J-AC TOP40  2020年12月5日付けチャート

Last-modified: 2020-12-06 (日) 22:02:24

2020年12月5日付けJ-AC TOP40のチャートです。

1位予想クイズ


曲名アーティスト先週順位ツイWiki合計割合
化かし HOUR NIGHTビッケブランカvs岡崎体育1位1501571.4%
LiSA2位50023.8%
振り子Uru4位1004.8%
その他0000.0%
21021


1位予想ですが、今週はwikiはお休みで、ツイッターのみ実施しました。
(残業続きで平日に全くwikiが触れませんでした。申し訳ありません)

さて、1位予想の中身ですが、ビッケブランカvs岡崎体育の「化かし HOUR NIGHT」が今週も他を大きく引き離し1番人気となりました。しかし、得票率は7割ほど。先週、先々週は90%超えでしたから、数字としてはやや落ち着いてきています。代わりに上げてきたのはLiSAの「炎」。今週は4分の1近い票を獲得し、2位に付けています。リクエストも多いですし、初の1位に向けて、リスナーからの期待は段々と高まっているといえそうです。先週4位だったUruの「振り子」は、1票とはいえ票を獲得。今年は「あなたがいることで」が大ヒットし実績は十分です。この曲で初の1位を狙いたいところでしょう。

それでは、師走のラストコーナーに突入したJ-ACチャート、今週も見ていきたいと思います。


今週のチャート

20201205.png




 

ニューエントリー

今週のニューエントリーは6曲でした。
ちなみに、初登場予想が的中したのは6曲中2曲です(ひどいですが、最後の曲が入ってくれたのでそれで満足です)。


37位 ゆらゆら / GReeeeN  

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朝ドラの主題歌となった「星影のエール」がJ-ACで1位を獲得!久しぶりの大ヒットとなったGReeeeNが、それ以来となる新曲を送り込んできました。来年1月6日にリリースされるニューアルバム「僕たちの電光石火」に収録されている1曲で、11月27日から先行配信されています(アルバム曲ですし、もう1週後かなと思っていました...)。アルバムの題字は内村和良さんが担当。NHKで実施されたオンライン対談での共演がきっかけで、GReeeeNからの熱烈なオファーもあり実現したそうです。

そんなGReeeeNですが、大晦日は紅白歌合戦への初出場が決定しています。おめでとうございます!ご存じのとおり、顔出しをしない彼らですが、一体どんなステージになるのでしょうか。アルバムと合わせ、こちらも楽しみですね。



36位 Dear My Friend feat.Pentatonix / Little Glee Monster  

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「STARTING OVER」「足跡」につづく今年3曲目のエントリー。16日発売のニューシングルですが、先行配信の段階で入ってきました。今回は、世界的アカペラグループ「Pentatonix(ペンタトニックス)」とのコラボソングです。ペンタトニックスは日本の楽曲もたくさんカバーしており、昨年はヒゲダンの「Pretender」なんかもカバーしていましたね(しかも日本語で!)。リトグリとは、2014年のデビュー前にイベントで共演して以来親交があり、今回待望のコラボとなりました。作詞作曲は鉄板の亀田誠治さん、リリース前に入ってきており、期待大の楽曲といえます。

J-ACでは今年3曲目のエントリーとなったリトグリ。随分扱いがよくなってきたなと感じますね。最近までは、ほとんどエントリーせず、入っても下位ばかりという状態でした。前の曲「足跡」が10週と健闘し、もしかすると少し流れが変わってきたでしょうか。この曲がヒットすれば、J-ACの常連組になっていける気がしますね。そういう意味でも注目の1曲です。



34位 LET IT OUT / HYDE 

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※Twitterは誤りで順位は34位です



3月の「INTERPLAY」(最高20位、4週)以来となる今年2曲目のエントリー。9月の有料配信ライブで初披露され、この度シングルリリースとなりました。来年ソロ活動20周年を迎えるHYDEさんですが、全くぶれないヘヴィでハードなロックサウンドですね(最近はむしろこういったサウンドを新鮮に感じます)。J-ACでは、コンスタントにエントリーしているものの5週前後の成績が多いHYDEさん。シングルにするべく、気合いを入れたとのことでしたので、上位に絡んでいくことはできるでしょうか。



