J-AC TOP40  2021年4月24日付けチャート

Last-modified: 2021-04-25 (日) 13:43:05

2021年4月24日付けチャートを振り返っていきます。


今週のチャート

20210424.png




 

ニューエントリー

今週のニューエントリーは6曲(うち再登場1曲)でした。
ちなみに、初登場予想が的中した曲は6曲中2曲でした。



40位 カタワレ / 佐藤千亜妃            

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初登場予想:×


 
 初エントリー。これはサプライズ!素晴らしい幕開けとなりました。佐藤千亜妃さんは活動休止中の「きのこ帝国」というバンドのボーカルで、現在はソロで活動中。バンド、ソロを通じて初エントリーではないかと思います。私はきのこ帝国が大好きで、初期から聴いていたので、何年越しか分からないこの初エントリーは非常にうれしい。4月8日配信リリースの1曲で、木曜劇場「レンアイ漫画家」主題歌。プライム帯のドラマ主題歌という素晴らしいタイアップで、それがエントリーにつながったようですね。

 佐藤さんはソロになってからおしゃれな楽曲を多く発表されるようになりました。今作もそうですね。私は「きのこ帝国」時代から知っているので随分イメージが変わったなと思わされます。きのこ帝国時代は「あいつをどうやって殺してやろうか」なんて詞を書いていた方ですからね(『春と修羅』)。気になる方は、きのこ帝国の楽曲も漁ってみてください。


38位 美人 / ちゃんみな            

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初登場予想:〇


 
 昨年9月の「Angel」以来約7か月ぶり、おそらく通算2曲目となるエントリーです。「Angel」は最高11位、トータル8週を記録する健闘ぶりで期待を持たせたちゃんみな。その健闘ぶりが印象に残っていたので、今週エントリーしてくると予想していました。期待どおり入ってきてくれたのはうれしいですね。
 ちゃんみななりに「美」に対する想いを追求したという1曲。3rdシングルとして4月14日にCDリリースされています。「己を知りなさい bitch」と序盤から凄い歌詞で殴りかかってくる1曲で、果たしてオンエアは大丈夫なのかと思っていましたが、しっかりとオンエアに乗りました笑 過激な1曲ですが、ちゃんみなの感性が光るキラーチューンでもあります。「Angel」を上回るような成績を残し、ステップアップの1曲にできるかどうか注目です。


35位 Presence I(feat.KID FRESINO) / STUTS&松たか子with3exes            

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初登場予想:×


 
 松たか子さんが主演するドラマ「大豆田とわ子と3人の元夫」の主題歌で、4月14日に配信リリース。松さんは2017年の「明日はどこから」以来となるエントリーでしょうか。「明日はどこから」は、年をまたいだため年間入りしていませんが、朝ドラ主題歌ということもあり、最高5位、トータル16週、316ポイントという年間レベルの好成績でした。今作はすっかりおなじみとなった坂元裕二さんとのタッグで、岡田将生さん、角田晃広さん、松田龍平さんの三人が元夫役を務めている豪華な1作となりますね。松さんと坂元さんというと、ドラマ「カルテット」を思い出しますね。あのドラマのように、今作もまたおしゃれな1作に仕上がっています。
 楽曲プロデュースはSTUTSが担当。STUTSは堀込泰行さんとの楽曲「Sunday in the park」(2020年5月2日初登場、最高25位の5週)以来、こちらは約1年ぶりとなるエントリーです。


31位(Re) 永遠の不在証明 / 東京事変            

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初登場予想:×


 
大事件発生。なんと、リエントリーです。思わず叫びました。

 J-ACにおいて、リエントリーというのは非常に珍しい現象です。一度圏外になった曲は相当エントリーしづらく、星野源の「恋」も米津玄師の「Lemon」もリエントリーしていません。昨年は、[Alexandros]の楽曲「Beast」が、圏外になった後にCDシングルがリリースされるという出来事がありましたが、それでもリエントリーはしませんでした。じゃあ、リエントリーはいつぶりかといいますと、ザ・クロマニヨンズが2016年にリリースした楽曲「ペテン師ロック」以来約4年2か月ぶりです。「ペテン師ロック」は、20週エントリーした後、いったん圏外に下がり、1週だけ空けて翌週36位にリエントリーしました(2017年2月11日付け)。ですから、それ以来のリエントリー楽曲となります。昨年から楽曲が次々にエントリーしている東京事変ですが、ついにとんでもないことをやってくれました。

