J-AC TOP40  2021年4月10日付けチャート

Last-modified: 2021-04-11 (日) 17:03:01

2021年4月10日付けチャートを振り返っていきます。


今週のチャート

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ニューエントリー

今週のニューエントリーは曲でした。
ちなみに、初登場予想が的中した曲は曲中曲でした。



39位 四季 / クリープハイプ          

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初登場予想:〇 


 
 春らしい、非常にいい曲だと思いますね。2019年12月にエントリーした「愛す」が大ヒットし、昨年の年間チャートで32位と年間入りしたクリープハイプ。それ以来となる、約1年4か月ぶりのエントリーです。4月2日リリースで、『アンビリバボー』のエンディングテーマ。タイトル通り、巡り巡る「四季」を歌っていますが、曲調から感じるのは「春」。軽やかで爽やかなそよ風を感じさせるような曲調です。

 昨年の「愛す」は、1度トップ10落ちしたあと中4週でトップ10に返り咲くという大変強い曲で、非常にいい印象が残っています。トップ10には7週も入るヒットでした。2曲連続のヒットを目指し、まずは来週のジャンプアップを狙っていきたいところです。

36位 鋼の羽根 / RADWIMPS          

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初登場予想:×
 


 今週月曜日(5日)にリリースされた新曲で、「カロリーメイト」のCMソング。入るなら来週だと思っていましたが、リリース週に入れてくるのはさすがですね。RADWIMPSは昨年8月の「夏のせい」以来約8か月ぶりのエントリーです。“この時代をどのように生き抜いたらいいのか”と、野田洋次郎さん自身が考え続けてきたメッセージが込められているそうですね。

 昨年は「猫じゃらし」「新世界」「夏のせい」と3曲入ったのですが、残念ながら成績は右肩下がりで、年間入りは1曲もありませんでした。年間3位を記録したビッグヒット、「愛にできることはまだあるかい」(2019)以来の年間入りを目指して頑張りたいところです。リリース週にチャートインしており、まずは出足としては上々でしょう。


33位 希望前線 / ドラマストア           

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初登場予想:×
 


 初めて知りました(すみません)。ドラマストアは、2014年結成、大阪発のロックバンド。本作は3月31日にリリースされた3枚目のシングルで、自身初となるトリプルA面でのリリースです。おそらくこれが初エントリー(?)。トリプルA面という気合いの入ったリリースが実ったのか、J-ACにもエントリーする運びとなりました。まずはおめでとうございます。希望を歌った1曲で、気象用語である「前線」をもってきたのが面白いところ。力強く前に進めるような「推進力」を感じる1曲ですね。

 初登場ということで様子見。まずは20位台を目指します。


32位 Film out / BTS         

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初登場予想:〇
 


 世界的アーティストに成長したBTS、ついにJ-ACに上陸

 「ついに入ってきたか」そう思った人も多いでしょう。BTSは防弾少年団時代からJ-ACにエントリーしており、トップ10入りの曲も多数あります。最高位でいうと8位~10位くらいが多い、そこそこ強いアーティストというイメージですね。しかし、それは過去の話。今は全く事情が違います。皆さんご存じのとおり、昨年「Dynamite」が世界的に大ヒット。BTSは世界的アーティストになり、それ以来初めてとなるエントリーです。エントリーとしては、昨年7月の「Stay Gold」(最高10位、8週)以来9か月ぶり。意外に思われるかもしれませんが、「Dynamite」はエントリーしていません。K-POPアーティストの場合、J-ACにエントリーするのは基本的に「日本シングル」のみです。そのため、「Dynamite」はあれだけ大ヒットしたのにエントリーすらしていないという珍現象が生じています。

 本作は4月2日に全世界リリースされた日本シングル。『劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班』主題歌で、情緒深いバラードソングに仕上がっています。コラボレーションがまた豪華で、楽曲制作に携わったのはback numberの清水さんです。さすが清水さんという感じで、心に染み入るメロディーに仕上がっていますね。

 世界最強レベルのBTSと、J-AC最強レベルのback numberのコラボ。最強のコラボレーションで、これはかなりの好成績が期待できるのではないでしょうか。おそらく、「Stay Gold」どころの成績ではないでしょう。個人的には、1位の雰囲気も十分に感じますね。さて、どこまで伸ばしてくるか要注目です。
 


23位 SYUUU / Base Ball Bear          

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初登場予想:×
 


 おお、ベボベではないですか。Base Ball Bearは私の青春を彩ったバンドの一つ。中学生や高校生の時よく聴きました。久しぶりのエントリーはうれしい限りです。
 3月24日にリリースしたマキシシングル「SYUU/ドライブ」がやや遅れてのエントリー。「ドライブ」は1月に配信リリースされていましたがエントリーせず。今回、この「SYUUU」と合わせてCDリリースされましたが、先週はエントリーせず。というわけで、私の中ではすっかり諦めていたわけですが、今週23位といい位置に飛び込んできてくれました。素晴らしいじゃないですか!

