J-AC TOP40  2020年8月29日付けチャート

Last-modified: 2020-09-05 (土) 14:16:03

2020年8月29日付けJ-AC TOP40のチャートです。


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ハイライト

8月最後のチャートを制したのはヒゲダン!新曲「HELLO」が米津玄師さんら強敵を抑え、見事2連覇を達成しました。さすがの力を見せていますね。この曲で今年3曲目の1位となるヒゲダン。2020年の1位獲得週は、4+6+2でなんと12週。今年はこれで35週目ですが、3分の1以上の週で彼らが1位を取っていることになります。去年も強かったですが、今年も恐るべき強さといえます。そして、2位はまたしても米津玄師さんの「感電」。アルバム「STRAY SHEEP」のセールスはこれ以上ないくらい強力ですが、なぜかもう一歩1位に届きません。エントリー8週目で、早くも4回目の2位。意外なことに「シルバーコレクター」になっている米津さん。1位が1週のみでは寂しいので、来週以降、全力で返り咲きを狙っていきたいところです。3位に上がったのはビッケブランカ!新曲「ミラージュ」が順調に上げ、エントリー5週目でトップ3入りを果たしています。「Ca Va?」以来非常に好調な成績でトップ10入りを続けているビッケさんですが、トップ3入りは意外と久しぶりで、「白熊」以来4作ぶりです。上位2曲は大変強力ですが、さらに上を狙っていけるでしょうか。

余談ですが、今週ビッケブランカさんご本人からツイートに「いいね」をもらいました!この番組を結構チェックしてくださっているのでしょうか。とても嬉しかったです。こうなったら、来週は1位を取ってほしいです。1位しかありませんよ!(単純な人)。

トップ10入りは2組。13ランクのジャンプアップで6位に付けたのはHump Backの「ティーンエイジサンセット」。8月19日にリリースされたシングルのセールスポイントを稼ぎ、エントリー5週目でトップ10入りを決めています。2018年12月の「生きて行く」以来、久しぶりのトップ10入りになりました。「拝啓、少年よ」でいきなり年間5位の大記録を打ち立てた彼女たち。まだまだ上げていけるだけの力は持っているでしょう。来週はトップ5入りを狙います。つづいて9位に入ったのはGLAYの「ROCK ACADEMIA」。先週11位と高い位置で初登場でしたが、順当にトップ10入りを決めました。昨年の「COLORS」以来、2作ぶりのトップ10ですね。この曲も収録されたシングル「G4 2020」は全7曲入りの豪華な1枚になっています。3週目となる来週は今後の動きを占う大事な週になりそうです。

トップ10その他を見ていきましょう。あいみょん「裸の心」は1ランクダウンで4位。11週ぶりにトップ3から外れてしまいました。安定はしているものの、じわじわと1ランクずつ下げていますね。今週は新曲の「朝陽」もエントリーしており、この曲は踏ん張りどころを迎えています。4ランクアップでトップ5入りを決めたのはヨルシカの「盗作」。アルバムリリースから1ヶ月がたっており上昇は難しいかもと予想していましたが、先週からさらに上げてきたのは素晴らしいですね。これで、「花に亡霊」につづく2曲目のトップ5入りとなりました。7位は緑黄色社会の「夏を生きる」がじわり1ランクアップ。最高位を更新しています。夏も終わりに近づいていますが、トップ10内で生き続けられるか注目ですね。10位は3ランクダウンでTWICEの「Fanfare」。トップ10を死守し、初登場からの連続トップ10記録を7週に伸ばしました。最高位こそ3位ですが、昨年の「HAPPY HAPPY」を上回る勢いで、年間入りも狙っていけそうですね。

その他、全40曲のチャートは表をご確認ください。

ニューエントリー

今週のニューエントリーは5曲でした。


39位 HIGH WAY / 小山田壮平

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andymori、そしてALのボーカルである小山田壮平さん。8月26日にリリースされたソロアルバム「THE TRAVERING LIFE」から、冒頭に収録されているこちらの新曲が入ってきました。私はandymoriの「ファンファーレと熱狂」(2010)というアルバムが大好きで、小山田さんが今もこうやって歌い続けてくれることは本当にうれしいです。どこまでも連れて行ってくれそうな、そんな空気を感じさせる曲ですね。J-ACへのエントリーは相当久しぶりだと思います。ここからの上昇を期待したいところです。



