J-AC TOP40  2021年5月1日付けチャート

Last-modified: 2021-05-02 (日) 15:24:26

2021年5月1日付けチャートを振り返っていきます。


今週のチャート

20210501.png




 

ニューエントリー

今週のニューエントリーは6曲でした。
ちなみに、初登場予想が的中した曲は6曲中1曲でした(とほほ...)。



40位 Shake&Shake / sumika             

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初登場予想:×


 
 はやっ!これは久しぶりの1位を狙えるかもしれないですね。sumikaが6月2日にリリースする両A面シングルより、TVアニメ「美少年探偵団」の主題歌となっているこちらの曲が入ってきました。4月21日に先行配信が始まっており、そのセールスポイントを獲得してのエントリーと思われます。しかし、リリースは6月ですから、もう少しゆっくりと入ってくるものと予想していました。CDセールスが加算される1か月も前のエントリーはかなりの好スタートで、久しぶりの1位も十分に狙えそうな出足です。
 「本音」以来4か月ぶり、通算5曲目のエントリー。これまでこのサイトにも書いていますが、sumikaは安定感が非常に素晴らしいアーティストで、平均エントリーは14.5週という化け物アーティストです。早くから入ってきたこの曲も、おそらく安定のロングヒットになるでしょう。



39位 不思議 / 星野源             

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初登場予想:×


 
 1位候補その2。4月27日にリリースされた星野源さんの新曲で、TBSの火曜ドラマ「着飾る恋には理由があって」主題歌。星野さんでTBSの火曜ドラマといえば、思い出すのはあの「逃げ恥」ですよね。火曜ドラマではそれ以来となる主題歌で、久しぶりとなる恋愛ソング。これは、あの「恋」以来の大ヒットか!?と期待が高まります。来週の初登場を予想していましたが、リリース週である今週に飛び込んできました。幸先のよいスタートで、ドラマの盛り上がりとともにチャートを駆け上がっていくことは間違いありません。最近は1位が遠のいていますが、久しぶりの1位も十分にあり得そうな曲だと思います。
 「創造」以来2か月ぶりのエントリー。2か月ぶりといいますが、その「創造」はまだ10位台にエントリーしており、全く久しぶりという感じではありません。おそらく、今後は「創造」とバトンタッチしていく形になるでしょう。つかみどころのないまさに「不思議」な曲ですが、不思議な心地よさもあって、リリースされてから何度も聴いています。



37位 シェフノミチ / 打首獄門同好会             

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初登場予想:×


 
 初エントリー(?)。スタッフが変わった影響もあるのか、最近は思わぬ方向から弾が飛んでくるようになりましたね。私は今日純粋に初めて聞きました。打首獄門同好会は2004年に結成の3ピースバンド。wikiを検索したら首相官邸で当時の安倍首相と撮影した写真が出てきてビックリします笑 「生活密着型ラウドロック」というジャンルを標榜しているようですね。
 本作は4月21日にリリースされたシングル「こんなバンド名だけどいいんですか」に収録されている新曲。まあ、自覚がある分いいんじゃないんですかね笑 Netfrixのオリジナルアニメ「極主夫道」のOPテーマに起用されています。



36位 5月のシンフォニー / 堀込泰行             

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初登場予想:×


 
 先週のアルバム特集で取り上げられた堀込泰行さんのアルバム『FRUITFUL』からこちらの新曲が入ってきました。5月に聴くのがぴったりの爽やかな一曲で、MVも公開されています。先週は番組にコメントも寄せてくださった堀込さん。素敵なアルバムですし、アルバム曲からのエントリーも納得するところですね。
 なお、番組では、「stars」という別の曲がオンエアされるというハプニングがありました。「stars」はアルバムの1曲目に収録されている曲ですが、新曲ではありません。本当にこの曲が入ったのか!?と驚いたら、まさかの流す曲を間違えたというオチでした。 「5月のシンフォニー」は16時ごろに追加でオンエアされ、今週は結果的に堀込さんの曲が2曲オンエアされることになりました。曲の間違いはいただけませんが、2曲も聴けたわけですから、それはそれでよかったのではないでしょうか。



30位 愛を知るまでは / あいみょん             

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初登場予想:×


 
 いい加減にしてくれ、破壊屋が

 こんなことがあっていいんでしょうか。あいみょんが5月26日にリリースするシングルで、ドラマ「コントが始まる」主題歌。5月7日に先行配信がスタートします。...そう、まだ先行配信も始まっていません。リリース週に入ってきた星野源や、先行配信で入ってきたsumikaはまだ理解できますし、まともなチャートアクションだと思います。しかし、これは何ですか。先行配信もされていない、まだフルのMVも公開されていない状態でのエントリー。一体、何のポイントで入ってきたんですかね!?!?首をかしげたいのはこっちですよ。

