J-AC TOP40  2020年9月5日付けチャート

Last-modified: 2020-09-05 (土) 22:19:13

2020年9月5日付けJ-AC TOP40のチャートです。


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ハイライト

 9月最初のチャート、制したのは米津玄師さんでした!ニューアルバム「STRAY SHEEP」にも収録されている新曲「感電」が3週ぶりにカムバック、通算2回目の1位を獲得です。2位が4回と足踏みが多かったこの曲ですが、返り咲きで力を見せつけました。キヨピーさんも言うとおり、この曲が1位を1回のみではあまりに寂しかったでしょう。そういった意味では、順当な返り咲きといえそうです。2位まで上げてきたのはビッケブランカの「ミラージュ」です。エントリー6週目、5週連続で順位を上げており勢いが止まりません。ビッケさんの2位は、「Ca Va?」と並んで過去最高位となりました。最近は好成績が続いており、強豪の一角となったビッケさん。そろそろ1位が欲しいというところでしょう。来週は米津さんに挑む勝負の週となりそうです。先週1位だったOfficial髭男dismの「HELLO」はまさかの2ランクダウンで3位となりました。今週は「Laugter」も7ランクダウンで18位。彼らにとっては厳しい週となりました。とはいえ、米津さんを抑えて2連覇できるのは彼らくらいでしょう。「HELLO」はまだまだ勢いがありそうなので、ロングエントリーを期待したいところです。

 トップ10入りは2組。ゆずが2作ぶり、Aimerが2曲連続となるトップ10入りを決めています。ゆずの「公私混同」は8ランク上げて7位。エントリー3週目で非常に好調です。ドラマ「親バカ青春白書」の主題歌であり、彼ららしいキャッチーな仕上がりになっています。2作前の「花咲ク街」は最高6位、わずか1週のトップ10でしたが、それを上回る勢いを感じさせ、来週はトップ5も十分に期待できると思います。そして、10位に付けたAimerの「SPARK AGAIN」はなんとエントリー9週目の超遅咲き!10位台で長い足踏みがありましたがついにトップ10をつかみました。エントリー9週目のこの曲ですが、実はリリースはまだ(!)。来週9日がリリース日となります。先行配信の早い段階から入っており、かなりエントリーを伸ばしているんですね。これからリリースがあるので、かなりのロングヒットが期待されます。Aimerにとっては、初の年間入りも十分に狙っていける「本命曲」でしょう。来週はさらに上げることができるでしょうか。

 トップ10のその他を見ていきましょう。あいみょんの「裸の心」、ヨルシカの「盗作」がそれぞれ4位・5位をキープ。というわけで、トップ5は1曲も入れ替わりがありませんでした。あいみょんは今週も相変わらず安定していますが、新曲「朝陽」が15位まで上げてきており、来週にもトップ10に入ろうかという勢い。その中で、「裸の心」は一体どこまで粘れるでしょうか。6位にはGLAYの「ROCK ACDEMIA」。先週トップ10入りしましたが、さらに3ランク上げ、トップ5目前に付けています。実績十分のGLAY、ここまでさすがの上昇となっています。来週はトップ5の一角を狙っていきたいところです。2ランクダウンで8位となったのはHump Backの「ティーンエイジサンセット」。こちらも先週のトップ10入り組ですが、痛恨のダウンとなりました。このままダウンし、トップ10から早々と去ってしまうのか、トップ10内に長く残るのか、来週は運命を占う週となりそうです。非常に安定しており今週も9位だったのはC&Kの「アサトヒカリ」。最高位こそ6位なものの、7週連続のトップ10ですでに年間入りレベルのポイントまで上げてきています。主題歌となっている映画「朝が来る」は10月23日公開ですが、まさかそこまで粘り続けるなんてこともあるのでしょうか。非常に楽しみになってきました。

 その他、全40曲のチャートは表をご確認ください。 

ニューエントリー

今週のニューエントリーは5曲でした。


36位 GIRL FRIEND / 平井大

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「Life goes on」「Lonely Beachey Story」につづく今年3曲目のエントリー。今年の夏、2週間に1回という超ハイペースで新曲を送り出している平井大さん。その第7弾となる新曲が初登場です。第7弾とはすごいですね。〇か月連続リリースなどはよく見ますが、第7弾とは凄まじいです。精力的に活動されていることがよく分かります。