35位 かつて天才だった俺たちへ / Creepy Nuts

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8月26日に発売された約1年ぶりとなるアルバムからのタイトルチューン。先日までエントリーしていた菅田将暉くんとのコラボナンバー「サントラ」、それにこの曲も含め全7曲が収録されています。そして、本日の番組ではこちらのアルバムが15時台に特集されていました。番組で特集されたということは、番組からの期待の証といっていいでしょう。「サントラ」はわずか5週のエントリーでしたが、この曲はどこまで駆けて行けるでしょうか。非常に注目です。



30位 Be My Love / 阿部真央

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昨年8月31日付けの「どうしますか、あなたなら」(最高7位、9週)以来、ぴったり1年ぶりとなるエントリーですね。8月12日リリースの配信限定シングル。公開されているMVでは飛沫感染対策がストレートに、バッチリと取られています笑(意味は見れば分かります)。8月12日リリースということで、入ってくるタイミングとしては1週遅いわけですが、ここから上昇となるでしょうか。阿部真央さんはこの番組ではトップ10の常連で十分期待が持てます。



28位 朝陽 / あいみょん

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早くも入ってきましたね。早くも今年5曲目のエントリーとなるあいみょん。「裸の心」がまだまだトップ3にいるところですが、こちらは、来月9日にリリースされる3rdフルアルバム「おいしいパスタがあると聞いて」からの先行配信です。アルバムのセールスを受け、来月からのチャートでは主役曲となっていきそうですね。

昨年は年間チャートに4曲を送り込んだあいみょん(なんと40分の4、10分の1!)。さて、今年は年間に何曲入るのかという話ですが、「裸の心」「怪物さん」は間違いなし、「さよならの今日に」はほぼ間違いなしといったところです。アルバムがヒットし、この曲も年間に入ってくれば、2年連続の4曲(以上?)ということも十分にありえそうですね。



23位 はなうた / FLOWER FLOWER

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39位の小山田壮平さんに続き、この方も歌い続けてくれるのがうれしいアーティストですね。yuiさんが率いるFLOWER FLOWER、約3年ぶりとなる3枚目のニューシングルです。3年前の「マネキン」はJ-ACにもチャートインしていましたね。このチャートにもまた戻ってきてくれました。

8月19日リリースで、「Craft Beer Music Project」の第三弾となるコラボソング。ミュージックビデオも公開されています。


今週のチャートアクション

最も順位を上げた曲
19位 赤の同盟 / 東京事変   ↑14(先週33位)



東京事変の新曲がエントリー2週目で14ランクの大ジャンプアップ!一気に19位に付けています。ドラマ主題歌ということもあり、注目度の高い1曲。順当な上昇といえます。まだまだ上げていきそうな気配もありますね。「選ばれざる国民」以来2作ぶりのトップ10入りも十分に狙えそうです。

最も順位を下げた曲
36位 環境と真理 / METAFIVE  ↓10(先週26位)



2週間前、10ランクの最大アップをしたこの曲ですが、2週間後の今週は10ランクダウン。逆に最大のダウン曲となってしまいました。4週目で早くも36位まで後退です。来週はチャートに残れるでしょうか。

最長エントリー
①4位 裸の心 / あいみょん 18週目(↓1)
②20位 星影のエール/ GReeeeN 16週目(↓3)
③40位 ケムシのうた/ 馬場俊英 14週目(↓3)



今週はヨルシカの「花に亡霊」が17週でチャートアウト。代わりに、馬場俊英さんの「ケムシのうた」が14週目で3位に顔を出してきました。ただ、この曲は今週崖っぷちの40位。今週で最後となる可能性も高そうです。GReeeeNの「星影のエール」は3ランクダウンにとどめ20位。まだまだ安定しています。そして、あいみょんの「裸の心」が18週目で相変わらずの1位です。今週も4位にとどまっていますが、新曲「朝陽」が28位に入ってきたのが気になるところ。ダブルエントリーをすると、古い曲の方が急落していく傾向にあります。「裸の心」は来週以降踏みとどまっていけるでしょうか。

