アスナ&アスナ

Last-modified: 2023-02-08 (水) 21:18:22

SAOに閉じ込められてから一年と少し。アスナはある情報を頼りにソロで遺跡に来ていた。
普段のゲームなら、死んでも大丈夫だが現在のSAO内での死は現実での死と同じであり、ソロで動くプレイヤーなど稀である。
だが、彼女が来たのは下の階層の遺跡であり、モンスターのレベルも低いため、最前線で攻略組に参加しているアスナにとっては問題でもなかった。
ならば、なぜ彼女はこの階層に来たのか?それは、SAO内で噂になっているあるアイテムを探しに来たからである。その噂とは、何でも攻略に役立つレアアイテムとのことだ。初めはアスナも、噂だろうと気にしてなかったが、あまりにも噂が広がってきた所為で、嫌でも気になってしまったことと、信頼できる情報屋からその噂が本当だという情報を手に入れたことがきっかけで探しに来たのである。
情報によると、このアイテムを習得するにはいくつかの条件があるそうだ。一つはレベルが80を超えていること、二つ目はソロで来ること、三つ目はそのアイテムは女性しか使えないということである。

「ここね」

遺跡に入り、モンスターを倒しながら奥へと進み最後の部屋まで辿り着く。
中に入ると、守護するモンスターやトラップらしきものも存在せず、唯部屋の真ん中に宝箱が置いてあるだけだった。
宝箱を開けると、中には手サイズの人型の紙が一枚入っていた。漫画などで陰陽師が自分の身代わりを召喚する時とかに使う奴に似ている。

「これが本当に攻略に役立つアイテムなの?」

流石に紙一枚とは予想外だった。怪しみながら目をアイテムに向けるとため息をつく。

「まあ、元々信じていなかったことだし、使ってみればわかることよね」

そう開き直り、アイテム蘭からアイテムの情報を見てみる。

「分け紙?変な名前のアイテムね。使用方法は・・・・真っすぐ二つに破ればいいのね」

使用方法を確認すると、取り出し早速半分に破ってみる。
すると、視界が揺れる感覚に襲われ、

「「えっ?」」

気づくと目の前に自分がいた。

「私がもう一人・・」
「これってアイテムの効果?」
「でも、なんか変な感じ」
「うん。身体が二つに分かれたというよりも、精神が二つに分かれたって感じだよね」

自分が二人に増えたのに冷静に状況を確認し合うアスナたち。
ここまで冷静なのは、やはりSAO内では何が起きても当たり前という考えだからなのかもしれない。まあ、ゲーム世界に閉じ込められていることに比べれば自分が二人に増えることなど驚くほどのことでもない。少しは驚いたが。
逆に考えれば、これは嬉しい誤算だと捉えることが出来る。
自分が二人に増えたということは、自分と同等の実力を持つプレイヤーが増えたということだ。
攻略組であり、この世界から一刻も早く脱出したいアスナにとってはありがたいことである。

「これからよろしくね私!」
「ええ。こちらこそよろしく」

微笑みあいながら握手する二人。
その後、SAO内でアスナたちは“血盟騎士団の二刀の閃光”と呼ばれるようになった。自分を二人に増やすという出鱈目なアイテムの情報をSAO内に広めると、レベル80超えの女性プレイヤーたちは、我先にとアイテムを取りに行った。どうやら、このアイテムは他のアイテムと違って、何度でもリスポーンするようだ。
SAO内では、二人に増えた女性プレイヤーが増え、攻略組の戦力も格段に上がっていった。
二人のアスナを筆頭に攻略組は次々と階層を攻略していき攻略していった。

「「かんぱーい!!」」

自宅で“祝70層突破”をお祝いし合うアスナたち。
最初は戸惑いも多少はあったが、自分同士ってこともあり連携もしやすく話も合うので、アスナたちはすぐに仲良くなっていた。
最近では、友人たちや二人になる前まで良く行動していた二刀流剣士の少年よりも自分と一緒にいることの方が多くなった。