 皆さん、1月までエントリーしていた赤い公園の「オレンジ」という曲を覚えていますか?赤い公園に新しいボーカル石野さんを引き込んだのは、他でもない、ベボベのボーカル・ギターである小出 祐介さんです。赤い公園は、昨年ギターの津野さんが急逝。昨年末に赤い公園が出演予定だったカウントダウンジャパンで、津野さんの代わりにサポートギターとして名乗りを上げたのも小出さんでした。要するに、小出さんは新生赤い公園のプロデューサー的存在だったというわけです。そういう意味でも、今回久しぶりにエントリーしてきたのはうれしいですね。上位を目指して頑張ってください!!
 

今週のチャートアクション



THIS WEEK'S No.1

アオ10-FEET↑1v18週目



 これは驚きました。正直、1位を取るイメージは全くありませんでした(すみません)。ビッケブランカの「ポニーテイル」より1週早いリリースだった10-FEET。ビッケブランカはリクエストも大量で、1位はかなり厳しく見えました。そんな事前の予想を覆し、見事な1位!地元バンドの底力を見せ、いつまでもビッケブランカの好きにはさせないとばかりに1位をもぎ取りました。お見事の一言です!
 10-FEETは1位の常連ですが、実はここ最近は1位から遠ざかっていました。2019年の「ハローフィクサー」2020年の「シエラのように」はいずれも最高2位で、1位となると2017年8月5日の「太陽4号」以来約3年8か月ぶりのようですね(かなり意外です)。エントリー8週目ということで、実はかなりの遅咲き。トップ10入りも5週目と遅く、最初はあまり目立つ存在ではありませんでした。こういうタイプの1位曲は最近ではかなり珍しいと思います。根強い支持がある10-FEETだからできた芸当でしょう。
 


WELCOME TO TOP10

8位Baby, i'ts youYUKI↑44週目



 YUKIの「Baby, it's you」が4ランクアップ。28位→20位→12位と順調に上げ、エントリー4週目でトップ10入りを決めました。早くから入っており、安定した動きが光ります。とはいえ、私はもっと上がると思っており、5位を予想していただけにやや残念(YUKIさんは大好きなんですよ)。4月28日には13曲入りのフルアルバム「Terminal」をリリースで、おそらくJ-ACでも特集があるでしょう。それまでに上位をキープし続け、ロングヒットになってほしいというのが私の願いです。
 


最も順位を上げた曲

26位緑酒東京事変↑142週目



 
最も順位を下げた曲

31位未来永劫神はサイコロを振らない↓83週目


最長エントリー

16週目16位泣き笑いのエピソード秦基博↓1
14週目4位UniverseOfficial髭男dism↓1
13週目15位春泥棒ヨルシカ

 

トップ10落ち

12位創造星野源↓27週目5週

 

チャート詳細


31-40位


順位曲名アーティスト推移IN
31未来永劫神はサイコロを振らない↓83w
32Film outBTSnew1w
33希望前線ドラマストアnew1w
34追い風SHE'S↓612w
35バレる!Creepy Nuts↓65w
36鋼の羽根RADWIMPSnew1w
37在る日々Hakubi↓39w
38結証緑黄色社会↓29w
39四季クリープハイプnew1w
40優しい彗星YOASOBI↓311w

 

 初登場以外の30位台を見ていきます。30位台後半はよく残った残留組。YOASOBIの「優しい彗星」は40位にとどまり11週目。「ハルカ」とダブルエントリーしていたころは下落が早かったですが、最後に下位でしっかり粘ったのは立派です。こちらも立派なのは緑黄色社会。「結証」が38位と、よく頑張っていますね!新曲「たとえたとえ」がエントリーした時はこのまま終わりかと思いますが、さらに2週残り、かなり印象が良いです。もう1曲、非常によく頑張っているのはHakubi。先週自己最高の8週をマークした「在る日々」ですが、今週も37位にしっかり残り、最高記録を伸ばしました。地味ながら、非常に頑張っていると思います。来週は初の2ケタエントリーがかかっており、果たして残ることはできるでしょうか。
 34位、35位はともに6ランクダウン。Creepy Nutsは右肩下がりが続き、新曲も出るようなので来週は入れ替わりになるでしょうか。SHE'Sの「追い風」はここ数週落ち幅が大きくなってきました。しかし、これで12週目。来週残ればロングエントリーの13週であり、もうひと踏ん張りが欲しいですね。
 2週前に入ってきた神はサイコロを振らないは早くも8ランクの大ダウン。上位進出は厳しくなり、J-ACの洗礼を受けた格好になっています。

