452 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2012/11/26(月) 23:50:08.45 ID:ZqsJ5pve0
僕にはいわゆる犬も食わないmdhmください。
「一体何度言えば分ってくれるの? どこまで貴女は愚かなの?」
ほむらちゃんの冷たい視線が突き刺さる。
それに怖気づいてしまいそうだけど――私だって譲るわけにいかない!
「分ってないのはほむらちゃんの方だもん――私、そんなのは違うって、何度でもそう言い返すよ」
負けじと睨みつけると、ちょっとだけ瞳が揺らいだ。でも、相変わらず冷たい瞳のまま。
だけどね? これだけは退くわけにいかないもん。絶対に負けないんだから!
「……そう――愚か者が相手なら、私は手段を選ばない」
やっぱり冷たい口調で言い放ってきて、意を決したように近づいてくる。
何をするつもりなのか分っている。逃げなきゃ……逃げなきゃいけないけど、でも……。
どうしようか迷っている間に、ほむらちゃんは目の前まで近づいてきて――ぎゅっと抱きしめて、頬を摺り寄せてきた。
ぅぅ――恥ずかしいよぉ……。ほっぺが熱くなっていくのがわかる。きっと赤くなっちゃってるんだろうなぁ。
そしてそれはほむらちゃんにもバレちゃってるわけで。
「――これでもまだ認めないというの? 諦めたらどう?」
うってかわって、子供を諭すように優しく囁くほむらちゃんの声に、負けてしまいそう。
で、でも、まだ――まだだよ、ほむらちゃん。私にだって手はあるんだから!
「そ、それはこっちの台詞だもん!」
摺り寄せてくる頬に少しだけ顔を動かし、ちゅっとキスをして――おまけだよ? 首筋もぺろり。
その拍子にバッと頬と首を隠すように手を当てて離れてしまった。
でも、そのお陰で真っ赤になったお顔がよく見てとれた。うぇひひひ、弱点を晒しちゃだめなんだよ?
「えへへ、ほむらちゃんの方がかわいーよ」
「クッ……ま、まだよ! 絶対に貴女の方が可愛いわ!」
今度はどんな攻撃をしてくるのかなぁ? ちょっと楽しみになってきちゃったりして。
私も次の手を考えなくっちゃ!
「あー……仁美、そろそろ帰ろっか」
「キマシ……こほん。いいえ、犬も食わない喧嘩だからこそ、私たちには見守る義務がありますわ!」
「……あ、そ。ほんと仁美も好きだよね。アタシ寝てるわ」
テスト対策の勉強会で来てるとはいえ、二人のイチャイチャっぷりに後悔してるさやかがいるとかいないとか。
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