31位 All You Need / MAN WITH A MISSION  

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3か月連続でデジタルシングルをリリースしているマンウィズ。第1弾の「Telescope」につづきこちらも入ってきましたね。連続リリースで連続エントリーは素晴らしいですが、先週33位だった「Telescope」は今週はどうなっているのでしょうか...。

気を取り直してこちらは第2弾。ゴージャスなジャケットが目を引きますね。SNSでは、この曲の購入or視聴画像をスクリーンショットするとジャケ写入りステッカーが当たるキャンペーンも開催中です。今年は結成10周年、年の瀬まで盛り上げてくれますね!公式サイトではRPG風の特設ページがオープンしておりますので、ぜひチェックしてみてください。



27位 鏡 / go!go!vanillas  

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1週遅れましたが、入ってきてよかったですね。11月18日に「鏡 e.p」の表題曲で、6月の「アメイジングレース」以来のエントリー。この曲は、お隣大阪の「OSAKAN HOT 100」で先週1位(!)を獲得していました。go!go!vanillasは大阪ではかなり強いです。大阪で1位、京都で圏外と激しいことになっていましたが、京都チャートでも今週無事にエントリーを果たしています。

e.pでは、メンバーがそれぞれ作詞作曲した4曲を収録。この曲はボーカル・ギターの牧さんの作詞作曲です。緊急事態宣言中に制作され、これまでと違う音楽にしなければいけないと思った、という牧さんのコメントが読まれていましたね。この牧さんのコメントにあるように、go!go!vanillasは固定観念にとらわれず、様々なジャンルに意欲的に取り組んでいるバンドで、そこが一番素晴らしい点だと個人的には感じています。6月にリリースしたリモートセッションアルバム「ドントストップザミュージック」は必聴の名盤だと思いますね。お隣大阪に負けじと、京都でもグングン上昇していってほしいものです。



24位 オレンジ / 赤い公園  

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いやあ、涙出ましたわ...。

先週、なんとしてもエントリーしてほしいと書いていた赤い公園の新曲が、見事24位での初登場を決めています。入るかどうかは五分五分と思っていましたが、予想を上回る高い位置に入ってくれました。この曲にリクエストしてくださった方がいたとしたら、本当にありがとうございます。あなたのリクエストのおかげでエントリーさせることができました。そして、赤い公園の皆さん、心よりおめでとうございます。

11月25日リリース、「pray」との両A面シングルです。ドラマ「時をかけるバンド」の主題歌として、2曲ともギターの津野米咲さんが書き下ろしました。なかなか芽の出ないガールズバンドが劇中で演奏するのがこの曲で、駆け出しのバンドらしく、シンプルで爽やかなポップスになっています。赤い公園の楽曲としては、かなりシンプルな作りで、技巧を凝らしていた前のシングル「絶対零度」とは対照的です。しかし、シンプルなポップスだからこそ、石野さんのボーカルと、バンドのサウンドが研ぎ澄まされています。津野さんのギターソロは過去にないくらい長く、渾身のギターソロが胸を掻きむしるようです。とにかくかっこいいから聴いてほしい、そんな1曲になっています。もちろん、もう1曲の「pray」も必聴。津野さんが残した歌詞と、切ないMVが胸を打ちます。

毎日のように聴いている「オレンジ」でしたが、J-ACのチャートで流れた瞬間は格別。素晴らしい瞬間をありがとうございました。もちろん、さらなる上位に食い込めるよう、応援していきたいと思います!



今週のチャートアクション



THIS WEEK'S No.1

LiSA↑1v16週目


J-ACの歴史に新たな1ページが刻まれました!

先週2位だったLiSAの「炎」が1ランクアップでついに1位を獲得!LiSAさんは、おそらくこの曲が初エントリーのはずです。何度も書きますが、昨年大ヒットした「紅蓮華」はエントリーすらしておりません。それが、社会現象となった映画の効果もあり初エントリー。4位→3位→2位とじわじわ順位を上げ、その間リスナーにも浸透していったようです。リクエストポイントもがっつりと獲得し、エントリー6週目、ついにナンバー1を獲得しました。J-ACでは1位を取るアーティストは限られる傾向にあり、新しいアーティストが1位まで行くのは本当に大変なことです。しかし、映画のこれだけのヒット、そしてこの曲自身のヒットを考えれば、初エントリーながら、十分頷ける1位ではないでしょうか。というわけで、本当におめでとうございます!

