日立コンセント祭り(ひたちこんせんとまつり)は、茨城県日立市にて毎年5月に開催される祭り。
概要
日本最大の電線祭りとして全国的に有名であるとともに国内最大規模の電気工事会社である日立工務店の創始者であり同社の元会長の山本重太郎が提唱したのが始まりとされるイベントであり、同社と地元有志が共催する形で昭和32年から毎年開催され続けている。平成23年の来場者数は約2万3千人。
元々は山本の自宅の裏庭を駐車場に改装した際の敷地の広さを利用して開催していたが後に手狭になったことから国道6号沿いの日立製作所多賀工場敷地内へ移転され現在の形となった他、2016年からは会場の規模拡大により入場者が増加したことから近隣に所在する日立市立かみおかの丘公園へ場所を移した。
特徴
電線を地面に敷き詰めてその中を通る電車ごっこを模したようなスタイルで歩くことができる。電線に触れることで感電する可能性があるものの子供から老人までの誰もが参加できるといった特徴がある。また2017年より新たに用意された高さ7メートルを超える巨大変圧器も見物客の間で人気を集め、2019年には高さ約30メートルの超大型変圧器が設置された。
事故
過去に事故が発生しているため、注意が必要。過去には感電死した者もおり、2015年に開催された際には約300人の参加があったが、このうち約100人が足をすべらせて感電死している。2020年開催の時は約440人が参加したうちの10人が足をすべらせた事で怪我を負った。
参考文献
【第68回】日立コンセント祭り~茨城・ケーブルフェスティバル | NHK水戸放送局