 この曲、「永遠の不在証明」は劇場版「名探偵コナン 緋色の弾丸」主題歌。2020年公開予定の映画でしたが、コロナの影響により公開が1年延期。今年の4月16日に満を持して公開され、興行収入100億も狙えるようなロケットスタートを切っていますね。主題歌のこの曲も、1年間温められていましたが、この度4月9日に改めて配信リリース。その影響を受けてのリエントリーになりました。昨年の3月7日に初登場し、8週エントリー。最高位は15位という成績でした。最終エントリーは昨年の4月25日でしたから、ぴったり1年ぶりのエントリー。J-ACでのリエントリーは、流れ星を見るくらいの相当珍しい現象です。胸が熱くなりましたね。この曲のリエントリーは、間違いなくコロナの影響といえるでしょう。コロナはいろいろな事を巻き起こしましたが、ついにJ-ACにリエントリーまで巻き起こしてしまったといえるでしょう。

 通算では9週目となるエントリー。どんな成績になるのか、本当に楽しみです。このサイトでは、基本的に「リエントリー」は想定していなかったので、どういう風に取り扱うか、現在検討中です。


21位 Chilly Chili Sauce / WANIMA            

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初登場予想:〇


 
 昨年10月の「Cheddar Flavor」以来半年ぶりのエントリー。4月14日に発売された6枚目のシングルで、チリチリソースとはまた美味しそうですね笑 「Cheddar Flavor」からは続編的な位置づけとなっており、MVでは3人が「Cheddar Flavor」という店の店員に扮しています。お店に電話が入ってきて、いきなり九州へのデリバリーをすることになります笑 ハチャメチャですが、彼ららしく元気になれる1曲で、こんな時代に背中を押してくれるようなパワーを感じますね。

 シングルではトップ10常連のWANIMA。今作でもまずは21位と好位置に付け、ここからトップ10を狙っていきます。 


16位 Renegades / ONE OK ROCK          

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初登場予想:×


 
 映画『るろうに剣心 最終章』主題歌。世界的ミュージシャン、エド・シーランとコラボした豪華な1曲がエントリーしてきました。ONE OK ROCKのエントリーは実はかなり久しぶりで、2019年2月の「Wasted nights」(13週、最高7位)までさかのぼる必要があります。毎年活躍しているイメージなので、2年2か月ぶりというのはとても意外ですね!この曲は中身がほぼ洋楽なので、初登場予想には入れていませんでした。しかし、「るろ剣」主題歌ということで話題性は十分。4月16日に全世界リリースされ、セールスポイントを稼いでのエントリーとなりました。入りさえすれば、強いのはお墨付き。来週のトップ10入り候補1位に躍り出たことは言うまでもありません。




今週のチャートアクション



THIS WEEK'S No.1

ポニーテイルビッケブランカv4(2+2)10週目



 ビッケブランカの「ポニーテイル」が盤石の2連覇で、通算4度目となる1位を獲得しました。ビッケブランカさんにとってはラッキーな状況と言えるでしょう。なにせ、2位にいるのは1月からランクインしている「Universe」です。こんなに楽に1位が取れる状況はなかなかないと思います。周囲が非常に弱い。このまま上がってくる曲がなければ、5度目の1位も、6度目の1位も十分にあり得るでしょう。さて、ビッケブランカを揺るがす次なる1位候補は誰になるでしょうか。もしかして、「Universe」だったりして?まさか...ね。
 


WELCOME TO TOP10

9位I Love Youくるり↑25週目



 くるりの「I Love You」がエントリー5週目でトップ10入り。16位に初登場して、トップ10入りが5週目になるとは思いませんでした。16位→13位→13位→11位。亀のような歩みでしたが、無事トップ10にたどり着いてくれてよかったです。くるりのトップ10入りとなると、おそらく2018年の「忘れられないように」以来ではないでしょうか。アルバム『天才の愛』は来週4月28日リリースで、来週がやっとリリース週です(随分早くから入っていたんですね)アルバムがヒットし、トップ10に定着するようなら面白い存在になってくるでしょう。
 