先週1位の「化かし HOUR NIGHT」は1ランクダウンで惜しくも3連覇はならず。ビッケブランカさんは「ミラージュ」のV2を更新したいところでしたが、この曲もV2でストップとなりました。リクエストはやはり飛び抜けて多いようですが、セールスポイントではさすがに「炎」に分が悪く、1位を譲ることになりましたね。来週はファンの方もより一層団結して来るでしょう。来週は捲土重来を期し、「炎」に挑みかかります。3位には予想通りUruの「振り子」がランクイン。来週もこの2強+1の争いがチャートの中心になるでしょう。
 


WELCOME TO TOP10

6位BETTERTWICE↑62週目
10位silentSEKAI NO OWARI↑36週目


トップ10入りは2曲。まずは先週12位初登場のTWICE「BETTER」。6位まで上昇し、エントリー2週目でのトップ10入りを決めています。今作はTWICEの日本7枚目のシングルですが、これまでTWICEがリリースした日本シングルはいずれもJ-ACでトップ10入りしています(「One More Time」「Candy Pop」「Wake Me Up」「HAPPY HAPPY」「Breakthrough」「Fanfare」)。これで日本シングルの連続トップ10入りはしっかりと継続!しかも、どの曲も年間レベルまで伸ばしており、素晴らしい安定感だと思いますね。来週は3週目、さらに上位、トップ5入りを目指していけそうですね。

もう1曲はSEKAI NO OWARIの「silent」。10位台で3週足踏みしていましたが、エントリー6週目、12月に入ったタイミングで満を持してのトップ10入りとなりました。ドラマ「この恋あたためますか」の主題歌で、これからの季節にピッタリのクリスマスソング。リリースは今月の16日ですから、まだリリース前。ということで、ここからも上げていく要素しかありません。ピークは今年最終週の26日あたりになると思われます。早々とトップ10に入ってきており、セカオワとしては久々の大ヒットを狙っていけるのではないでしょうか。非常に楽しみですね!



最も順位を上げた曲

15位菅田将暉↑93週目


あれ、先週も同じことを書いたような...?

そうです、先週と同じです。2週連続で最大アップ!快挙を成し遂げたのは菅田将暉さんです。先週と同じく9ランクアップ、エントリー3週目で勢いよく15位まで上げています。今週はシングルのセールスポイントが加算され、予想どおり大きな上昇でした。先週、先々週と、大きなアップ曲が少ない中、彼一人だけが気を吐いているという感じで、大変面白いですね!

主題歌になっている映画「STAND BY ME ドラえもん2」ですが、鬼滅ブームに隠れている感はありますが、十分に健闘しています。興行成績は2週連続で2位をキープ、興行収入は11億円を突破と、前作には及ばないものの、コロナ禍を考えれば素晴らしい成績だと思います。主題歌のこの曲「虹」もセールスが非常に好調。この勢いを見ると、来週はトップ10入りの最有力候補になりそうですね!



注目曲

3位振り子Uru↑15週目
18位Antelope三浦大知↑52週目



Uruの「振り子」は1ランクアップし初のトップ3入り。11月7日にいきなり15位で初登場すると、地味ながら安定した伸びを続け、エントリー5週目でここまで持ってきています。Uruの3位は、前曲「あなたがいることで」に続く自身最高位です。地味ながら、5週目で早くもトップ3しており、最高位の更新が大きく期待できそうですね。LiSAさんとのコラボ曲「再会」がどうやらエントリーしてこないようなので、ダブルエントリーの影響もなさそう。というわけで、来週は2位以上を狙える最大のチャンスとなりそうです。

三浦大知の「Antelope」は5ランクアップの18位。エントリーが1週遅かったですが、ここから巻き返していきたいところです。まずはエントリー2週目、上位を狙える好位置に付けています。コロナ禍でヘイトやネガティブな言葉ばかりが飛び交う今、正面から愛を歌おうというナンバーで、冒頭のアカペラからボーカルが重なっていく展開は荘厳。個人的には、三浦大知さんの楽曲の中でも屈指の出来になっていると感じます。来週は10位台前半、その次でトップ10を狙うという展開にしたいですね。まずは来週、いいところに付けてほしいものです。


