2021年12月25日付けチャートを振り返っていきます。
今週は、2021年年間チャートの発表のため、通常チャートはショートバージョンで紹介します。
今週のチャート
ニューエントリー
今週のニューエントリーは4曲でした。
ちなみに、初登場予想が的中した曲は4曲中2曲でした。
36位 Diary / SEKAI NO OWARI
初登場予想:×
「tears」以来5か月ぶり、今年3曲目のエントリー。年間最終週の今日12月25日はクリスマスでしたが、そんなクリスマスの日にぴったりな雰囲気の楽曲が入ってきました。セカオワといえば、ちょうど去年の今頃、「silent」という曲が上位で活躍していましたが、「silent」を思い出すようなロマンチックな冬の1曲です。
来年2月9日にリリースされる16枚目のシングルで、Ntflixシリーズ「未来日記」主題歌。12月14日、その「未来日記」が全世界同時独占配信されたタイミングで先行配信されました。CDリリースの1ヶ月以上前に入ってきたわけですから、これはかなりの好スタートです。ここからCDリリースに向けて順位を上げ、順調にいけば来年2月のメイン曲になれるかもしれません。年間最終週にかなり期待できる有力曲が入ってきましたね。
間奏で繰り広げられるピアノの旋律が美しく、壮大な世界観を演出してくれます。セカオワというバンドが持つ「ファンタジー性」がいい感じに表出した楽曲で、これからかなりの名曲に育っていくような、そんな予感があります。13週というスマッシュヒットになった「silent」を上回るような活躍を期待したいと思います。
35位 海岸線再訪 / スカート
初登場予想:〇
昨年3月の「標識の影・鉄塔の影」以来1年9ヶ月ぶり、久しぶりに入ってきたスカートの新曲です。ミュージシャン・澤部渡さんによるソロプロジェクト「スカート」。α-stationでは金曜日のレギュラープログラム「NICE POP RADIO」を担当しており、リスナーの皆さんにはおなじみでしょう。J-ACにもちょくちょく楽曲が入ってきます。ちなみに、キヨピーさんはα-stationで金曜日に「CHUMMY TRAIN」という番組を担当していますが、その番組の前に放送されているのがKitriの「Kitritime」(偶数月)、後に放送されているのがスカートの「NICE POP RADIO」です。ですから、今週はチャミトレの前番組と後番組のアーティストがそろい踏み、という週になったわけですね。Kitriもスカートも大好きな私にとっては、とても嬉しい出来事でした(ちなみに、Kitriの「ヒカレイノチ」は今週8ランクも上げて21位と大健闘しています)。
こちらは12月25日にリリースされたシングル。シングルのセールスポイントと、α-stationでの好調なオンエアを稼いでのエントリーだと思います。JBL「Tour Pro+TWS」のCMソング。冬の晴れ間のような凛と爽やかな楽曲で、タイトルどおり、海岸線沿いを走りながら聴くのに最高かもしれません。CDのカップリングには、「背を撃つ風」という楽曲を収録。こちらは、大ヒットしたTBSの日曜劇場「日本沈没」の番外編(Paraviオリジナルストーリー)でイメージソングに起用された楽曲です。「日本沈没」といえば、現在主題歌だった菅田将暉の「ラストシーン」がランクインしていますが、番外編にはスカートの楽曲も起用されていたんですね。番外編は見たことがなかったのですが、スカートの楽曲が流れるとあれば気になってきましたね。
29位 新呼吸 / 三浦大知
初登場予想:×
「Backwards」以来9か月ぶり、今年3曲目のエントリー。12月8日リリースの配信シングルで、2021年12月~2022年1月のNHK「みんなのうた」に起用された楽曲。タイミングとしては1週遅れとなりましたが、無事エントリーを決めました。2021年の最終週に滑り込みでチャートイン。これで、「みんなのうた」の放送期間と同じように、この曲も年をまたいでエントリーということになりそうですね。
「みんなのうた」の楽曲ということで、誰でも親しみやすい、覚えやすい、シンプルながらも明るい楽曲に仕上がっています。三浦大知さんはダンスが抜群に得意ということで、この曲の振り付けも自ら担当。Twitterでは三浦大知さん自らが踊った振り付け映像が投稿されています。こちらも曲調と同じく、明るく軽やかで、そして覚えやすそうなとてもよいダンスだと思います(子供たちにも人気が出そうですね!)。タイトルの「新」呼吸というのがまた良くて、酸素をいっぱい吸い込んだような、とても開放的な気持ちを感じることができます。来週から始まる新しい1年に向けてもぴったりの楽曲で、2022年チャートでも存分に活躍してほしいと期待しています。
