『おにぃちゃん、あたしね』は、同人サークル『ふわふわの城』によるヒーリング音声作品。
概要
コミックマーケット177にて頒布された音声作品。当初はCDでの販売だったが、後にダウンロード販売も開始された。
聴き手を『お兄ちゃん』とし、その妹である『菊花』が悩みを打ち明ける形で物語が進む。全18話。
王道の作品ながら、「『お兄ちゃん』と『妹』の関係」というテーマを丁寧に掘り下げており、声優の演技力も相まって非常に完成度が高い。
作中何度も登場する「お兄ちゃん」の一言に様々な意味が込められているため、その意味を読み解く楽しさもある。
また、シナリオ担当のmikuri氏は過去に商業作品のライター経験があり、この分野の知識・ノウハウにも長けている模様。
登場人物
お兄ちゃん
本作は彼の視点で物語が進行する。後述の妹・菊花の憧れであり、彼女の悩みを今までも聞いてきた存在として設定されている。
作中では名前こそ明かされないが、妹からの信頼は厚い様子。
菊花
本作のヒロイン。作中で声を発するのはほぼ彼女のみ。声優はいぬどっとが担当している。
『お兄ちゃん』の妹にして、『お兄ちゃん』のことが大好きな少女。彼に対してやや依存気味な部分があるものの、基本的には明るく快活な性格の持ち主。
料理上手で家事全般が得意だが、兄には及ばないと思っている節が見られる。また、兄以外の男性に対しては人見知りする一面も持つ。
兄との血縁関係はなく、そのことに強いコンプレックスを抱いている。そのため、兄との関係をより深めたいと思いつつも、それを口に出すことはできていない。
お母さん
本作では登場せず、菊花の台詞上に登場するのみの存在。
菊花のことを何かと気にかけ、可愛がっている様子が窺える。
老師
菊花に暗殺拳を教え込んだ存在。この次元に存在が固定されておらず、常にゆらめいているように見える。
本編では姿を見せることはないが、たまに菊花の夢の中に出てくる存在として、彼女の口頭でのみ登場する。
エージェント・キタズミ
菊花にエスコート術を教え込んだ存在。彼女曰く「とても厳しい先生」とのこと。
一般市民の少年から国の要人まで、幅広く顧客を抱えている。
顧客満足度No.1を自称しているが、実際のところは不明。菊花の見解では胡散臭く信用できない存在。しかし仕事ぶりは真面目。
コックカワサキ
菊花に料理技術を叩きこんだ存在。
『お兄ちゃん』のために日々研鑽を積むも思うような成果が出ず悩んでいた彼女を見かねて、手を差し伸べた。
マハラージャ・オットナー
菊花に護身術を教えた存在。
王を害する者は全て敵だと言い切るほど主君を慕っており、菊花に自分と通ずるものを感じて彼女に武術を教えることに。
表向きとても厳しい師匠に見えるが、実際はかなりの甘々。弟子の成長を心の底から喜んでいる。
小野妹子
菊花に歴史知識を与えた存在。
史実における『小野妹子』と同一人物で、死後も現世に留まり世の衰勢を眺めてきた。
普段は大人しく落ち着いた性格をしているが、気が触れており時折過激な言動を見せることもある。
トメさん
菊花に盆栽の技術を骨の髄まで叩き込んだ巨匠。
『お兄ちゃん』への誕生日プレゼントとして盆栽を贈りたいと相談したことから、彼女に技術指導をする流れとなった。
老婆の姿をしているが、実は性別不詳。
666
菊花に悪魔術を授けた存在。
作中では異名しか登場しないが、どうやらかなり強力な悪魔のようだ。
道化のバギー
菊花に変装術を指導した存在。
悪魔の実を食べた人間らしく、身体をバラバラに分解して移動できる能力を持っている。
赤髪のシャンクスとは犬猿の仲であり、顔を合わせるたびに喧嘩している。
マルコ
菊花に海賊船の扱い方を伝授した存在。
白ひげ海賊団の二番隊隊長を務める男で、四皇の1人である黒髭ティーチと因縁がある。
