J-AC TOP40  2020年9月12日付けチャート

Last-modified: 2020-09-12 (土) 22:19:24

2020年9月12日付けJ-AC TOP40のチャートです。


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ハイライト

 9月12日付けチャートを振り返ります。トップ3の顔ぶれに変わりはありませんでした。米津玄師さんの「感電」がガッチリと首位をキープ。前回はまさかの1週で首位陥落でしたが、今回は2連覇。これで通算3度目の1位となりました。来週は3連覇に挑みます。このまま長期政権となるか、注目の週となりそうです。ヒゲダンの「HELLO」は1ランクの再浮上で2位に戻してきました。さすがの底力を見せていますね。年間上位に向け、この曲もまだまだ上位を走り続けたいところです。1位もありそうだったビッケブランカの「ミラージュ」は1ランクダウンの3位。またもや涙を飲みました。リクエストが大量に読まれたので、リスナーからの後押しも大きかったとは思うのですが、惜しくも及びませんでした。とはいえ、来週以降も1位の可能性ではないわけではなく、まだまだ上を向いて戦いたいところです。

 トップ10入りは1曲。あいみょんの「朝陽」がエントリー3週目で10位に入ってきました。ニューアルバム「おいしいパスタがあると聞いて」からの1曲。今週は番組内でアルバムの特集もあり、順当なトップ10入りといえるでしょう。正直、いきなりトップ5入りも十分にあると思いましたが、「裸の心」が今週も5位と予想以上に強かったですね。これで、あいみょんはトップ10内にダブルエントリーとなりました。来週以降は、さすがに「朝陽」と「裸の心」が入れ替わっていくことが予想されますが、「朝陽」はどこまで上昇できるでしょうか。来週一気に上昇するようなら、「感電」との1位争いも見えてきそうです。

 トップ10入り、その他をみていきます。ヨルシカの「盗作」はさらに1ランク上げて最高位の4位。素晴らしい躍進を見せています。チャートインが遅く、アルバム発売から時間がたっているので、正直上位はそこまで長くないと予想していました。予想を上回り、4位まで上昇する活躍を見せています。これは、「花に亡霊」につづく2曲目の年間入りも十分に狙えそうです。6位にはゆずの「公私混同」がランクイン。3週連続のアップで、こちらも最高位を更新しています。2曲前の曲「花咲ク街」の最高位に早くも並び、非常に好調です。来週は引き続きトップ5の有力候補としておきます。Hump Backの「ティーンエイジサンセット」は1ランクの再浮上で7位。そのまま下落せず、トップ10内で再浮上してきたのはさすがです。過去の曲も非常によい成績で、このチャートではかなり強いアーティストといえます。来週以降も楽しみです。8位には2ランクアップでAimerの「SPARK AGAIN」。エントリー10週目でさらに伸ばして最高位。じわじわと伸ばしており素晴らしいです。リリースは9月9日で、リリースは来週、再来週あたりが予想されます。ここからまだ伸ばす可能性があるということです。非常にワクワクしますね。最後に9位はC&Kの「アサトヒカリ」。あまりにも安定しているので、書くことがなくなってきました笑。8週連続のトップ10。最高位こそ6位ですが、驚異の安定でポイントを伸ばし続けています。今年の年間チャートではダークホースになりそうな曲ですね。 

ニューエントリー

今週のニューエントリーは5曲でした。


40位 IDENTITY / 雨のパレード

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「BORDERLESS」(最高24位、4週)以来約7か月ぶりのエントリー。リリースは8月28日で、やや遅れて入ってきました。アニメ「メジャーセカンド」のエンディングテーマに起用されています。そして、12月23日にはアルバム「Face to Face」をリリース。このチャートには定期的に新曲を送り込んでいる雨のパレード。遅めのエントリーで、しかも最下位40位からのスタートですが、どこまで伸ばせるでしょうか。