27位 おもかげ(produced by Vaundy) / milet×Aimer×幾田りら
初登場予想:〇
これが「2021年最後の初登場曲」ですが、最後の最後にとても豪華な1曲が入ってきました。J-ACでは「Who I Am」でブレイクしたmilet、トップ10入り常連で1位獲得経験もあるAimer、そして今年3曲が年間入りする大活躍となったYOASOBIの幾田りらさんの3人娘による超豪華なコラボナンバー、「おもかげ」です。そして、プロデューサーはあのVaundy!Vaundyといえば、今年に入ってからなんと6曲もエントリーさせた期待株ですね。最近のJ-ACチャートを賑わせている新鋭のアーティストが一堂に会した、奇跡のようなコラボということになりました。VaundyとAimerは、今年「地球儀」という楽曲でコラボし、J-ACでも10週のヒットを記録していました。今回はそこにmiletと幾田りらまで入ってきたわけですから、エントリー前から楽しみでならなかった楽曲です。
YouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」から生まれた企画、「THE FIRST TAKE」コラボレーションの第2弾。皆さん、第1弾は何だったか覚えておられますか?そう、ちょうど1年位前、チャートで活躍していたLiSAとUruのコラボ曲「再会」が第1弾で、今回はそれに続く第2弾ということになります。ソニーの完全ワイヤレスイヤホン「WF-1000XM4」のCMソングにも起用され、3人はCMでもコラボしていましたね。LiSA×Uruのコラボ「再会」は、トップ10に2週、最高8位というそれなりのヒットになっていました。この曲も、メンバーの豪華さを考えれば最低でもトップ10入りは目指してもらいたいと思います。J-ACの次の時代を担っていくであろう彼らのタッグ。どれくらいの成績を残せるか、来年に向けて楽しみです。
今週のチャートアクション
★THIS WEEK'S No.1★
ハート | あいみょん | → | v7 | 9週目 |
1位はあいみょんの「ハート」。11月13日に首位に立ったこの曲は、ついに1位を譲ることなく年間最終週まで守り切りました。ずっと2位で追走してきたビッケブランカの「北斗七星」はついに崩れ4位にダウン。新たな2位には宇多田ヒカルさんの「君に夢中」が迫ってくるという状況でしたが、今週もがっちりと首位をキープしましたね。この曲は7連覇となり、あいみょんにとっては昨年「裸の心」で記録した7連覇に並ぶ自己最高記録。そして7連覇は米津玄師の「Pale Blue」を抜かし、今年の最多連覇記録ということになりました。1年の最後、最高の記録を2つも打ち立てたということになります。
最高の形で2021年を走り抜けたこの曲は、年間チャートでも堂々の34位にランクイン。7連覇ということで、怒涛の追い込みで年間に間に合わせてきたのは素晴らしかったです。まあ、この曲と同じ日にエントリーして、この曲よりも年間順位が上だった曲もありましたから、上には上がいたみたいですけどね。
曲名 | アーティスト | 初登場 | チャートイン | トップ10 | 最高位 | 年間順位 |
「ハート」 | あいみょん | 21/10/30 | 9週 | 8週 | 1位(v7) | 34位 |
「おっさん」 | 岡崎体育 | 21/10/30 | 9週 | 6週 | 3位(2回) | 29位 |
※「北斗七星」 | ビッケブランカ | 21/10/30 | 9週 | 7週 | 2位(5回) | 50位圏外 |
どこで上回ったんですかね
★WELCOME TO TOP10★
6位 | BOY | King Gnu | ↑5 | 10週目(Re) |
10位 | 残響散歌 | Aimer | ↑10 | 3週目 |
トップ10の入れ替わりは2曲で、なかなかサプライズでした。