最も順位を上げた曲

25位はしりがきマカロニえんぴつ↑102週目



 
最も順位を下げた曲

32位Bluetooth LoveヤバイTシャツ屋さん↓10週目


最長エントリー

18週目18位泣き笑いのエピソード秦基博↓1
16週目2位UniverseOfficial髭男dism↑2
15週目20位春泥棒ヨルシカ↓4

 

トップ10落ち

11位磁石aiko↓29週目7週

 

チャート詳細


31-40位


順位曲名アーティスト推移IN
31永遠の不在証明東京事変Re9w(8+1)
32Bluetooth LoveヤバイTシャツ屋さん↓1010w
33しわあわせVaundy↑32w
34King Gnu↓87w
35Presence I(feat.KID FRESINO)STUTS&松たか子with3exesnew1w
36SYUUUBase Ball Bear↓93w
37Backwards三浦大知↓86w
38美人ちゃんみなnew1w
39BAKUいきものがかり↓714w
40カタワレ佐藤千亜妃new1w

 


 初登場・再登場以外の30位台を見ていきましょう。青色(大ダウン)が4曲、そして先週の30位台が一気に圏外となる大荒れのチャートになっています。先週、ほとんどチャートが動かなかったので、その反動が来た形ですね。大ダウンは、ヤバT(10ランク)、King Gnu(8ランク)、Base Ball Bear(9ランク)、三浦大知(8ランク)となっています。この中で特に痛かったのはヤバT。「Bluetooth Love」が10ランクダウンで32位と大崩れで、年間入りが絶望的になりました。安定して上位にいただけに、今週の大崩れは残念。Base Ball Bearは初登場から23位→27位→36位と真っ逆さま。セールスポイント「しか」なかったというタイプの曲で、こちらも残念です。不調だったKing Gnu、三浦大知はとどめを刺すような大ダウン。1ケタの成績はほぼ確定してしまいました。かろうじて大ダウンは免れたものの、39位と崖っぷちになったのはいきものがかりの「BAKU」。しかし、年間入りはほぼ確実であり、すでに14週目。こちらは思い残すことはなさそうです。
 順位を上げたのはわずか1曲。Vaundyの「しわあわせ」がじわり3ランクアップで33位に付けました。地味なアップですが、前作「融解sink」は2週目でいきなりダウンしていましたから(36位→40位)、まずはよくやったといえるでしょう。

21-30位


順位曲名アーティスト推移IN
21Chilly Chili SauceWANIMAnew1w
22緑酒東京事変↓34w
23Take a pictureNiziU↑24w
24Dream on the streetDA PUMP↓34w
25はしりがきマカロニえんぴつ↑102w
26希望前線ドラマストア↓23w
27地球儀 with VaundyAimer↓75w
28ヘビースモークにしな↑22w
29四季クリープハイプ↑53w
30鋼の羽根RADWIMPS↓23w



 3回目の緊急事態宣言について「聞く気になれねぇ」とツイートし賛否両論を呼んだのはRADWIMPSの野田洋次郎さん。ここでは論評は避けますが、その気持ちはよく分かります。肝心の新曲「鋼の羽根」ですが、全く振るわず3週目でダウン。RADWIMPSの楽曲がここまで躓くのはかなりの衝撃ではないでしょうか。
 その他のダウン組を見ていきます。31位に衝撃のリエントリーがあった東京事変、先に入っていた「緑酒」はさすがにダウンとなりました。しかしこれでダブルエントリー。縦横無尽の活躍をしているといえるでししょう。6月にはアルバムも出るようで、本当に楽しみですね!DA PUMPは初めてのダウンで24位。トップ20の目前でのダウンは痛恨です。こちらも痛恨だったのはAimer×Vaundy。20位前後で安定していましたが、5週目の今週は27位までダウン。残念ながら、今後は下を見る戦いになりそうです。先週24位まで勢いよく上げたドラマストアは、反動が来たのか2ランクダウン。ここで踏みとどまれるかが重要になります。
 アップ組です。今週コメントゲストを寄せてくださったにしなさんはじわり2ランクアップ!コブクロファンということが明かされましたが、個人的にはとても納得しました。コブクロも認める本格派ではないでしょうか。ピリッとしないのはNiziU。いちおう上げてはいるものの、2週連続で2ランクしか上がらずさっぱりです。どうやら、トップ10に入るような曲ではないようですね。
 一人気を吐いたのはマカロニえんぴつ。「はしりがき」が10ランクアップで25位。いいじゃないですか!劇場版クレヨンしんちゃんが公開延期になったのは本当に残念ですが、この曲には頑張ってほしいものです。キャッチーで素晴らしい曲だと思います。ちなみに、来週はセールスポイントが入ります。停滞しているJ-ACチャートを突き破り、初のトップ10を目指してほしい。期待しています!!