39位 Time Warp / Perfume

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今月のマンスリーピックアップ、Perfumeの新曲が早くも入ってきました。先週のリクエストコーナーでもオンエアされており、近いうちに入ってくるだろうと思っていましたが、リリース前の早いタイミングから入ってきましたね。9月16日リリースで、アニバーサリーイヤーを締めくくるリリース。YouTubeではミュージックビデオも公開されています。Perfumeは年間チャートの常連であり、しかも今年はアニバーサリーイヤー。さらに今月はマンスリーピックアップの後押しもあります。この曲のヒットは確実でしょう。年間入りに向けて上げていくと思います。



37位 XXKK / 倖田來未

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随分久しぶりに入ってきましたね。こちらも20周年のアニバーサリーイヤーとなる倖田來未さん。最近はエントリーもありませんでしたが、久しぶりに入ってきました。こちらはアニバーサリー第3弾の新曲で、タイトルは「XX」が「20」「KK」が「倖田來未」、つまり現在の倖田來未さんを表したものになっています。



33位 22 / Hakubi

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2017年結成、京都発の3ピースバンドです。昨年11月の「午前四時、SNS」(最高27位、4週)以来約10か月ぶり、通算2曲目のエントリー。こちらは9月9日にリリースされた「結 ep」に収録されている新曲で、ボーカル・ギターの片岡さんが22歳の等身大の心情をつづったバラードとなっています。そしてHakubiは、今月9月のα-stationスマッシュブレイクにも選出されています。地元初のバンドで、α-stationではDJも担当しているHakubi。局のプッシュを受けて、来週からの上昇が予想されます。この曲でブレイクとなるか、注目です。



15位 ユメミグサ / BLUE ENCOUNT

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お、ブルエンが随分と高い位置から入ってきましたね。「ポラリス」「ハミングバード」につづく今年3曲目のエントリー。9月2日リリースで、映画「青くて痛くて脆い」の主題歌に起用されています。住野よるさん原作で、吉沢亮さん、杉咲花さんが主演の話題作。強力なタイアップの影響か、好ポジションに飛び込んできました。ブルエンといえば、昨年「バッドパラドックス」がヒットして年間まであと一歩という好成績でしたが、それ以来振るっていません。この曲で久々のヒットとなるでしょうか。まずは来週、トップ10を狙います。



今週のチャートアクション

最も順位を上げた曲
14位 きらきらにひかる / いきものがかり  ↑14(先週28位)



エントリー2週目、いきものがかりの新曲が14ランクのジャンプアップ。順位をちょうど半分にして14位の好位置に付けています。トップ10、年間チャートの常連であるいきものがかりですから、まずは順当な上昇といえるでしょう。来週は主題歌となっている「未解決の女」が最終回を迎えます。盛り上がるところであり、トップ10入りの可能性はかなり高いでしょう。

その他注目曲

23位 足跡 / Little Glee Monster  ↑10
26位 群青 / YOASOBI ↑9



リトグリが5週目で大躍進の10ランクアップ。これは驚きました。これまで、エントリーしても上位に絡むことはほとんどなかったですからね。今回も、このまま30位台で終わるかと思いきや、一気に順位を上げています。9月2日にリリースされ、そのセールスポイントが入った形です。来週はさらなる上昇も期待できそうですね。そして26位は9ランクアップでYOASOBIの「群青」。「たぶん」とのダブルエントリーで、「たぶん」も崩れず16位。2曲とも非常に好調で、ビルボードの好成績がこのチャートにも反映されているようです。この曲も、来週以降にピークがあると思いますので楽しみです。

最も順位を下げた曲
36位 Breakedown feat.Daichi Yamamoto / Michael Kaneko  ↓12(先週24位)



Michael Kanekoさんが先月19日にリリースしたアルバム「ESTERO」からのリードチューン。20位台で頑張っていましたが、エントリー5週目の今週に大きく崩れてしまいました。味わいのある1曲でアルバムも素晴らしい出来だっただけに、個人的にはとても残念な急落です。


最長エントリー
①5位 裸の心 / あいみょん 20週目(↓1)
②29位 星影のエール / GReeeeN  18週目(↓3)
③9位 アサトヒカリ / C&K   12週目(→)