21-30位


順位曲名アーティスト推移IN
21タカラモノ平井大↑102w
22Draam on the streetDA PUMP↑22w
23SYUUUBase Ball Bearnew1w
24BAKUいきものがかり↓512w
25FlareBUMP OF CHICKEN↓58w
26緑酒東京事変↑142w
27Take a pictureNiziU↑32w
28Backwards三浦大知↓64w
29ファーストラヴUru↓39w
30空と青家入レオ↓512w


 まずは何といっても平井大。先週初登場31位の「タカラモノ」が10ランクのジャンプアップで21位を記録。ただのジャンプアップじゃありませんよ?2019年8月3日の「Beautiful Journey」(29位)以来8作ぶり1年8か月ぶり、エントリー週でいうと21週ぶりに30位台を脱出しました。正直、他とは重みが違うんですよ笑。これまでひたすら30位台に低迷。長い長いトンネルでしたが、ついに脱出を決めました。おじさん感動しましたよ笑。腐らずに何度もコメントゲストに登場してきてよかったですね。本当におめでとうございます!

 その他。大きく上げたのは東京事変。先週40位に滑り込んだ新曲「緑酒」が26位までアップ。先週が低かったとはいえ、14ランクの大ジャンプアップは見事です。新年度一発目だった縁起のいい曲ですから、ここからも派手に上がってほしいですね。アップはあと2曲。先週初登場だったDA PUMPとNiziUがそれぞれ22位、27位にじわりと上げています。NiziUはもっと勢いよく上がると思っていたのでやや意外ですね。ここから勢いよく跳ねるのか、あるいはどこかで頭打ちとなるのか、実力が未知数だけに読めません。来週、さらに様子見といったところですね。
 5ランクダウンが3曲。24位にいきものがかり、25位にBUMP、30位に家入レオです。このうちいきものがかりと家入レオは年間入りに向けて非常に大きな1週になりました。どちらも非常によく頑張っていますね。そろそろ「当確」ランプを出していいのではないでしょうか。Uruの「ファーストラヴ」は3ランクダウンにとどめ29位。今週は少し意地を見せ、2ケタエントリーを確実にしました。
 この中で「1人負け」といった感じなのは三浦大知。「Backwards」は4週目にして早くもダウンです。トップ20にも入れず早くもダウンしているようではかなり厳しい。3作ぶりのトップ10は絶望的になったと言わざるを得ません。

11-20位


順位曲名アーティスト推移IN
11勿忘Awesome City Club9w
12創造星野源↓27w
13I Love Youくるり3w
14紫の夜を越えてスピッツ↑132w
15春泥棒ヨルシカ↓113w
16泣き笑いのエピソード秦基博↓116w
17Bluetooth LoveヤバイTシャツ屋さん↓18w
18たとえたとえ緑黄色社会↑33w
19King Gnu↓25w
20地球儀 with VaundyAimer↓23w

 

 スピッツの「紫の夜を越えて」が13ランクのジャンプアップ。先週27位の初登場から14位まで上げ、トップ10に王手!といった感じですね。スピッツならこのくらいは当然ですし、来週は問題なくトップ10に入ってくるでしょう。その他は、全体的に静かなブロックになっています。特に15位~17位は、先週の14位~16位がそのまま1ランクずつ下がっただけです笑。長く上位で活躍した秦基博、ヨルシカは10位でも頑張っており、ポイントの上積みに余念がありません。リクエストが多いことが安定感の要因でしょうか。ヤバTはこれで8週目で、全てが10位台以上とさすがですが、年間入りにはもう少しこのあたりで頑張りたいところ。来週からも大事になってきます。
 King Gnuの「泡」は2ランクダウンにとどめ19位。5週連続の10位台と安定していますが、本当なら5週連続の「トップ10」としたかったところ。今作は残念ながら浮上できそうにありません。ダブルエントリーの緑黄色社会は新曲の方が18位とトップ20入り。3週連続のダブルエントリーで、新曲も順調ですから立派なものです。トップ10を逃したのは2組。くるりは13位、Awesome City Clubは11位に留め置かれてしまいました。特にAwesome City Club、惜しかったですねえ...。トップ10の壁は厚く、11位で涙を飲む曲が多い。2曲とも、トップ10入りが消えたわけではありません。来週はぜひトップ10を掴みとってほしいと思います。
 トップ10落ちは1組で、星野源さんのみでした。「創造」はトップ10に5週と悪くはありませんが、4位まで上げてからあっけなく後退し、やや元気がなかった印象。数年前までメガヒットを飛ばしまくっていた星野源さんですが、ここ2年はちょっと減速ぎみです。今後TBSの火曜ドラマでラブソングを歌うそうですから、そこで大ヒットを狙いたいです。

