神隠し編・後編

Last-modified: 2010-07-14 (水) 13:59:09

あれから、菫は理解できない、と言って、要と一緒に帰った。
姫歌は“私は居ない方がいいですねー”と一人でどこかへ行ってしまった。
ケーシマが近くにいたので、俺は話しかけることにした。
「ケーシマ…あいつら…いいのか?」
「フジサキか……ちょっと…きついモンがあったな…」
「けど…………」
「お前も…帰った方が良いだろ」
「ケーシマ、俺…その…」
「何だよ?…もしかして、お前一人で帰るのが怖いんだろ~!?」
「バカ、んなわけないだろーが!」