フォーエヴァー・アンド・モアとは、荒木飛呂彦による漫画「ジョジョの奇妙な冒険」第8部に登場するキャラ、不減教介のスタンド。
概要
元ネタは日本のボーカルグループ・ゴスペラーズの「Forever & More」。
【破壊力 - B / スピード - C / 持続力 - D / 射程距離 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - E】
不減教介の持つスタンド能力。
遠距離操作型のスタンド。教介の親友、不増永恒の肉片が無数に連なった状態で発現する人型の容姿が特徴。
人間の死体を取り込んで発現している性質上、スタンド使い以外にも視認が可能。
手で触れた対象を際限なく増殖させる能力を持つ。増殖の速度は教介の意思で制御可能であり、10分程度の間は増殖を止めることも可能。
生物そのものを増殖させることはできないが、パーツ単位でなら増殖させることができる。能力を解除しても増殖させた物体は消えない。
作中では望月ヶ丘にて定助らと交戦。大量の腕を伸ばすことで苦しめるが、現地協力者の樹木瑕花の機転と彼女のスタンド『アニバーサリー』によって窮地を脱され、そのまま逃亡されてしまう。
その後は杜王町の下水道に潜み追撃の機会を窺っていたが、吉良吉影の痕跡を探す康穂と遭遇し、ふたたび交戦。
壁を増やして閉じ込める、下水を増やして押し流すなど、狭い空間で優位に立ち回るが、加勢した定助によって増やした腕を全て切断され戦闘不能になる。
最後は康穂の『ペイズリー・パーク』の能力により教介の持っていたスマートフォンに入り込まれ、遠隔操作で爆破されて本体諸共死亡・消滅した。
余談
本体である教介は初登場時、傷男と呼ばれており右頬に傷跡があったが、定助達と対峙した時にはその傷はなくなっていた。
能力で人体の一部を分裂させ増やすことができるため、それを応用して自分の身体も治すことが可能だったと思われるが、とくに作中で説明されることはなかった。
(それ使って切断された腕も治せばよかったんじゃね?とよく言われるが、まああくまで推測だし明言はなかったしな……)
邦楽を元ネタとした珍しいスタンドで、これ以外には7部の『チョコレート・ディスコ』、9部の『スケアクロウ』しか確認されていない。
関連項目
・樹木瑕花(アニバーサリー)
登場回のゲストキャラ繋がり。およびそのスタンド。
・フォーエバー(ストレングス)
本体ではあるが名前が似ている。物体と同化するスタンドという点も酷似。
・ウィー・ウィル・ロック・ユー(スタンド)
増殖系のスタンドという点で同じだが、こちらは生物にしか発動しない。