11-20位


順位曲名アーティスト推移IN
11磁石aiko↓29w
12旅路藤井風8w
13たとえたとえ緑黄色社会↑25w
14創造星野源↓19w
15勿忘Awesome City Club↓111w
16RenegadesONE OK ROCKnew1w
17タカラモノ平井大↑14w
18泣き笑いのエピソード秦基博↓118w
19Film outBTS↑43w
20春泥棒ヨルシカ↓415w

 


 先週の10位台前半が今週も粘りを発揮する展開になっています。星野源とAwesome City Clubは1ランクダウンにとどめ、藤井風は1ランクも下げず今週も12位。皆立派な粘りですね。秦基博の「泣き笑いのエピソード」は、15位→16位→16位→17位→18位と化け物のような粘り方で最多エントリーの18週目。年間1位は確実!と言いたいところですが、実はそうではありません。トップ3で粘っているもっと化け物の曲がいるからです。この2曲が今のところ年間1位を争っている感じで、非常に競り合っています。こちらも強い、ヨルシカの「春泥棒」は4ランク落としましたがトップ20をキープ。10位台に4週目といい粘りで、初の年間トップ10も狙えそうな成績になってきました。ということで、非常に強い曲ばかり。充実のラインナップです。
 平井大の「タカラモノ」はじわり1ランクアップ。これまでの低迷ぶりはなんだったのかというような安定ぶりで、2週目の10位台です。緑黄色社会の「たとえたとえ」はさらに順位を上げましたが13位。「結証」と同じように10位台で足踏みする状況となっています。もうひと伸び、なんとか欲しいところです。「1位候補」と銘打ったBTSの「Film out」は19位。3週目で19位ですから決して悪くはありませんが、1位を取るような勢いがあるかは微妙になってきました。ベストアルバムは6月発売ですから、それまで勢いをつなげるでしょうか。
 トップ10落ちは4週連続で1組。aikoの「磁石」が2ランクダウンで11位です。トップ10内は7週で、最高は5位。先週も書きましたが、アルバム曲にしては破格の成績になりました。あいみょんよりも、ミスチルよりも強かったですね。さすがaikoさん。この後一気に圏外にでもならない限り、年間入りは確実です。

トップ10


順位曲名アーティスト推移IN予想結果
1ポニーテイルビッケブランカ10w1
2UniverseOfficial髭男dism↑116w3
3アオ10-FEET↓110w2
4One Last Kiss宇多田ヒカル6w5
5Baby,it's youYUKI↑16w4
6ただいま手嶌葵↓19w6
7紫の夜を越えてスピッツ↑34w7
8桜が降る夜はあいみょん↓111w8
9I Love Youくるり↑25w9
10HOURGLASSUVERworld↓26w10



 過去最高勝率。トップ10予想は10位から6位までが全的中。「もしや...パーフェクトもあるのでは!?」と部屋の中で興奮が止まりませんでした。残念ながら、4位と5位、2位と3位を逆にしてしまい、パーフェクトはお預け。いつも2~3曲しか当たらないのに、今週は突然の確変でした。いつか、パーフェクトを取ってみたいですね。そんな日は来るのでしょうか笑
 2位はOfficial髭男dismの「Universe」。16週目に再浮上という驚愕の事態になりました。11週目に1位から3位にダウンしましたが、6週ぶりに2位まで順位を戻しました。トップ10はこれで14週目。LiSAの「炎」がトップ10に16週でしたが、これは余裕で越えていきそうな状況です。トータルも一体どこまで伸ばすのでしょうか。10-FEETの「アオ」は1ランクずつ下げ3位。パッとしないように思えますが、この曲もすでにトップ10内は6週目で、全て4位以上。かなり強いレベルの曲で、昨年の「シエラのように」は余裕で上回ってくるでしょう。宇多田ヒカルの「One Last Kiss」は変わらず4位。YUKIの「Baby, it's you」が手嶌葵の「ただいま」を交わし、6週目にして初のトップ5に浮上。来月のマンスリーピックアップも決まりましたし、アルバム効果も期待されます。YUKIさんにとっては久々の大ヒットを期待できる曲だと思います。しかし、6位までの顔触れは先週と変わらず、順位が入れ替わっただけ。本当に動かないですね笑 来週そこに食い込んできそうなのはスピッツ。新曲「紫の夜を越えて」が順調に7位まで伸ばし、来週はいよいよトップ10をうかがえそうな勢いです。昨年の「猫ちぐら」は最高4位であり、まずはそれを上回る成績を目指します。
 8位、10位はダウン組。あいみょんの「桜が降る夜は」はトップ10を2ケタの10週目に乗せました。ニューシングル「愛を知るまでは/桜が降る夜は」のリリースが5月26日に決定。おそらく、近いうちに新曲がエントリーし、この曲と入れ替わっていくでしょう。この曲はそれまでの勝負です。UVERworldの「HOURGLASS」は10位にとどまりトップ10に4週目。「Touch off」の3週を上回り、近年では最高記録となりました。素晴らしい健闘をしていると思います。
 