最も順位を下げた曲

35位turn over?Mr. Children↓1011週目



10月24日(6週前)は1位だったこの曲ですが、もうこんなところまで来てしまいました。最大ダウンはミスチルの「turn over?」。2週連続の10ランクダウンで、35位まで下降しています。残念ながら今週まででしょう。まだ11週目と、ミスチルにしては短命の曲になってしまいました。しかし、11週のうち8週がトップ10、そのうち1位が3週ですから、トータルは少なめですが、年間には余裕で届きそうな成績ですね。

大ダウンの原因は言うまでもなく「Brand new planet」とのダブルエントリー。これについては仕方ないとしかいいようがありません。ところで、今週はアルバム特集がミスチル(4曲)、マンスリーピックアップもミスチル(4曲)でした。ということで、5時間の番組のうち、ミスチルの楽曲が10曲もオンエアされたことになります。これはすごい記録で、おそらく過去最高ではないかと思います。まさにミスチル尽くしの週でしたね。私もミスチルが好きなので、大変幸せな放送になりました。


最長エントリー

19週目25位P.S. I love you宮本浩次↓3
19週目40位ミラージュビッケブランカ↓9
14週目20位群青YOASOBI↓1



 先週の上位4組のうち、いきものがかりの「きらきらにひかる」が13週でチャートアウト。ロングエントリーは、3組による争いとなりました。1位は宮本浩次&ビッケブランカの2組で、今週が19週目。しかし、ビッケブランカの「ミラージュ」は9ランクダウンと大きく崩れ、40位になってしまいました。20週は厳しい情勢となっています。一方の宮本浩次さんですが、3ランクのダウンにとどめ25位と踏ん張っています。カバーアルバムも大ヒットしており、非常に勢いを感じますね。こちらは20週は確実。そのあと何週伸ばせるか、期待して見守りたいと思います。
 3位は14週目のYOASOBI。いやー、素晴らしい安定感ですね。今週もわずか1ランクのダウン。トップ10から下がってこれで8週目。それでまだ20位ですから、驚異の粘りを見せています。年間に入るかどうかを心配していましたが、ここまでくると年間入りはもはや確定でしょう。次なる関心は、年間でどこまで上に行けるか、ということになってきました。 


トップ10落ち

11位JUJU↓29週目5週(2+1+2)
14位アカシアBUMP OF CHICKEN↓89週目7週



 JUJUの「奏」は3度目のトップ10落ち。これはすごい記録です。3回トップ10落ちするには、3回トップ10に入る必要があります。これはなかなかできることではありません。しかも、3回のトップ10落ちが全て「11位」なんですね。つまり、10位前後を長くキープしていることになり、素晴らしい安定感です。これだけ長くなってくると、あるいは、あるいは...?という話になってきますね。カバー曲のこの曲がここまで安定するとは、正直予想をはるかに上回る好成績です。
 もう1曲、BUMPの「アカシア」が8ランクダウンの急落で14位。トップ10で長く安定していましたが、今週は大崩れとなってしまいました。全国の他のチャートでも似たような傾向があり、セールスが落ち着いたものと思われます。しかし、3位を獲得した後、中3週で再び3位に返り咲くなど、力強い動きを見せてくれました。1位に届かなかったのは残念ですが、トータル7週で葬られた「Gravity」の借りは十分に返してくれたといえるでしょう。



さよならトップ40


先週40位「愛があるなら年の差なんて」クレイジーケンバンド  
IN【3】TOP10【0】HIGH【37】



37位→38位→40位。アルバム曲とはいえ、37位から上昇すらできなかったのは寂しい限りですね。
夏にエントリーした「Ivory」(5週)、そしてこの曲と振るいません。大人の色気を感じて、J-ACチャートのコンセプトにはぴったりだと思うのですが、不遇な扱いですね。
来年はもっと上位に絡む活躍を期待したいと思います。