まずは6位。これは本当に驚きました。年間チャートの裏でとんでもない出来事が起こっていましたね。なんと、King Gnuの「BOY」がトップ10に返り咲き。トップ10に返り咲きはたまに見られますが、この曲にいたってはなんと5週ぶりのトップ10返り咲きで、ここまで間隔が空くのはかなり珍しい出来事です。6週目にトップ10落ちしてからも、シングルCDリリースの影響もあり11位→13位→13位→11位とほとんど順位を落としていませんでした。それが実り、5週ぶりのトップ10復帰を決めたのは見事でしたね。このトップ10復帰が効いたのか、この曲は年間チャートでも見事33位と年間入り!早めのトップ10落ちで残念に思っていましたが、最後の最後に大逆転という感じで美味しいところを全て持っていきましたね。
それにしても、このトップ10復帰は本当に不思議です。この曲1曲だけがエントリーしているならまだ分かりますが、King Gnuの場合は新曲「一途」も入っており、今週は14ランクもジャンプアップしての22位でした。新曲がジャンプアップして、それにもかかわらず前の曲もアップ、トップ10に返り咲いたというのはあまりにもトリッキーな動きで、さすがにこれは全く予想がつきませんでした。
もう1曲はAimerの「残響散歌」。私の予想では12~3位でしたが、もう勢いは止まらない。2週連続2ケタという怒涛のアップで、まだリリース前にもかかわらずあっという間に10位とトップ10入りしました。桁違いの勢いで、これはもうはっきりと「1位候補」。来年1月のメイン曲になることは間違いないでしょう。配信チャートでは2週連続の1位を記録しており、「鬼滅の刃」主題歌効果はとどまるところを知りません。来年以降のチャートでも、強敵たちをなぎ倒していく姿が期待できそうです。
ちなみに、私がトップ10入りを予想したのは菅田将暉とsumikaでしたが、いずれもダメでした。どちらも出直しで、特に2週連続でトップ10入りを逃した菅田将暉に関しては本当に残念ですね。
最も順位を上げた曲
22位 | 一途 | King Gnu | ↑14 | 2週目 |
最も順位を下げた曲
37位 | 大正浪漫 | YOASOBI | ↓10 | 14週目 |
最長エントリー
① | 19週目 | 23位 | 水平線 | back number | → |
② | 16週目 | 11位 | 燃えよ | 藤井風 | ↓1 |
② | 16週目 | 20位 | Soulコブラツイスト~魂の悶絶 | 桑田佳祐 | ↓4 |
トップ10落ち
11位 | 燃えよ | 藤井風 | ↓1 | 16週目 | 14週 |
12位 | こたえあわせ | JUJU | ↓4 | 6週目 | 4週 |
チャート詳細
トップ10
順位 | 曲名 | アーティスト | 推移 | IN(うちトップ10) | 予想 | 結果 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | ハート | あいみょん | → | 9w(8) | 2 | △ |
2 | 君に夢中 | 宇多田ヒカル | ↑1 | 4w(3) | 1 | △ |
3 | 明け星 | LiSA | ↑2 | 10w(3) | 5 | △ |
4 | 北斗七星 | ビッケブランカ | ↓2 | 9w(7) | 3 | △ |
5 | なんでもないよ、 | マカロニえんぴつ | ↓1 | 7w(5) | 4 | △ |
6 | BOY | King Gnu | ↑5 | 10w(3+1) | 外 | × |
7 | おっさん | 岡崎体育 | ↓1 | 9w(6) | 7 | 〇 |
8 | 大好物 | スピッツ | ↓1 | 7w(6) | 6 | △ |
9 | 食べた愛 | aiko | → | 12w(11) | 10 | △ |
10 | 残響散歌 | Aimer | ↑10 | 3w(1) | 外 | × |
2位は宇多田ヒカルさんの「君に夢中」。エントリー4週目、順調に2位まで上げてきました。来週新年一発目のチャートで1位を目指すことになりそうです。ちなみに宇多田さん、年間チャートでは「One Last Kiss」が8位と年間トップ10入り。見事な活躍だったと思います。3位はLiSAの「明け星」。トップ10に入るのが遅かったため、これ以上の上昇は難しいのかと思っていましたが、トップ10入り後も順調でついにトップ3に到達です。24位まで落とした時期もあったことを考えると大逆転。最高の形で1年を締めくくりましたね。ちなみにこちらは、「炎」「HADASHi NO STEP」で2曲が年間入り。昨年のブレイクから順調に飛躍を遂げた1年になったと思います。