トップ10入り
6位 ティーンエイジサンセット / Hump Back   ↑13 5週目
9位 ROCK ACADEMIA / GLAY  ↑2 2週目


トップ10落ち
11位 Laughter / Official髭男dism ↓6 7週目(トップ10:5週)
12位 Keep On Running / 菅田将暉×OKAMOTO'S ↓2 3週目(トップ10:1週)



11位はヒゲダンの「Laughter」。先週のトップ5がいきなりのトップ10落ちとなりました。驚きましたが、「HELLO」とダブルエントリーだけに仕方ないですね。「Laughter」のトップ10内は5週(※全て5位以上)でした。十分凄い成績ですが、最近のヒゲダンが凄すぎるだけに、これが若干物足りない成績にすら思えてしまいます。そして12位には菅田将暉×OKAMOTO'Sの「Keep On Running」。先週初のトップ10入りを決めたこの曲ですが、残念ながらトップ10内は1週のみ。トップ10内を走り続けることはできませんでした。とはいえ、まだまだ12位。巻き返しも十分に狙っていける位置です。


さよならトップ40

先週40位 糸 / 菅田将暉×石崎ひゅーい 
IN【5】TOP10【0】HIGH【26】



先月から新曲を続々と送り込んでいる菅田将暉さん。「第二弾」ともいえるこちらの曲は、第一弾の「サントラ」と同じ5週のエントリーでした。カバー曲でもあり、これくらいかなという感じはあります。第三弾の「Keep On Running」はまだ上位におり、今後の粘りを期待したいところです。そしてなんとなんと、さらなる新曲であり、中村倫也さんのとのコラボ楽曲である「サンキュー神様」が早くも今週リリースされています。目まぐるしいほどの連続リリースですね。果たして、この曲が「第四弾」になれるのか、来週以降に注目です。

先週39位 スターダム / Mrs. GREEN APPLE 
IN【8】TOP10【0】HIGH【11】



活動休止を発表し、ここまでの集大成となるベストアルバムを発売したミセスでしたが、チャートでは不発。トップ10目前の11位で止まり、その後は下落していく寂しいチャートアクションになりました。トップ10の常連アーティストに成長し、昨年は年間入りも果たしただけに、あまりにも不憫な成績でした。しばらくチャートから遠ざかることになると思いますが、活動を再開し、またこのチャートに戻ってきてくれることを願うばかりです。

先週38位 Ham / ずっと真夜中でいいのに
IN【1】TOP10【0】HIGH【38】



先週38位で初登場しましたが、今週は圏外。残念ながら一瞬のエントリーでした。ヨルシカやYOASOBIがこのチャートでも活躍するようになり、後に続きたいところでしたが今回は残念。ただ、1曲エントリーしたことで流れが変わり、その後活躍するようにケースも多いです。今後に期待しましょう。

先週36位 花に亡霊 / ヨルシカ 
IN【17】TOP10【10】HIGH【1】



本当に、本当にお疲れ様でした。初エントリーで1位を獲得する快挙を達成したこの曲。トータルも17週、うちトップ10が10週と堂々たる成績になりました。この曲のエントリー後、新曲が次々とエントリーするようになり、まさに躍進の一曲といえます。年間チャートでは後ろの方でかかると思うので年末を楽しみにしましょう。


先週32位 Change the World / MAN WITH A MISSION 
IN【8】TOP10【3】HIGH【3】



ミセスと並び、このバンドも大変不遇な扱いとなりました。7月にべストアルバムをリリースしたMAN WITH A MISSION。この曲は7月1日にリリースされたシングルでしたが、ベストの恩恵を受けることはできず、3位を獲得した後は急落。特に粘りもなく、トータルは1ケタの8週に終わりました。昨年は年間入りを果たしたマンウィズですが、この成績では残念ながら届きません。