしはそのような場所で公開しなければマークが見えないため、DSを修理に出すなどするか、新品を購入したりSDカードに作品を移して別本体で作品を編集・アップロードした場合も子作品扱いとなってしまうため、原作者であることを証明する等、注意する必要がある。

ちなみに確認できないのはDSiのみで、3DSからははっきりと子作品マークがつくようになるため、わかりやすくなった。

要はうごくメモ帳を起動し、作成・保存した本体であるか否かで判断しているのである。

うごくメモ帳のシアター時代・ギャラリー時代では、この子作品という機能を活用し、多くのユーザーが様々な作品形態や、アイデアを投稿した。

子作品の使い方

例えば、ある作品を作ったとして、それを全て自分で埋めるのではなく、ある部分のみを自分で描き、後はダウンロードしたユーザーに穴埋めを任せるような使い方もできる。

また、音楽やイラストを自作し、それを他ユーザーにコピーしてもらい使ってもらおうという「音源」や「素材」という作品群も生まれた。

しかし、ダウンロード前提なので、赤い文字である部分を塗り潰し、ダウンロードしたユーザーのみにその隠された情報を教えるような使い方もできる。
これはレイヤー数や色が増えた3DSギャラリー時代に特に問題となり、イラストなどをレイヤー分けにして、アップロードする時は普通に見えるが、ダウンロードして任意に削除すると、あられもないイラストが現れるなど、子作品の誤った使い方をしたメモ作品が一部ユーザーに見られた。
うごくメモ帳のシアターは全年齢を対象にした利用が推定されており、このような行為が未成年者の目に留まる可能性がある上記のような行為は非常に好ましくない。
更に悪質なのは、住所や電話番号といった個人情報をこの機能を利用し、裏で聞き取って犯罪に巻き込むという可能性があることだった。
一度ダウンロードしなければ何が書いてあるか分からない・ダウンロードしても消すまでは分からないという点から、運営者でも対処は困難であり、グレーゾーンすれすれの行為だった。
それでもそのような使い方をして問題になるケースは本当に稀であり、大半のユーザーは健全的な使い方をしていた。

そもそもインターネットにどんな作品が載せられるか分からない以上、いくらうごくメモ帳が全年齢対象とはいえ、自分で判断のできない児童などに使わせるのは考えものである。
アップロードの場所を規制するのではなく、アップロードされたものの中で何が好ましくなく、何が良いものか判断するためのネットリテラシーを身につける方が、賢い選択肢である。

丸コピについて

子作品というものが、原作者が存在すること、かつアップロードするためにロックされていないことが前提のため、有名作者の人気作品でロックされていないものをダウンロードし、あろうことか、そのまま投稿するという丸ごとコピー、所謂丸コピが流行した。

これは立派な規約違反であり、何人もの違反者がこれまでに処罰の対象となってきた。
更に巧妙に丸コピだとバレないように、ロックされていない作品の一部をコピーし、新しいメモ作品に貼り付けして投稿する、大元の作品を黒く塗りつぶしたり、自身の字や絵を書き加えたりする悪質極まりない派生形態も多数生まれた。

もちろんこれらも全て処罰される重大な違反行為である。

シアター、ギャラリー時代に低学年と思われるプレイヤーによって多数行われ、そしてその大半が「丸コピユーザー」という烙印を押されて姿を消した。
特に害悪なものは、名前がインターネット上に載るほどであった。

これらのユーザーの特性として、

  • 作品のクオリティが大きく異なる
  • 自分では、高クオリティの作品を作ることができない
  • 自身が投稿しているジャンルがバラバラ
  • 作品に原作者の名前がある
  • 作品名がなかったり、発言が粗野で乱雑。問い合わせても無視か暴言を吐く

などがある。本人の許可を取った転載メモなど本当にごく僅かである。

そもそもそんなことをしようが、わかるものにはすぐにわかる上、発覚した際のリスクを考えればそんなことは普通できないはずである。
このようなことを平気で行うユーザーには、目先の利益に取り憑かれただけの、最低限先を予測するだけの知性および違反行為に対する道徳的思慮の欠如した人間だという評価を下さざるを得ない。

このような行為が蔓延すれば、当然作品をロックするユーザーが増えてしまい、自分たち自身でコンテンツの幅を狭めている愚行に他ならない。

ちなみにこのような不貞を働く輩は日本人だけかと思いきや、スドメモ内にて外国人ユーザーも、ちゃっかりと行っている。
だがスドメモはこういったユーザーに対しては非常に厳しい制裁を下しており、このような行為こそあれど、治安はユーザー間でもしっかり守られている。