4位はビッケブランカの「北斗七星」。5週連続で2位をキープしていましたが、ついに後退。4位まで下がっては1位が厳しくなってしまいました。最後に踏ん張れなかったビッケさんですが、今年は「ポニーテイル」(1位)「蒼天のヴァンパイア」(19位)「夢醒めSunset」の3曲で年間入り。文句なしのMVPでしょう。5位はマカロニえんぴつの「なんでもないよ、」。1ランクダウンするものの、これでトップ5に4週目。安定のヒットが続いています。今週は短縮チャートのため、4~10位の中で1曲しかオンエアがありませんでした。そんな状況で、King GnuでもAimerでもなく、ダウンしたこの曲がオンエアされたということに私は驚きました。そのくらい、この曲が買われているのだと思います。来年はアルバムもリリース、ますますの飛躍を期待しています。
7位は岡崎体育さんの「おっさん」、8位はスピッツの「大好物」がそれぞれ1ランクダウン。そしてなんと、ともに年間入りとなりました。どちらもトップ10に6週目ですから立派なヒットには間違いありませんが、それでも年間入りというのはビックリです。参考にポイントをお伝えすると、「おっさん」は283ポイント(52位相当)、「大好物」は224ポイント(68位相当)です。特にスピッツはかなり低く、普通なら到底年間に届くような成績ではありません(まだ7週目ですからね)。今年から、年間チャートにプッシュポイントの要素が加わったそうですから、そこは番組の方針を受け入れるしかありませんが、活躍したのに年間入りできなかった曲もあることも思うと残念です。2組のうち、岡崎体育さんは番組への貢献度が抜群に高い地元アーティストですから年間入りするのは分かります。しかし、「紫の夜を越えて」が年間4位にランクインしているスピッツの、わざわざもう1曲を無理矢理年間入りさせたことは、さすがにバランスが悪いと感じました。
1年の終わりに愚痴を述べてしまいすいません。最後に9位はaikoさんの「食べた愛」。こちらはやはり結婚効果が出ているのでしょう、今週もトップ10をキープしました。トップ10に11週目とかなりのヒットになり、年間チャートでも39位にランクイン(これは文句なしの年間入りです。本当はもっと高くてもいいでしょう)。aikoさんは「磁石」「食べた愛」の2曲で年間入りとなり、2年連続の2曲年間入り(昨年は「青空」「ハニーメモリー」)。今年も盤石で、J-ACを代表するアーティストに相応しい活躍を見せてくれました。
さよならトップ40
先週40位「境界線」amazarashi
IN【4】TOP10【0】HIGH【32】
11月27日に37位で初登場。最高位は翌週に記録した32位でした。オール30位台で、先週はチャートの「境界線」、40位に何とかとどまりましたが、さすがに年は越せません。次回作では20位台以上、5週以上を期待したいと思います。
先週37位「ツバメfeat.ミドリーズ」YOASOBI
IN【7】TOP10【0】HIGH【18】
今年最多となる8曲がエントリーし、うち「三原色」「もう少しだけ」「大正浪漫」の3曲が年間入りしたYOASOBI。年間入りした曲の他にも、「ハルカ」(309ポイント)「ラブレター」(298ポイント)も年間レベルのヒットになっており、本当に素晴らしい活躍でした。1年間にわたり、これだけ多くの曲で活躍を続けたことは見事で、個人的には今年のチャートでビッケブランカに次ぐ活躍をしたといってよいのではないかと思います。
しかし、1年の最後にエントリーしたこの曲は珍しく不発に終わりました。11月6日に18位で初登場。いつものパターンならすぐにトップ10入りする流れでしたが、翌週はなんと即落ちで22位。この時は「大正浪漫」が上位にいたとはいえ、何が起こったのかと思いましたね。即落ちをしたわけですから、当然その後も振るいません。途中に再浮上もあったものの、常に20位台以下を停滞。12月にはアルバム「THE BOOK2」もリリースされましたが、リリース効果でアップしたのはこの曲ではなく「大正浪漫」と最後までひどい扱いでした。最高18位にとどまり、「群青」以来続けていた連続トップ10入りは7作でストップ。YOASOBIにとっては、非常に悔しい楽曲となりました。
先週35位「藍才」Eve
IN【2】TOP10【0】HIGH【35】