たくさんエントリーしてくることはいいのですが、リリースが多すぎる影響もあり、チャートの成績は振るわない平井大さん。過去2曲は、いずれもたった2週のエントリーでした。この曲は、あと2週エントリーするだけで今年の最高記録を更新しますが、果たしてどうなるでしょうか。



35位 群青 / YOASOBI

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「たぶん」がまだまだ好調のYOASOBI。早くも次の新曲をリリースし、ダブルエントリーを果たしました。「たぶん」が初エントリーですが、短期間のうちに早くも2曲目が入ってきたということで、YOASOBIもこのチャートの常連になっていきそうですね。ヨルシカ、YOASOBI…このチャートも時代を反映して変わってきた感じがありますね。

こちらは9月1日にリリースされた5枚目のシングル。「アルフォートミニチョコレート」のCMソングです。リリース週に早くも入ってきたということでヒットが期待されます。「アルフォート」といえば、昨年King Gnuの「傘」がロングヒットしましたし、そういう意味でも期待でしょう。注目の1曲だと思います。



32位 Updraft / 山崎まさよし

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今月デビュー25周年を迎える山崎まさよしさんの新曲が入ってきました。デビュー25周年、四半世紀ですか。本当に素晴らしいですね。おめでとうございます。
アニバーサリーイヤーを飾るEPで、先月26日にリリース。この曲など新曲2曲にインスト3曲を加えた計5曲が収録されています。



30位 センチメートル / the peggies

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2011年結成、2017年メジャーデビューのガールズバンド。通算5枚目となるシングルが入ってきました。8月26日リリースで、アニメ「彼女、お借りします」のOPテーマです。非常に爽快な王道ガールズロックという感じの1曲ですね。

11月からは、この曲のサビの一節からタイトルを冠した「運命だって信じたいツアー」がスタートします。



28位 きらきらにひかる / いきものがかり

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「生きる」以来約5か月ぶり、今年3曲目のエントリーで、波瑠さん主演のテレ朝系ドラマ「未解決の女 警視庁文書捜査官」の主題歌に起用されてます。8月31日配信リリース。いきものがかりも、最近はすっかり配信リリースに切り替えているんですね。活動再開以来、全てが配信リリースで、時代の移り変わりを感じます。何はともあれ、彼ららしい王道のバラードです。これまでの実績は語るまでもありません。まずはトップ10に向け、どこまで上昇していけるでしょうか。



今週のチャートアクション

最も順位を上げた曲
20位 かつて天才だった俺たちへ / Creepy Nuts ↑15(先週35位)



先週アルバム特集のCreepy Nuts、やはりといいますか、15ランクの急上昇をみせてきました。2週目でトップ20入りを決めています。8月26日に発売された7曲入りのミニアルバムからのタイトルトラックで、アルバムのリリースを受け大きく上げてきた格好です。このアルバム、ライブDVD盤とラジオ盤がリリースされており、ラジオ盤の方はラジオ番組のような2人のトークを間に挟んだ面白い構成になっています。

その他注目曲

13位 はなうた/ FLOWER FLOWER ↑10
15位 朝陽/ あいみょん ↑13



先週23位で初登場の2曲が大きく上げてきました。3年ぶりのニューシングルとなるFLOWER FLOWERは10ランクのジャンプアップでトップ10目前の好位置に付けています。そして、ニューアルバムのリリースを来週に控えているあいみょん。先行配信の「朝陽」がやはり13ランクと大きく上昇してきました。来週はアルバムのリリース週、トップ10入りが有力です(ただし、「裸の心」とのポイント割れが心配されます)。

最も順位を下げた曲
39位 ヒカリナキセカイ / WOMCADOLE  ↓12(先週27位)



エントリー3週目のWOMCADOLEが急落。27位、27位と来ていましたが、3週目に急落となりました。おそらく今週まででしょう。残念ながら、J-ACチャートでは光を掴むことができませんでした。

最長エントリー
①4位 裸の心 / あいみょん  19週目(↓1)
②26位 星影のエール/ GReeeeN 17週目(↓6)
③40位 umbrella/ SEKAI NO OWARI  14週目(↓7)



