ネッキークソコラグランプリ(ねっきーくそこらぐらんぷり)は、ソーシャルネットワーキングサービス上で発生したデモ活動。
開始は2018年8月23日で、現在も続いており、多くのサービスが廃止に追い込まれている。
概要
2018年8月22日放送の『ニャンちゅう!宇宙!放送チュー!』にて、司会のニャンちゅう氏が明確な悪意をもって「スーファミのドンキーコングは3こそ至高。それ以外認めない」と発言。
この発言に一部の初代スーパードンキーコングのファンが反発。作中の敵キャラクター「ネッキー」がニャンちゅうを攫うコラージュ画像を一人のユーザーがTwitter上に投稿し、他のファンや騒動を知らないユーザーがさらにそれをリツイートする形で瞬く間に拡散した。この流れは一晩のうちに世界中に波及し、様々なパロディ画像や動画が大量に生み出される事態となった。
これを受けてNHKは「うちの飼い猫が失礼なことを言って申し訳ありません」と謝罪文を発表。また同日、当該の発言を行ったニャンちゅうも自身のアカウントで謝罪した。その後、事態を受け各放送局でも報道が行われ、海外からも大きな注目が集まった。
しかし翌日の放送にて、ニャンちゅう氏は舌の根も乾かぬうちに「ドンキーコングシリーズは2までが名作。3以降はクソゲー」「2より後の作品は全部駄作」と手のひらを返す過激発言を行う。これにより事態は再び紛糾し、翌24日にはスーパードンキーコングシリーズの発売元である任天堂までもが公式声明を発表するに至った。
SNS上でもいわゆるお祭り状態となり、数多くのクソコラ画像が作られ騒動は沈静化の兆しを見せないまま長期化している。
各サービスへの影響
- この騒動のあおりを受けて、Instagramにはスーパードンキーコングシリーズのキャラクターたちが一斉にサムズアップするgif画像が多数投稿され、サーバーダウンを引き起こすなど深刻な被害を出した。復旧後も騒動は収まらず、運営会社メタ・プラットフォームズ代表取締役の山口晃氏は「OK!」の書き置きを残して会社を去るという事態に発展した。
これにより、フェイスブックをはじめとする同社が運営するサービスが全て閉鎖に追い込まれた。 - YouTubeでは、スーパードンキーコングのBGMに乗せて、「ドンキーコンコルドはいいぞ~♪」と高らかに歌う黒人の動画が流行し、多くのMAD動画が作られた。この騒動はHIKAKINやジャニー喜多川氏のYoutubeチャンネルにも飛び火し、心を痛めたセイキンが動画内で泣いたことでYouTubeが一時大炎上し、閉鎖の危機に陥った。
- ニコニコ動画でも一連の騒動を受け、ドンキーコングシリーズの楽曲を使用した二次創作が禁止される事態となったが、代表取締役の栗田氏による「ニコニコは自由です」というコメントにより一転、再び賑わいを取り戻し、最大手となった。
- FC2動画は騒動以降、被害が及ぶ前にサイトを閉鎖しており、沈静化後に再開することを明言したが、再開時期については明言していない。
- この騒動はメルカリにも波及しており、出品物の多くがスーパードンキーコングに関連するものにすり替えられる事態が発生し、サービス名を『スーパードンキーコングカリ』に改名するという対応に追われている。
レア社の対応
この騒動を受けて、スーパードンキーコングの版権を所有するレア社は以下の公式声明を発表した。
『ウホーッホッホッホッホッ、キャンキャン、ウホホホホウホウホウッホッホッホ…………(中略)……ウホホーッゥウェエ、ウェエ。ウホホッホホホホ、ウホホォオオオオウウホホホゥ……(後略)……』
要約すると、
『スーパードンキーコングは我々が作ったゲームだから、我々のもの。猫畜生が勝手に文句言う権利はない。だいたい、俺らの作品の中で一番とか二番とか決める意味がわかんねえよ』
といった内容。
この声明に対し、騒動の元凶であるニャンちゅう氏は『お前らが何を言おうが俺は絶対に謝らないからな!』と強気のコメントを発表。
この発言が決め手となり、ニャンちゅう氏はおねえさんの手で成敗されることとなった。
余談
スーファミのドンキーコングは3こそ至高。それ以外認めない。