SpotifyまとめのCMソング。好タイアップを獲得し、期待のエントリーでしたが、2週連続の35位でチャートを去りました。せめて年を越してほしいと思っていただけに本当に残念です。今年はソロ曲2曲、ヨルシカsuisさんとのコラボ1曲がランクインしましたが、ソロ曲の成績は1週と2週ですから、まだまだこれからと言わざるを得ません。ただし、3曲も入ったことはかなりの好材料で、火が付けば来年一気のブレイクもあるかもしれません。来年以降の活躍が非常に楽しみで、「ネクストブレイク」に位置付けたいアーティストの一人です。
先週33位「Small World」BUMP OF CHICKEN
IN【6】TOP10【0】HIGH【14】
2021年最後のチャートアウトは、非常に残念な幕切れとなったこの曲です。すみっコぐらし劇場版の主題歌で、11月13日に初登場。2週目に11ランクも上げて14位と期待の滑り出しでしたが、3週目からはあえなくダウン。ずるずると下がってしまい、6週目には8ランクの大ダウン。33位から圏外になってしまい、年内持たなかったというのはかなり厳しい結果です。
特に残念に思うのが、この曲にはCDシングルのリリースがあったことです。12月22日に「なないろ」「Flare」「Small World」の3曲入りシングルがリリース。今週はリリース週、来週はセールス加算週ですから、もしこの曲がチャートに残っていれば、来週以降に大きくジャンプアップする期待が大きかったのです。しかし、なんとシングルリリース週に圏外となってしまったわけですから、その話はいったんご破算。来週はセールス反映週ですが、一体どうなるでしょうか。この曲がリエントリーする可能性もありますが、私は「なないろ」が戻ってくるウルトラCもあるのではないかとこっそり期待しています。CDシングルの表題曲は「なないろ」ですし、「なないろ」はこれから大みそかの紅白で披露され、話題になるでしょうからその効果も期待できるでしょう。もしかして、「なないろ」をリエントリーさせるためにこの曲が圏外になった?それはさすがに深読みのしすぎでしょうね。はははっ。
来週の展望
トップ10予想
順位 | 曲名 | アーティスト | 推移 | TOP10入り |
---|---|---|---|---|
1 | 君に夢中 | 宇多田ヒカル | ↑1 | |
2 | ハート | あいみょん | ↓1 | |
3 | 北斗七星 | ビッケブランカ | ↑1 | |
4 | 残響散歌 | Aimer | ↑6 | |
5 | 明け星 | LiSA | ↓2 | |
6 | なんでもないよ、 | マカロニえんぴつ | ↓1 | |
7 | おっさん | 岡崎体育 | → | |
8 | BOY | King Gnu | ↓2 | |
9 | 透明な世界 | Little Glee Monster | ↑5 | ★ |
10 | 大好物 | スピッツ | ↓2 |
来週は新年一発目のチャートです。トップ10を多く的中させて「開運」と行きたいところですが、いつも全然当たらないですからね笑 運試しと思って予想しましたので、ぜひ幸先のいいスタートを切りたいと思っております。
新年最初の1位を獲得するのは誰か。これはあいみょんの「ハート」と宇多田ヒカルの「君に夢中」がほぼ一騎打ちの状況にありそうです。迷いましたが、年も変わって気分一新ということで宇多田ヒカルさんを1位に予想しました。ただ、昨年を振り返ると、LiSAの「炎」が年をまたいでぶっちぎりの8連覇をしていましたね。ですから、あいみょんがこのまま守るということも展開的には十分有り得ます。3位にはビッケブランカさんの「北斗七星」が再浮上と予想。ビッケさんは年末の特番出演もありますので、その効果も加味しました。今週トップ3入りしたLiSAの「明け星」ですが、来週はもう11週目。さすがにこのあたりが限界値かというのが私の予想で、2ランクダウンの5位と見ています。
トップ10内で一番の注目は今週10位でトップ10入りしたAimerの「残響散歌」でしょう。破竹の勢いで来ており、全40曲のうち勢いは一番です。来週もアップは間違いないでしょうが、さてどこまで上げてくるかに注目です。私は6ランクアップの4位と予想しており、トップ5入りは十分に考えられそうです。似たような順位で上がってきた曲といえば、緑黄色社会の「LITMUS」が思い出されます(34→22→10→4位)。「LITMUS」と同じようなペースで来ており、それも参考に4位を予想しました。