あいみょん「裸の心」は相変わらず安定しており今週も4位。18週連続の4位以上と驚異的な記録は続きます。ただし、上にも述べた通り新曲「朝陽」が上がってきており、ポイント割れが心配です。GReeeeNの「星影のエール」は17週目。今週は26位と初めてトップ20圏外になりました。あと何週粘れるでしょうか。馬場俊英さんが圏外に下がり、代わりに上がってきたのはセカオワ。「umbrella」が14週目とロングヒットになっています。ただし、この曲は今週ダウンして40位。今週がラストとなる可能性も大きそうです。

トップ10入り
7位 公私混同 / ゆず  ↑8 3週目
10位 SPARK AGAIN / Aimer  ↑6 9週目


トップ10落ち
11位 夏を生きる / 緑黄色社会 ↓4 5週目(トップ10:2週)
12位 Fanfare / TWICE ↓2 8週目(トップ10:7週)



初エントリーでいきなりトップ10、快進撃を見せていましたが、7位まで上昇したところでストップ。今週はトップ10落ちとなってしまいました。夏も終わりに近付いており、夏ソングには逆風といった感じですね。ですが、今月はアルバムのリリースも控えている彼ら。それまでに粘りを続けたいところです。そして12位にはTWICEの「Fanfare」。初登場から常にトップ10にいましたが、8週目でついにトップ10圏外となりました。とはいえ、トップ10に7週は立派な成績で、2年連続の年間も狙っていけるでしょう。ここからはどこまでチャートインを伸ばせるでしょうか。


さよならトップ40

先週40位 ケムシのうた / 馬場俊英  
IN【14】TOP10【6】HIGH【3】



このチャートでは常連、毎回安定した成績を残している馬場俊英さん。例にもれず、今回も堅調なヒットを飛ばしました。5月30日に初登場すると、翌週はさっそくトップ10入り。トップ10には6週間滞在し、うちトップ5が4週とよい内容でした。最高位が3位で今一つ突き抜けられなかったことが心残りです。下落後も、特に大きな急落もなく、トータルを14週にまで伸ばしてフィニッシュです。

先週38位 one stroke / 高橋優  
IN【4】TOP10【0】HIGH【25】



これは...ビックリですね。このチャートでは強豪の高橋優さんですが、爪痕を残せず、早々とチャートアウトになってしまいました。今年はメジャーデビュー10周年で、記念のシングルでしたが全く振るいませんでした。ちなみに、10周年記念の第二弾シングル「room」は先月21日に配信リリースされましたが、この曲は今のところエントリーもしていません。10月のアルバムに向けて、今後盛り上げていくことはできるでしょうか...。

先週37位 猫ちぐら / スピッツ 
IN【9】TOP10【4】HIGH【4】



昨年「優しいあの子」が年間5位となり、健在ぶりを見せつけたスピッツ。こちらはコロナ禍を受け、リモート制作した新曲でした。結果はどうだったかというと、コメントが非常に難しい成績です。7月4日に13位と高い位置で初登場し、翌週からはトップ10。最高4位を記録し4週とどまりましたが、6週目に突然の急落で12位へ。以降は大きく崩れてしまい、トータルはまさかの1ケタに終わりました。7月・8月は非常に激しい上位争いが繰り広げられており、スピッツも途中までは健闘したのですが、いったん崩れた後は歯止めがかかりませんでした。

先週36位 環境と真理 / METAFIVE 
IN【4】TOP10【0】HIGH【26】



今年の7月に再始動を発表。この曲は、7月23日に突如配信が発表され、翌24日に緊急リリースとなった新曲でした。セールスを受け、39位で初登場。2週目には11ランクのジャンプアップで期待を持たせましたが、4週目に10ランクのダウンで一気に下位に逆戻り。そのまま力尽きてしまいました。トータルは片手にも満たない4週と寂しい成績に終わっています。

先週29位 YES AND NO / DREAMS COME TRUE 
IN【8】TOP10【5】HIGH【6】



これは驚いた方も多いでしょう。3週前は10位だったドリカム。10位→21位→29位→圏外。一気の急落で退場となってしまいました。これではさすがに年間は届きません。非常に残念に思います。トップ10から下落後、2週しか残らなかった曲。そして、トップ10に5週入ったにもかかわらず、トータル8週しか入らなかった曲。どちらも、似たような推移の曲がほとんど思い出せません。過去に例を見ないような急落だったといえます。まだまだドラマも続いていますが、一体何があったのでしょうか。