さよならトップ40


先週40位「追い風」SHE'S 
IN【13】TOP10【0】HIGH【11】



 13週という数字が光り輝いています。トップ10には届かなかったものの、おそらくSHE'S最長となるロングエントリー。トップ10に1週も入らずにロングエントリーというのは珍しい記録で、中位で長く頑張っていたことを意味します。実際、10位台に6週ランクインしており、よく健闘したことが分かります。少しずつ力を付けており、素晴らしいですね。最高位は7週目に記録した11位で、13週のうちの7週目ですから、ちょうど折り返し地点だったことになります。少しずつ上げていき、折り返し地点で最高位。そこから少しずつ下げていくという、綺麗な山の形になっているチャートアクションでした。

先週39位「未来永劫」神はサイコロを振らない 
IN【4】TOP10【0】HIGH【23】



 初エントリー。3月17日にリリースされた1stシングルで、セールスポイントを稼ぎ25位で初登場しました。しかし、セールスポイント以外に乏しかったようで、23位に上げた後は急落。J-ACの洗礼を受けてしまった格好です。後半は2週連続の最大ダウンという不名誉な記録を達成してしまいました。先週も書きましたが、2週連続の最大ダウンは珍しいです。上位にいた曲が一気に下がっていけばそういうこともありますが、この曲は23位からのダウンであり、上位にいたわけではありません。それにも関わらず、2週連続の最大ダウン。こんなことは後にも先にもないでしょう。

先週38位「在る日々」Hakubi 
IN【10】TOP10【0】HIGH【24】



 SHE'Sと同じく、メキメキと力を付けているバンドです。通算4曲目のエントリーで、自己最高となる2ケタ10週のエントリーを記録しました。最高位は24位と地味で、前作「アカツキ」で記録した18位には及びませんでしたが、2ケタのエントリーは非常に大きい。2ケタというのは、一瞬のセールスポイントだけでは届かず、プッシュポイントやリクエストもないと届かないような数字です。「10週」という数字は、Hakubiへの支持が確実に広がっていることを示す数字でしょう。いつの日かトップ10、そして13週エントリーのロングエントリーを記録することを心から願いたいと思います。頑張れ、地元バンド!

先週37位「空と青」家入レオ 
IN【13】TOP10【5】HIGH【2】



 昨年2020年は年間入りを逃した家入レオさんですが、今作では巻き返しました。13週のロングヒット、トップ10に5週という数字にまとめ、年間ボーダーラインレベルの成績を記録しています。普通なら年間に入れるレベルの成績ですが、他の曲の成績にもよりますので、今の時点では何ともいえません。年末の年間チャートでコールされるかどうか、ファンの方はドキドキだと思います。
 27位に初登場し、翌週は一気に5位まで浮上。3週目に最高位の2位を記録しました。最近には珍しい「スタートダッシュ型」。2位まで上げた勢いで1位が欲しかったところですが、届かなかった点は残念でした。ちなみに、このころの1位は秦基博の「泣き笑いのエピソード」やヨルシカの「春泥棒」でした。彼らはまだチャートに残っているわけであり、非常に強いライバルでしたね。