先週39位「Torch of liberty」KANA-BOON  
IN【6】TOP10【0】HIGH【21】



これは残念。個人的には、再浮上を期待していました。なぜなら、この曲は11月25日にCDシングルがリリースされていたからです。今週はセールスポイントが加算される週だったので、先週39位で踏みとどまったことを考えると十分に再浮上は期待できました。しかし、そのまま圏外と残念でなりません。KANA-BOONの進化を感じる非常にかっこいいサウンドでしたが、ボーカル谷口鮪さんの活動休止で十分な宣伝ができなかったことも響いて振るいませんでした。とはいえ、体と心の健康が第一です。谷口さんには体調が戻るまで、焦らずゆっくりと休んでいただきたいと思います。


先週38位「きらきらにひかる」いきものがかり  
IN【13】TOP10【1】HIGH【5】



9月5日に初登場すると、3週目には5位とトップ5入り。滑り出しはよかったのですが、4週目にいきなり12位まで急降下。何が起こったのかというような、わずか1週でのトップ10落ちでした。どうなることかと思いましたが、その後の踏ん張りはさすがでしたね。トップ10への返り咲きこそなかったものの、長くチャートにとどまり、トータルはロングエントリーの13週に乗せました。このあたりは大御所が意地を見せたと言えるでしょう。今年は「生きる」とこの曲、2曲ともトップ10入りですか。どちらも短かったのは残念ですが、トップ10入りを継続し、まだまだ力があることを示してくれました。

先週37位「突破口」SUPER BEAVER  
IN【5】TOP10【0】HIGH【14】



床が抜け落ちるような急落であっという間にチャート圏外へ。今年4曲目のSUPER BEAVERでしたが、この曲が一番短く、トータル5週に終わってしまいました。トップ10入りを期待していただけに、期待外れだったと言わざるを得ません。2枚の両A面シングルをリリースし、2枚とも、計4曲がエントリー。その意味では素晴らしい活躍でしたが、典型的な「共倒れ」をしたアーティストになってしまいました。年間チャートに1曲でもいいから入ってほしかったのですが、1番成績のいい「ひとりで生きていたならば」でもやや届かなさそうですね。

先週36位「Love Your Love」竹内アンナ  
IN【8】TOP10【1】HIGH【8】



10月のスマッシュブレイクだった竹内アンナさん。11月の末までチャートに残り、ちょうど2か月のチャートインでした。デビュー曲でいきなり年間入りし、破格の扱いをされた竹内さんでしたが、2019年以降は伸び悩む傾向にありました。今作は1週とはいえ、久しぶりのトップ10入りを決め、ブレイクへの足掛かりを作ったのではないでしょうか。個人的には、来年2021年の大ブレイク候補だと思っています。楽曲のキャッチーさとかっこよさは抜群ですから、大きなタイアップがもらえれば、一気に突き抜けていくような気がします。

先週33位「Telescope」MAN WITH A MISSION  
IN【3】TOP10【0】HIGH【32】



今週は初登場と圏外にダブルで登場ですか...。MAN WITH A MISSION、3か月連続リリースの第1弾ですが、今週第2弾の「All You Need」が初登場。オンエアとセールスを吸い取られるように、入れ替わるように圏外となってしまいました。連続リリースなので仕方ないのですが、最高32位の3週はおそらく自身ワーストレベルの成績になってしまいました。第3弾の「evergreen」は12月29日にリリース。ということで、「All You Need」はなんとか今月中に上位に絡んでいきたいですね。
ちなみに、彼らと同じように「3か月連続リリース」をしたのですが、3曲とも成功したアーティストがいましたね。「白熊」「Black Catcher」「Shekebon!」と3曲出されまして、全て2ケタ以上、2曲は年間レベルという素晴らしい成績でした。改めて、すごいことだったと思いますね。

来週の展望


 2020年チャートは残り3週。獲得できるポイントは、最高でも120ポイントです(40×3)。果たして、現在上位で活躍しているあの曲やあの曲は、年間チャートに間に合うのでしょうか。あと3週、最後の追い込みから目が離せません。

 さて、来週の予想に移ります。今週ついに1位を獲得したLiSAの「炎」。こうなるともう止まらないのかな、という感じがしますね。これまでエントリーしたことなかったので実力が未知数でしたが、完全に軌道に乗りましたので、来週はこの曲のV2が本命だと思います。しかし、1位を奪われたビッケvs体育、最高位の3位まで上げてきたUruは、1位奪還に向けてメラメラと炎を燃やしています。LiSAのV2は決して安泰といえるほどではなさそうです。そして面白いのは、5位まで上げてきたKing Gnuの「三文小説」。この曲は12月2日リリースで、来週はセールスポイントが加算されます。トップ3入りが濃厚で、さらに上に行けるかというところでしょう。King Gnuは「Teenager Forever」で今年初の1位を獲得しており、1位を取るポテンシャルは十分にあります。