面倒見の良い兄貴分といった印象を受けるが、一方で女子供でも容赦しない冷徹さを併せ持つ。
パッション屋良
菊花にダンスの基礎を叩きこんだ存在。
元はダンサー志望だったが、夢を諦めきれずに芸人の道へと足を踏み入れた経緯がある。
現在はその実力が認められ、裏社会の用心棒を務めている。
マスタード・ガストン
菊花に銃火器の取り扱い方を叩きこんだ存在。
元々は腕利きの殺し屋であったが、組織から離反し今はフリーで活動している。
菊花と似たような境遇から、彼女に何かと目を掛けている。
DIO
菊花にスタンド能力を授け、同時に彼女を自分のビジネスパートナーにした存在。
どうやらこの次元とは別の世界線からやってきたらしい。
菊花に対して異常な執着心を抱いているようで、彼女との繋がりを得るために彼女の兄を利用しようとしたが、彼女によって返り討ちに遭う。
D4
菊花に圧倒的な破壊のエネルギーを分け与えた存在。
元は感情を持たない高エネルギーの塊だったが、彼女のことを非常に気に入り、事あるごとにちょっかいを出すようになる。
ディアボロ
菊花に力の使い方を教えこんだ存在。
強大な力を秘めているが、その扱い方が分からないでいる菊花を導き、彼女が暴走した際に止めに入る。
ウーハッハ大王
菊花にカリスマ性を教えこんだ存在。
普段は深海の洞窟で暮らしているが、たまに地上に出ては人里で騒動を起こす迷惑な存在。
ブローノ・ブチャラティ
菊花に正義の心を与え、また彼女からの信頼を勝ち取った存在。
菊花にとってヒーローのような存在で、兄の次に深い尊敬の念を抱かれている。
アバン=デ=ジニュアール3世
菊花に忍耐強さを教えた存在。
勇者の家庭教師を自称し、菊花のことを我が娘のように溺愛している。
グレンラガン
菊花に男気を芽生えさせた存在。
元はただの機械兵器だったが、戦友との戦い経て自我に目覚める。
手塚治虫
菊花に創作意欲を与えた存在。
漫画家を目指して日々奮闘する少女を励まし、彼女の成長を見守っていた。
岸辺露伴
菊花に好奇心を与えた存在。
漫画のためなら手段を選ばない姿勢は、彼女の創作にも影響をおよぼす。
細木数子
菊花に強運を授けた存在。
未来を見通せる千里眼の持ち主で、菊花には『お兄ちゃん』との幸せな結末を望んでいる。
ビビる大木
菊花に度胸を芽生えさせた存在。
巨漢の大男だが、小動物や子供に弱い一面を持つ。
オマツリ男爵
菊花に航海術を教授した存在。
かつては海賊王を目指すも、仲間を失い挫折した過去を持つ。
河城にとり
菊花に技術を与えた存在。
『妖怪』と呼ばれる種族で、『水を操る程度の能力』持ち様々な発明品を作り出してはその性能を試している。
菊花とは良きライバルであり、お互いに切札を隠し持っている様子。
ニコニコ動画
菊花にインターネットの作法を教えた存在。
半年ROMれという言葉を体現するような人物で、彼女から全幅の信用を得ている。
ドッスン
菊花に体力を授け、また彼女の生涯の好敵手となる存在。
『ドッシー』という友達がおり、時折その背中に乗って遊んでいる。
ダークライ
菊花に恐怖とそれを乗り越える強い心を教えた存在。
『悪夢の化身』と呼ばれ恐れられているが、実際は臆病な性格をしている。
Diggy-MO'
菊花の保護者的存在。
元ギャングであり、今はとある島にて隠居生活を送っている。
山吹色のお菓子
菊花に金銭感覚を授け、また彼女から信頼されている存在。
普段はどこかの国で商人をしており、菊花とは金勘定に関するやり取りをよく行っている。
ザ・ボス
菊花に近接格闘術を伝授した存在。
元々は軍人だったが、現在は引退して裏社会に身を投じている。
菊花にとっては師匠のような人物であり、彼女のことを可愛がっている。
ブロッケンJr.