「あの時のスイッチはタイミングばっちりだったわね私」
「そっちこそ、体力が低下した瞬間の回復アイテムの使用は助かったわ」

先の戦いでの反省をし合う二人。だが、二人の顔は赤く染まりあまり相手の顔を見ないようにしている。
最近二人は自分の身体が変なことに気づいていた。相方と話したり顔を見たりすると、身体が熱くなり、心臓がドキドキしてくるのだ。そして、相手を犯したいという気持ちが心の底で強くなってくる。
彼女たちは知らない。二人が手に入れたレアアイテム。実はとんでもないデメリット効果があった。それは、使用者をナルシストのエロ女に変えてしまうという効果だ。
この効果は、アイテムを使用してから少しずつ効力を出していく。
解除方法はない。つまり、アスナたちは知らない間にデメリット効果で身体が染まってしまっていた。

お風呂に入り、就寝するためベットに行く二人。二人になってからアスナたちは、一つのベットを二人で共有して使っている。初めは恥ずかしかったが、今ではもう慣れた。それどころか、自分と一緒に寝ないと眠れなくなった。

ベットに並んで座る二人。寝る前だからか、二人の恰好は下着一丁である。

「「・・・・・」」

無言の二人。だが、心臓の鼓動はとても喧しい。そして、

「「んっ」」

片方のアスナが、突然もう一人のアスナにキスをした。
唇を合わせたまま、もう一人の自分をベットに押し倒す。
唇を離し見つめ合う二人。

「抵抗しないの?」
「なんで?私も同じことしてたから」

下のアスナが腕を上のアスナの首に回す。

「優しくするね。私・・」
「私もね・・・」
「「んっ」」

再び唇を合わせる二人。押し付けるように舌を伸ばし、相手の口の中にねじ込む。
同じ行動をした二人の舌は絡みながら相手の口内をかけ回す。

「「んちゅぅ、くちゅ、ちゅぱぁ、ちゃぷぅ」」

潤んだ瞳が交差する。口元から涎が垂れる。

((犯したい、犯したい、犯したい!!))

欲望が溢れる。二人は装備画面を開くと、下着等の装備を全て話した。
身に纏っていた下着が消え、生まれたままの姿になる二人。ブラジャーで隠れていた大きな胸が解放されたことにより大きく揺れる。
二人の視線は、相手の胸に釘付けになる。
上のアスナは、顔を近づけると相手の乳首を小さく舐める。

「ひゃっ、ひぐぅ、あん!!」

お礼のように下のアスナは両腕を伸ばして上のアスナの胸を優しく揉む。

「んくぅ、ああん、はふぅ!!」

喘ぐ二人。相手が自分の行動で喜んでくれているとわかると嬉しく思い、上のアスナは下の舐める速さが、下のアスナは胸を揉む速さが速くなった。

「ひぎぃ!くはぁ!あん!あん!・・・あひぃいいいいい!!」
「くはぁ!ひょはぁ!!んっ!!ああああああああああああッ!!!」
「「あああああああああああああああん!!!?」」

絶頂を迎え、抱き合い休む二人。
顔を合わせる。汗まみれで染まった頬、トロンとした瞳。そんな相手の美しさが胸をドキンと貫く。

「はぁ、はぁ、わたし、はぁ、好き」
「わ、わたしも、はぁ、好き、はぁ」
「「・・・・嬉しい!」」

勢いで告白した二人は両思いだということに喜び、嬉しさから涙を流す。
二人は上半身を起こすと、股を開いて秘所を近づける。

「「・・・・きて」」

同時に秘所を隙間なくくっつける。

「「うひゃぁぁあああああああああああああああああああ!!?」」

全体に刺激が伝わり、その快楽から悲鳴のような声が出る。
強く相手を抱きしめ合った二人は見つめ合うと、腰を何度も強く振るう。
その度に、合わさった秘所からくちゅくちゅと水音が聞こえてくる。
見つめ合った二人は、さらに強く抱きしめ合い、大きな胸を押す付け合う。
形を変え大きく凹む胸、同じ位置にある乳首同士が合わさる。