 続いてはトップ10予想。入れ替わりは1~2組かなと思います。最有力は2週連続9ランクアップと絶好調な15位の菅田将暉、次いで12位まで上げてきたミスチルです。この2組以外のトップ10入りはかなり厳しいと思われ、ほとんど絞ってもいいかもしれません。菅田将暉はこれまでの最高位が10位ですから更新を狙いたいところ。ミスチルは、シングルならば間違いなく上位まで行きますが、今作「Brand new planet」はアルバム曲ですからどこまで伸ばせるか(あいみょんの「朝陽」を思い出してください)。とはいえ、さすがにトップ10には入れるのではないでしょうか。
 
 最後に初登場曲予想です。

初登場曲予想(12/12)


「Step and a step」NiziU12/2リリースのデビューシングル◎?
「あいまいでいいよ」羊文学12月のスマッシュブレイク
「who I am」milet12/2リリースのEP
「人間」SHISHAMO12/2配信リリース
「僕はバカ」瑛人12月のスマッシュブレイク
「風になって -1 Half ver.」[Alexandros]12/2先行配信
「倍音と体温」ストレイテナー12/2のアルバムから

 ◎確実 〇有力 ▲微妙

and more...?


 来週は大きな注目曲が1つあります。それはNiziUのデビュー曲です。ソニーミュージックとJYP(TWICEの事務所)の合同オーディションにより誕生したガールズバンドで、12月2日に「Step and a step」でついにCDデビュー。デビュー前の楽曲「Make you happy」が大ヒットし、すでに知名度は十分ですね。そんなNiziUですが、J-ACではエントリーできるのでしょうか!?「Make you happy」はエントリーしていないですが、あれはCDデビュー前の曲であり、今作はCDがリリースされるんですね。日本人グループですし、先輩のTWICEがJ-ACで活躍していることを考えると、エントリーしてくるのではないでしょうか。とはいえ、実力はまったくの「未知数」。どのような成績になるのか全く読めない、面白い存在です。

 その他。12月に入ってスマッシュブレイクが入れ替わりました。今月は羊文学&瑛人!まず羊文学ですが、今月待望のアルバムがリリースされます。その中の1曲「あいまいでいいよ」がスマッシュブレイクを獲得し、オンエアを稼ぎまくっています。J-ACでは、今年2月に「人間だった」で初エントリー。エントリーすれば2曲目です。全国的にも一斉にプッシュされており、ブレイク前夜という感じがしますね。ボーカル塩塚モエカさんの歌声は心地よく、病みつきになります。個人的にもうれしいスマッシュブレイクですね。もう1組は今年「香水」で大ブレイクした瑛人さん。来年1月にアルバムをリリース、そこからの楽曲「僕はバカ」が同じくプッシュを獲得しました。こちらもエントリーしてくると思いますが、アルバムは来月リリースですし、もう少し後のタイミングかもしれません。

 スマッシュブレイク以外に行きましょう。miletはEP「who I am」をリリース。先行配信では入りませんでしたが、今度はセールスポイントが加わるのでエントリーしてきそうです。SHISHAMOも配信シングル「人間」をリリース。コンスタントに新曲を送り込んでおり、今作も有力でしょう。前のシングル「Beast」が最高37位の2週という散々な扱いを受けた[Alexandros]は、来月発売のベストアルバムから新曲「風になって」を先行配信。スバルのCMソングで風を切るような気持ちの良い楽曲。「Beast」の悪夢を振り切り、この曲でリベンジマッチといきたいところです。最後にストレイテナー。12月2日にアルバム[Applause]をリリース。J-ACでも好調だった「Graffiti」など11曲を収録です。実力者なのでアルバムからも入ってきそうですね。どれがリード曲か難しかったですが、新曲「倍音と体温」を予想しました。

 それでは、今週もありがとうございました。来週もまたお会いしましょう!