246 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2011/09/27(火) 23:58:02.71 世界改変から長い時が過ぎ ほむほむの魔力は日を追う毎に増大していき、 彼女は魔獣を消す為に、特別な所作を必要としなくなっていた その目で見つめるだけで、手を振るうだけで、翼をなびかせるだけで 魔獣だったものはその場から消え去り、後にはグリーフシードだけが残される それは最早、魔獣を消す概念と言っても差し支えない程であった
「普通、魔法少女の力は時と共に衰えていくものなんだ。 だが君は衰えるどころか、むしろ日に日に力を増している。これは一体、どういう事なんだい?」 「さあ。あなたに分からない事は、私にも分からないわ」 「長い間、この星で魔法少女達を見てきたけど、君のような存在は初めてだよ。…ええと」 「暁美ほむら」 「そう、そうだった、すまない。何故だろう、最近、君の記憶を維持するのが困難になってきているんだ」 「そう。…ふふっ」 「何がおかしいんだい?」 「いえ…少し、嬉しいだけよ」
(もう少し、もう少しであなたに手が届くわ、まどか)
「みたいなのはどうかしら、暁美さん」 「夜中に思いついたお話しを聞かせるのに、いちいち人を起こすのはやめて頂戴…」
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