「ひゃぁ、くひぃ、ひぐぅ、むはぁ!!」
「あぐぅ、んはぁ、ふひぃ、ほひぃ!!」
「「ひぎぃいいいいいいいいいいいい!!」」

喘ぎ声を発しながら動きをさらに速く激しくする。胸が縦横無尽に揺れ乳首が擦れ合う。

「わ、わたし好き好きすきぃいいいいい!!」
「わたしの方が好きぃ!!」
「違う、私ぃ!!」
「私なのぉ~!!」

お互いに愛を囁き合う。

「私・・・アスナ!もっと、もっと気持ちよくなろ!!」
「うん!アスナといっしょに!!」
「「ああん!!」」

身体がビクンビクンと振動し、秘所から大量の愛液を相手の秘所に送り込む。入りきらない愛液が、合わさる二人の秘所の間から漏れている。
息を整え恍惚とした目で相手を見つめると、アスナたちは相手を強く抱きしめ、ベットに倒れ込む。

「「んちゅぅ、ちゅぱぁ、はふぅぅ・・」」

顔を合わせてキスをすると、身体全体をくっつける。まるで一人に戻るかのように。
そして、手を相手の濡れている秘所にもっていき、指を突っ込む。

「「ひゃん!」」

声がハモり、顔を見合わせ微笑みあう。

「アスナってば、ここ凄く濡れてるよ」
「アスナこそ、濡れてるよ。どんなけ私に興奮してるの?変態~」
「むっ!いいでしょ。だってアスナに愛されて嬉しいんだもん!」
「その反応は・・ズルいわよ!そんな可愛い顔されたら我慢できなくなっちゃう!!」
「あれだけ出してまだ出るの?アスナの方が変態じゃない!」
「ふふ。私が変態ってことはあなたも変態なんだよ?だって、同じアスナなんだから」
「それもそうだね。ふふ。じゃあ、私がもっと気持ちよくイかせてあげる♪」
「それは私の台詞だよ」
「「じゃあ・・・やろっか♪」」

再び相手の秘所に指を突っ込む。

「「ひぎぃいいいいいいいいいい!!」」

そのまま相手の中を強く搔き乱す。ぐちゅぐちゅと音を鳴らし、秘所から愛液を出し始めるアスナたち。
その度に身体を揺らすことで擦れる乳首、ぶつかり合う胸に敏感になった身体は何度も電撃を浴びたように震える。

「「んちゅううううううううう!!」」

舌を絡ませ、胸をぶつけ合い、秘所に突っ込んだ指を動かして搔き乱す。

「ひぎぃ!くちゅぅ!んはぁ!!」
「うひゃぁ!!ひゃぁ!んはぁああああああああああああ!!」
「乳首が何度も擦れて、く、くすぐったいぃ!!」
「や、やめてぇぇ!!そ、そんなに中を乱さないでぇぇえええええ!!さ、さっきイったばかりなのにぃぃいいいいいいいいいいいい!!!」
「「アスナ!アスナ!アスナぁぁああああああああああああああああ!!!」」
「「い、いくぅぅううううううう!!」」
「「ああああああああああああああああん!!」」

名前を呼び合い愛液を撒き散らしてベットや相手を汚しながら、倒れ込む。
顔を向け合った二人は舌を絡ませる。

「「ちゅぅ・・あすな・・・だいすきぃ・・」」

アスナたちの初夜はこうして終わった。

その後、75層まで進んだ攻略組はそこで黒幕であるヒースクリフと戦い、激戦の末彼を倒しゲーム世界からの脱出を成功させる。

だが、誰もが喜ぶ状況において、絶望の表情をする者がいた。アスナたちである。
現実世界に戻るということ。それはすなわち、もう一人の自分とのお別れを意味していた。
あれだけ、現実世界に帰りたいと思っていた彼女だが、今は違う。現実世界に帰ることなど今の彼女にはどうでもいいことだった。
ただ、もう一人の自分と一緒にいたい。それだけである。

他のプレイヤーたちがログアウトしていく中、アスナたちは抱きしめ合いながら震えていた。

「い、いや!アスナと離れるなんていや!!」
「アスナと離れるぐらいなら、ログアウトできなくてもいい!!」

そう二人が強く願うと、視界が真っ白に包まれた。
そして視界が見えるようになると・・

「「えっ?」」

気づくと二人は、ゲーム内で使っていた自宅の部屋にいた。
外は真っ白で何も見えない。二人はゲーム世界に残れたことを嬉しく思うと、相手に抱きつきキスをする。

「「アスナ・・・ダイスキ❤」」