6位、7位はマカロニえんぴつと岡崎体育。どちらも好調で、特にマカロニえんぴつはもうしばらくトップ10に残留できるのではないかと呼んでいます。(疑惑の)年間入りを果たしたスピッツの「大好物」は2ランクダウンの10位と予想。しかし、プッシュポイントをモリモリにされるくらい好かれているので、もう少し上の順位もあるかもしれませんね(恨みたっぷり)。勢いが読めないのは今週5週ぶりにトップ10に返り咲いたKing Gnuの「BOY」です。King Gnuの場合は、新曲の「一途」が急上昇しており、普通は近いうちに入れ替わりがあると予想されます。しかし「BOY」も今週上げてきたわけですから、本当に分からない。迷いましたが、再来週あたりにトップ10の入れ替わりがあるのではないかと予想し、2ランクダウンの8位としました。
最後はトップ10の入れ替わり予想。新年一発目の開運トップ10入りを決めるのは誰か。これは、Little Glee Monsterの「透明な世界」に期待します。リトグリといえば、ちょうど約1年前、「Dear My Friend」が2021年1週目のチャートで初のトップ10入りを果たしていました。もし来週、「透明な世界」がトップ10入りすれば、2年連続の新春トップ10入りとなり、これ以上ないくらい縁起のよい記録になります。今週14位まで上げてきたわけですから、その資格は十分。メンバー全員がそろったリトグリの、幸先のよい1年の幕開けを期待しましょう。
初登場曲予想(1/1)
「縄文BABY」 | ザ・クロマニヨンズ | 12/22リリースのCDシングル |
「まっさら」 | 吉岡聖恵 | 12/22リリースのCDシングル |
「運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)」 | 小沢健二 | 12/22リリースのCDシングル |
「仏だけ徒歩」 | 東京事変 | 12/22リリースのベストアルバムに収録の新曲 |
「なないろ」(Re) | BUMP OF CHICKEN | 12/22リリースのCDシングル |
新年一発目、海運初登場曲を予想していきましょう。
最有力はクロマニヨンズ。「縄文BABY」は連続リリースの第5弾です。第3弾の「大空がある」が不発に終わり、第4弾の「もぐらとボンゴ」も絶不調。流れ的には最悪ですが、年も変わって心機一転、巻き返してほしいと思います。
CDシングルは非常に豪華で、吉岡聖恵さんはソロ曲「まっさら」をリリース。以前も先行配信で紹介しましたが、今回はCDシングルがリリースされたので期待が高まります(新年一発目によさそうな、新たな気持ちになれるような曲ですね)。お次は小沢健二さん。「アルペジオ」以来3年10か月ぶりとなるCDシングルをリリースです。タイトルには絶対突っ込まないからな笑 キヨピーさんにノリノリで「ドゥイ、ドゥイ」と言ってほしいというのが私の野望です。他にも配信組は非常に豪華で、迷いましたが、ここは東京事変をセレクトです。12月22日にオールタイムベスト「総合」をリリース。そこからの新曲「仏だけ徒歩」はタイトルが回文になっている楽曲です。ぜひエントリーしてもらい、新年の「初詣」と行きたいところ。最後はBUMP OF CHICKENの「なないろ」。先程も紹介したとおり、ウルトラCでのリエントリーを期待します。
2022年、最初に入ってくる初登場曲は一体どの曲になるでしょうか。このリストの中から出てくるか、それとも他の曲になるか。いずれにしても楽しみです。
1年間ありがとうございました!
「J-AC TOP40」2021年の放送が終了。このサイトでも、最終週そして年間チャートのまとめが終わりました。
(年末期間も、細かい整理でサイト更新は行う予定ですが、これにていったん一区切り)
「J-AC TOP40」DJの谷口キヨコさん、スタッフの皆様、1年間楽しい放送をありがとうございました。文句もたくさん書いてしまいましたが、毎週土曜日のこのチャートが本当に楽しみです。コロナ禍でも前を向いて生きていられるのはJ-ACのおかげで、本当にありがとうございます。
そして、このサイトを訪問してくださる皆様も、本当にありがとうございます。昨年7月に開設したこのサイトも、おかげさまで12,000アクセスを突破。カウンターが増えていくのもモチベーションになっており、おかげさまで楽しく続けさせていただいております。来年も引き続きよろしくお願いいたします。年間チャート予想があまり当てにならなかった点につきましてはすみませんでした(泣
それでは、次は2022年1月1日、元日のJ-ACチャートでお会いしましょう。皆様、よいお年をお迎えください。