あいみょんの「裸の心」は新曲「朝陽」がトップ10に入ってきましたが全く崩れず5位。ついに20週の大台にのせています。そしてGReeeeNは3ランクのダウンにとどめ18週目。20週の大台まではあと2週で、いよいよ大台も見えてきました。先週3位だったセカオワ「Umbrella」は残念ながらチャートアウト。代わりに3位に上がってきたのはエントリー12週目のC&K「アサトヒカリ」です。この曲もそんなに長くなるんですね。8週連続のトップ10で現在もなお9位。非常に安定しており、20週以上に伸ばす可能性も十分にあります。来週以降、この欄で期待しながら見守っていきたいと思います。

トップ10入り
10位 朝陽 / あいみょん  ↑5 3週目


トップ10落ち
11位 ROCK ACADEMIA / GLAY ↓5 4週目(トップ10:2週)



11位で初登場。翌週にはさっそくトップ10入りし、順調に6位まで上げていたGLAY。しかし4週目で失速する結果となってしまいました。まさかの急落でトップ10は2週に終わっています。年間入りは非常に厳しくなりました。


さよならトップ40

先週40位 umbrella / SEKAI NO OWARI  
IN【14】TOP10【3】HIGH【7】



「Dropout」との両A面で6月24日に発売。ドラマ「竜の道」の主題歌で、先行配信を受け6月6日に初登場。以降順調に上げ、エントリー4週目でトップ10入りを決めました。「Dropout」ではトップ10入りを逃しましたが、この曲では結果を残しました。ただ、トップ10内では伸び悩み、最高位は7位。もう一歩突き抜けられなかった印象です。それでも、トップ10陥落後に長く粘り、トータルを14週まで伸ばしました。勢いのあるアーティストが次々と登場する中、セカオワは安定した成績を残しておりさすがです。問題は年間入りですが、トップ10が3週と短かったことでどうなるでしょうか。

先週39位 WOMCADOLE / ヒカリナキセカイ   
IN【3】TOP10【0】HIGH【27】



27位とそれなりの位置で入ってきたものの、翌週は1ランクも上げられずステイ。3週目に12ランクダウンと大きく崩れてしまい、それまででした。上位の壁はまだまだ厚いですね。

先週36位 GIRL FRIEND / 平井大   
IN【1】TOP10【0】HIGH【16】



ちょっとひどすぎませんかこれは。前回、前々回の曲がわずか2週のエントリーに終わった平井大さん。3度目のリベンジとなるこの曲はどうなるかと思っていたら、なんと1週でチャートアウト。いやあ、2週をさらに下回ってきますか。2週→2週→1週。ここまで弱くなるとは。昨年年間入りした平井大さんが、いまや最弱アーティストです。こうなった原因ですが、2週間ごとの新曲リリースがやはり早すぎるということに尽きるでしょう。残念、その一言。

先週34位 Thus spoke gentle machine / the perfect me  
IN【4】TOP10【0】HIGH【26】



福岡発、西村匠さんによるソロプロジェクト。エントリーは短かったですが、一般的なJ-POPとは一線を画す荘厳で厚みのあるサウンドで、強烈な存在感を見せたのではないでしょうか。少しずつ伸ばし、3週目に26位を記録しましたが、ここが最高位でした。

先週31位 折り合い / 星野源   
IN【11】TOP10【5】HIGH【2】



このチャートでは圧倒的な強さを誇る星野源さんですが、あっさりと土俵を割りました。先週31位からの圏外は意外ですね。この曲は、コロナ禍の中リモート制作された新曲で、全国のチャートをみてもやや勢いがなかったようです(リモート曲はこういった傾向があります)。しかし、なんだかんだいって、このチャートではトップ10に5週エントリーし、1位こそ取れなかったものの2位を2週連続で獲得しました。それなりの強さは見せたといえるでしょう。ただ、最後一気に圏外になったため、トータルは11週。年間チャートには果たして届くでしょうか。