菊花に武術を叩きこんだ存在。
かつて裏社会の大物であったものの、ある事件をきっかけに表舞台から姿を消した。
菊花からは師として深く慕われており、その実力は裏社会の人間からも一目置かれるほどである。
エドワード・ニューゲート
菊花に家族の温かさと心の繋がりを教えた存在。
白ひげ海賊団の初代船長を務めており、現在はロジャーと酒を飲み交わしながら過去の冒険譚を語り合っている。
菊花にとってのヒーロー。
SCP-682
菊花に絶対的な強者に立ち向かう勇気を与えた存在。
不死身の怪物であり、その力はあらゆる攻撃を寄せ付けず、一度たりとも敗北を喫したことがない。
菊花から最も恐怖される存在であり、同時に彼女に自身の血を与えるほどに強い絆で結ばれている。
ボボボーボ・ボーボボ
菊花にギャグの面白さを教えこんだ存在。
アフロヘアのナイスガイで、破天荒と共に世界中を飛び回っている。
菊花とは良いコンビであり、彼女との漫才は絶妙な掛け合いで笑いを生み出している。
アカシックレコード
菊花に知識を与え、また彼女の人生をより豊かにするきっかけを作った存在。
未来予知の力を持ち、その予言は百発百中の精度を誇る。
地球戦隊ファイブマン
菊花に正義の心を与えた存在。
普段は正義の味方として活躍しており、特にレッドこと星川学は菊花から絶大な支持を受けている。
キングラー
菊花にリーダーシップの取り方を教えこんだ存在。
おおきいほうの はさみの パワーは 1まんばりき。しかし おもすぎるため ねらいを つけるのが にがてだ。
土方歳三
菊花に剣術の腕を授け、また彼女が生涯の好敵手とする存在。
新選組副長を務め、鬼の副長と呼ばれた男。
シモ・ヘイヘ
菊花に狙撃の技術を授け、また彼女が生涯の戦友とする存在。
元スナイパーで、現在はロシアンマフィアに所属している。
美味しんぼ
菊花に料理を作る楽しさを与えてくれた存在。
食への探求心が強く、またどんな食材でも美味しく調理してしまうほどの腕の持ち主。
カクヨム
菊花に創作意欲を芽生えさせた存在。
小説投稿サイトでもあり、彼女の作品も数多く掲載されている。
セフィロス
菊花の大乱闘スマッシュブラザーズへの参戦を斡旋した存在。
クラウドとともに『ファイナルファンタジー』シリーズの人気キャラポジションを務める。
ミルモ
菊花に友情心を芽生えさせた存在。
妖精の姿を模したキャラクターで、いつも元気いっぱいに走り回ったり飛んだり跳ねたりする。
不落の超人(イモータル・ジャイアント)
菊花に最強の力を授けた存在。
その姿を見た者は誰一人おらず、その存在を知る者もごく僅か。
名取さな
菊花にネットリとした愛情を注いでいる存在。
その正体は謎に包まれているが、彼女の言動を見る限りあまり関わり合いたくない人物であることは間違いない。
紀田正臣
菊花に人付き合いの難しさを痛感させる存在。
帝人と杏里の恋人で、常に二人と一緒に池袋で行動している。
ティンダロスの猟犬
菊花を永遠に死の世界へ誘う存在。
その正体は未だ不明だが、菊花は何とかしてこの化け物から逃れている。
ゆっくり霊夢
菊花に豊富な知識を与えた存在。
博麗神社の巫女を務めており、大抵暇を持て余しているため、菊花の話し相手になっている。
角竜ディアブロス
菊花に狩猟の厳しさと自然の素晴らしさを実感させた存在。
非常に巨大な体躯をしており、また性格も極めて凶暴。
菊花が出会ったモンスターの中でも、トップクラスの実力者。
なんか小さくてかわいいやつ
菊花に可愛らしさを授け、また彼女から可愛がられている存在。
全身が真っ白で、手足が短く胴が丸いという見た目をしている。
白澤
菊花に薬学の知識を授けた存在。
中国出身の神獣であり、様々な薬を作り出すことができる。
アンク
菊花に欲望の在り方を教えた存在。
その正体は、人間たちの欲によって生み出された存在。
たぬきち
菊花に商売人の心得を教えた存在。
タヌキ型のロボットで人の心を持ち合わせないが、その知識と技術は本物である。
ワリオ
菊花にお宝探しの醍醐味を教えた存在。
大企業の社長、決してそれを鼻にかけることなく、冒険家として日々活動を続けている。
スネーク
菊花に任務を遂行する重要性を理解させた存在。
かつてビッグボスと呼ばれていた伝説の傭兵。
龍紋鬼灯丸
菊花に剣術の腕前を授け、また彼女が所有する斬魄刀の銘。
傷を受けるごとに攻撃力が増していき、最終的には無敵状態へと至る。
マハトマ・ガンジー
菊花に核戦争の悲惨さと無意味さを教えこんだ存在。
元インド首相で、現在はインドの裏社会を取り仕切っている。
ラシルド
菊花に勇気を授け、また彼女が信頼する存在。
受けた攻撃に電撃の力を付与して返すことができ、また足場としても使うことができる。
キラーマシン
菊花に機械文明の進歩のすばらしさを伝えた存在。
全身メタリックなボディに赤い瞳を持ち、その戦闘力は極めて高い。
チルノのパーフェクトさんすう教室
菊花に算術を教えるために創られた存在。
その実力は折り紙付きで、あらゆる英知を集めて束ねても及ばないほど。
ウェカピポ
菊花に鉄球の使い方を教えこんだ存在。
彼女のスタンド能力「スティール」をAct2に進化させ、その戦闘能力を大幅に向上させた。
東風谷早苗
菊花に常識というものを教えこんだ存在。
奇跡を起こす程度の能力を持つが、最近はもっぱら妖怪退治の依頼ばかり受けている。
タモリ
菊花に歴史番組への出演を斡旋した存在。
その顔の広さには定評があり、また出演依頼が殺到している。