トップ10


順位曲名アーティスト推移IN予想結果
1アオ10-FEET↑18w2
2ポニーテイルビッケブランカ↓18w1
3One Last Kiss宇多田ヒカル↑14w3
4UniverseOfficial髭男dism↓114w4
5ただいま手嶌葵↑17w6
6桜が降る夜はあいみょん↓19w7
7HOURGLASSUVERworld4w8
8Baby,it's youYUKI↑44w5
9磁石aiko↓17w×
10旅路藤井風↓16w×


 動きが非常に少ない。トップ10入りしたYUKIを除く9組を見ると、全て1ランク以下の移動。まあ、ほとんど動いていないです笑 ビッケブランカの「ポニーテイル」はv2でストップ。3曲目の1位ですが、またしても3連覇はなりませんでした。ライバルはそこまで強くなく、3連覇はしやすそうでしたが、それでも逃してしまったのは残念ですね。宇多田ヒカルの「One Last Kiss」は1ランクアップで3位。エントリー4週目でトップ3入りを決めています。5位→4位→3位と1ランクずつ上げてきており、久しぶりの1位に向け視界は良好。上位2組はそこまで盤石ではなく、来週は1位を狙えそうな週といえるでしょう。手嶌葵の「ただいま」はエントリー7週目でトップ5入り。トップ10に定着しており、来週以降も安定すれば年間入りが見えそうな成績になってきました。
 1ランクダウンが4組。髭男、あいみょん、それにaiko、藤井風です。aikoと藤井風はトップ10落ちしても仕方ないような位置でしたが、1ランクダウンにとどめ、トップ10内を1週ずつ伸ばしました。10位台以下の曲に元気がなかったということもありますね。Awesome City Clubもくるりも順位を伸ばせず、aikoと藤井風の残留を助ける結果になりました。いずれにせよ、非常に大きな残留で、どちらも年間入りに大きく前進したといえるでしょう。ちなみに、藤井風さんは今週で通算16週目のトップ10ですが、16週全て6位以下です。非常に渋い、しかし強い笑

さよならトップ40


先週39位「止んだ雨のあと」TOKYO No.1 SOUL SET 
IN【4】TOP10【0】HIGH【29】



 33位→29位→31位→39位。2週目に29位まで上昇したので、オール30位台は免れています。しかし、上位進出することはできず、目立たないチャートインでした。

先週38位「星を仰ぐ」菅田将暉 
IN【9】TOP10【0】HIGH【11】



 前作「虹」が大ヒットを記録した菅田将暉。それに続きたいところでしたが、そうはいきませんでした。出だしは好調で、2週目には早くも12位。このまますぐにトップ10入りするものと思われましたが、3週目は11位で足踏み。ここが力を使い果たしたようで、以降はダウンしていきました。トップ10に1週でも入っていれば印象も違いましたが、最高位は11位。トータルも2ケタに届かない9週と、実に「惜しい」曲だったという印象です。しかし、昨年の成績(5週前後)から比べると成績を伸ばしてはいます。やはり、「虹」の大ヒット効果は一定程度出ているのでしょう。

先週35位「楽園」フジファブリック 
IN【9】TOP10【0】HIGH【14】



 こちらも非常に惜しかった曲。3月にアルバム「I Love You」をリリースしたフジファブリック。この曲は、その先駆けとして2月3日にリリースされたシングルでした。リリース週に39位で初登場すると、25位、14位とチャートをうなぎ上り。一気にトップ10を狙いたいところでしたが、4週目は跳ね返されてしまいました。3月のアルバムリリース効果もあまりなかったようで、少し粘りましたが9週でのチャートアウト。ちなみに、菅田将暉の「星を仰ぐ」とは同日エントリー、同日チャートアウトであり、成績も似通っています。