先週33位「Flare」BUMP OF CHICKEN 
IN【9】TOP10【1】HIGH【10】



 6年半ぶりだったというノンタイアップシングル。結成25周年を迎え、支えてくれた人たちに贈るという名目の1曲でした。タイアップがなく、条件的には不利でしたが、4週目に10位を記録。トップ10に乗せたのはさすがでした。ただ、トップ10はこの1週のみであり、5週目からは下落していきます。先週は33位ともう少し粘れそうでしたが、入れ替わりの多いチャートに飲み込まれ、1ケタの9週でチャートを去りました。今週も残っていれば2ケタで見栄えもよかったのですが、

先週31位「ファーストラヴ」Uru 
IN【10】TOP10【3】HIGH【5】



 おっと、これはどうした。安定してチャートに残っていたUruの「ファーストラヴ」が31位で突然の墜落。これまでの曲を見ても、38位~40位くらいまでしっかり残っている曲が多く、突然のチャートアウトは予想できませんでした。トータルでは2ケタの10週に乗せており、最高5位を含むトップ10内3週を記録。決して悪くはありませんが、「あなたがいることで」「振り子」が年間レベルの成績を記録していたことを考えると若干寂しい成績です。とはいえ、最近はトップ10に安定しており、これで4作連続となるトップ10を記録。今回は残念でしたが、一線級のアーティストに成長したことは間違いありません。


来週の展望


トップ10予想

順位曲名アーティスト推移TOP10入り
1ポニーテイルビッケブランカ
2UniverseOfficial髭男dism
3Baby, it's youYUKI↑2
4アオ10-FEET↓1
5紫の夜を越えてスピッツ↑2
6One Last Kiss宇多田ヒカル↓2
7I Love Youくるり↑2
8ただいま手嶌葵↓2
9RenegadesONE OK ROCK↑7
10桜が降る夜はあいみょん↓2

 いつの日かパーフェクトを出すことを夢見て、続けていきましょうトップ10予想。

 1位はビッケブランカの「ポニーテイル」が5度目の1位と予想。「Universe」が1位かもと予想しましたが、シングルリリースは2月24日ともう2か月も前です。さすがに...ねえ?こういうことを書くとフラグになりやすいのですが、さすがに「ポニーテイル」は抜かせないのではないでしょうか。10-FEET、宇多田さんは伸びがなく1位争いからは、残念ながら脱落とみます。3番手に上がってきそうなのはYUKIでしょうか。「ポニーテイル」より1週遅い3月24日にCDシングルをリリース、来週にはアルバムもリリース、そしてマンスリーピックアップも決定と上がり目はそろっています。まずは来週、3位に予想しました(私はこの曲にかなり期待しています。曲自体もすごくいいですし)。順調に上げているスピッツの「紫の夜を越えて」もまだ伸ばせそう。来週はエントリー5週目ですが、順調にトップ5入りと予想しました。
 YUKIと同日にアルバムをリリースするくるりはトップ10に定着できるかが勝負。曲を挙げて推していますし、「できる」と予想し、来週は7位に置いてみました。最後にトップ10入り予想ですが、こちらは5週連続で1組と予想。今週いきなり16位に飛び込んできたONE OK ROCKが最有力で、おそらくUVERworldとの入れ替わりになると思います。2組目があるとしたら、有力な順にWANIMA、緑黄色社会、BTSとみます。彼らはおそらくあいみょんとの入れ替わり争いですが、私はあいみょんが底力を発揮して10位に残留と予想。他に面白い存在はマカロニえんぴつです。今週25位に付けた「はしりがき」に来週セールスポイントが入ります。今週すでに10ランクも上げており、勢いは十分。リリース前から入ってきており、期待も十分。来週はさらなるジャンプアップが予想されますが、さてどこまで伸ばしてくれるでしょうか。過去最高位は「溶けない」の13位ですが、そこに迫っていくのか、あるいは一気に越えていくのか!個人的には来週一番の注目曲です。オンエア回数も非常に好調で、もしかすると、もしかするかもしれないですよ。
 

初登場曲予想(5/1)


「Eden through the rough」西川貴教4/21リリースのCDシングル
「青い鳥」Kitri4/21のアルバムより※週間オンエア9回
「青空」ケツメイシ4/21リリースの配信シングル
「またたき」Awesome City Club4/21リリースの配信シングル
「Tender Love」絢香4/18リリースの配信シングル

 
 それでは、今週もありがとうございました。また来週お会いしましょう!