先週33位「蕾」GReeeeN 
IN【4】TOP10【0】HIGH【22】



 蕾は花開かず。昨年「星影のエール」が20週の大ヒットとなったGReeeeNですが、その後は「ゆらゆら」(2週)「ボクたちの電光石火」(3週)「蕾」(4週)と3曲続けて散々な成績となりました(一応、右肩上がりではありますが...)。「星影のエール」は特別でしたが、それを除けば大体5週前後の成績が多く、すっかり元の水準に戻ってしまったと捉えるべきでしょう。東日本大震災から10年の節目に制作されたプロジェクトソングであり、いわゆる「季節もの」であったことから、ロングヒットは難しかったという事情もありました。

先週32位「桜晴」優里 
IN【5】TOP10【0】HIGH【22】



 桜は花開かず。今年に入って立て続けに2曲がエントリーし、ブレイクの兆しを感じさせる優里さんですが、成績の方は残念ながらさっぱり。桜も散らないうちに4月頭で散ってしまったのは残念です。ただ、地道に伸ばしているという見方もできます。初エントリーの「インフィニティ」は最高24位の4週でした。この曲は最高22位の5週ですから、最高位、エントリー週ともに伸ばしているということになります。近いうちにすぐ3曲目が入ってくるようなら、面白い存在になっていくでしょう。


来週の展望


トップ10予想

順位曲名アーティスト推移TOP10入り
1One Last Kiss宇多田ヒカル↑2
2アオ10-FEET↓1
3ポニーテイルビッケブランカ↓1
4Baby,it's youYUKI↑4
5UniverseOfficial髭男dism↓1
6ただいま手嶌葵↓1
7紫の夜を越えてスピッツ↑7
8桜が降る夜はあいみょん↓2
9Take a pictureNiziU↑18
10HOURGLASSUVERworld↓3

 何度も書きますが、現在の上位は弱いです。本命不在です。下位に勢いがないのに1位を守れなかったビッケブランカ、周りに勢いがないのに1ランクずつしかアップできない宇多田ヒカル。この2組にあまり勢いがないので、今週は本命不在の中10-FEETが1位になりました。上位が弱いので、髭男の「Universe」が3位~4位を長くキープ。弱いのは上位だけではなく、上がってくる曲にもあまり勢いがありません。先週と今週でトップ10の入れ替わりは1組ずつしかありませんでした。上位がスカスカ、それが今のチャートの状態です。そんな状態ですが、誰かが1位を取るわけですから、それを予想しなければいけません。
 1位を取る可能性がありそうなのは、今週トップ3の3曲でしょう。その中で一番リリースが新しい宇多田ヒカルを(消去法的に)1位にしました。5位→4位→3位と爆発力に欠けていますが、確実に上げてきているのは確か。来週は、2019年の「Face My Fears」以来となる1位を狙いたいところです。J-ACは連覇が長い傾向にありますが、「Universe」以降は1~2週で1位が変わっており、「本命不在」の状況がよく分かります。もうしばらく、この状況が続くかもしれません。
 そんな中、トップ10入りを予想したのは2組。今週勢いよく14位まで上げたスピッツはほぼ確実でしょう。もう1組があるとすれば激戦で、Awesome City Club(11位)、くるり(13位)あたりは有力でしょう。しかし、私は大胆に予想をしてみました。今週27位のNiziU「Take a picture」に来週はセールスポイントが入ります。ジャンプアップは確実ですが、一気のトップ10入りということで9位を予想しました。今週が27位と伸ばしていないだけに勇気がいりますが、NiziUのCDセールスは相当大きいでしょう。TWICEのように一気にトップ10まで食い込んでくるのではないかと予想します。その次に有力そうなのはくるりで、12日(月)にはα-stationで特番が控えています。アルバムは4月末とまだ先ですが、特番効果でトップ10入りしてもおかしな話ではありません。大穴はBTSです。今週は初登場32位とかなり控えめですが、相当な爆発力がありそうです。私はこの曲、「1位」もあると思っておりまして、そのためには来週特大ジャンプアップをしてほしいところ。一体どこまで伸ばしてくるか、本当に楽しみです。
 

初登場曲予想(4/17)


「あの日のスウィートメロディ」C&K4/7リリースのCDシングル
「ODDTAXI」スカートとPUNPEE4/7配信リリース
「Who am I」Creepy Nuts4/7配信リリース
「ヘビースモーク」にしな4月のスマッシュブレイク、4/7アルバムリリース
「いい夢」YONA YONA WEEKENDERS4/7配信リリース、メジャー1stシングル

 
 それでは、今週もありがとうございました。また来週お会いしましょう!