 私がブチ切れるのには理由があります。覚えている方も多いと思いますが、あいみょんは、前の曲「桜が降る夜は」でも先行配信前にエントリーしています。2曲連続で先行配信前にエントリー。これはさすがにやりすぎです。ドーピングが過ぎる。「桜が降る夜は」は先週まで10週連続のトップ10をキープしており、滅茶苦茶に強い。そんな状態の中で、また次の曲が入ってくるわけですから、頭がおかしくなりそうなくらい強い。やりたい放題、好き放題ですよ。あいみょんがずっと上位を独占したり、あまりにも早くから入ってくることで、チャートの貴重な「枠」が奪われ、その分つまらないチャートになってしまいます。正直、かなり不満がたまっています。特定のアーティストに肩入れしすぎです。あいみょんの曲は嫌いではなく、むしろ好きでしたが、こんなことをされてはアンチにならざるを得ません。

 曲の感想?そんなものはありません。言いたいことは一つだけ、もう少しまともなチャートアクションをしてください。



21位 Eden through the rough / 西川貴教           

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初登場予想:〇


 
 やっと当たった初登場曲予想。今週はここまで5曲を全外しという惨状でしたが、最後は何とかこの方が食い止めてくれました。西川貴教さんが4月21日にリリースしたCDシングル。ジャケットのインパクトには触れません笑 今作は日テレ系アニメ「EDENS ZERO」主題歌。エントリーは今年1月9日の「As a route of ray」以来約4か月ぶりとなります。「As a...」は最高33位、2週という惨劇でしたから、今作は巻き返していきたいところです。セールスポイントを稼ぎ、いきなり21位に登場しているのは好スタートといえるでしょう。ただし、来週2週目で上げることができるかどうか、それが重要です。



今週のチャートアクション



THIS WEEK'S No.1

ポニーテイルビッケブランカv5(2+3)11週目



 チャートが無風状態のため、ビッケブランカの「ポニーテイル」が3連覇。通算では5度目の1位となりました。ビッケブランカの曲が3週連続で1位を獲得するのは初めてです。まずはおめでとうございます。

 「ポニーテイル」がいい曲で1位にふさわしいとは思いますが、それにしても周りが無風すぎますね。2位にいるのが、1月からエントリーしている「Universe」という有様で、これ以上ないくらい1位を取りやすい状態になっています。「1位争い」が実質ないような状態です。とはいえ、5回も1位を獲得したこの曲をほめるべきでしょう。今週でトップ10内も2ケタの10週に到達。昨年の「ミラージュ」を上回る成績は確実で、それはつまり、年間トップ5以上を狙えるような成績だということです。
 


WELCOME TO TOP10

9位RenegadesONE OK ROCK↑72週目



 先週16位に初登場したONE OK ROCKの「Renegades」がエントリー2週目でトップ10入り。エドシーランとの共作で「るろ剣」劇場版の主題歌。話題性は十分で、まずは順当にトップ10入りを果たしました。ONE OK ROCKのトップ10入りは2019年2月23日付けの「Wasted nights」以来約2年2か月ぶり。エントリー自体がなかったので、トップ10も随分久しぶりになります。凝り固まっている現在のトップ5に新たな風を吹き込む存在になれるでしょうか。ぜひそうなってほしいものです。
 


最も順位を上げた曲

17位はしりがきマカロニえんぴつ↑83週目



 
最も順位を下げた曲

32位Dream on the streetDA PUMP↓85週目
34位希望前線ドラマストア↓84週目


最長エントリー

19週目24位泣き笑いのエピソード秦基博↓6
17週目2位UniverseOfficial髭男dism
16週目23位春泥棒ヨルシカ↓3

 

トップ10落ち

12位HOURGLASSUVERworld↓27週目4週

 

チャート詳細


31-40位


順位曲名アーティスト推移IN
31Presence(feat.KID FRESINO)STUTS&松たか子with3exes↑42w
32Dream on the streetDA PUMP↓85w
33鋼の羽根RADWIMPS↓34w
34希望前線ドラマストア↓84w
35美人ちゃんみな↑32w
365月のシンフォニー堀込泰行new1w
37シュフノミチ打首獄門同好会new1w
38Backwards三浦大知↓16w
39不思議星野源new1w
40Shake&Shakesumikanew1w

 


 40位、39位が初登場。しかも、sumika、星野源という大物アーティストが飛び込んでくる展開で、過去に類のないもの凄い幕開けでしたね。しかし、初登場曲以外は比較的落ち着いています。大ダウンは2曲ですが、どちらも8ランク。20位台で安定していたDA PUMPは5週目で初の30位台に下げました。2週目に勢いよく上がったドラマストアも跳ね返され、30位台に逆戻り。こういった新顔は、いつも20位台前半で壁に当たっているイメージが強いですね。
 その他、ダウン曲を見ていきます。三浦大知の「Backwards」は38位で耐え6週目。今週30位台が一気に入れ替わりましたが、この曲が生き残った要因は21日にあったCDシングルのリリースです。今週はセールスポイントが加算される週で、上手くいけばジャンプアップも狙えましたが、どうやらセールスは乏しかったようです。それでも、何とか38位に残り、わずかな意地を見せた形になりました。RADWIMPSの「鋼の羽根」は力なく下げ33位。まだ4週目で、これが2年前の年間3位アーティストとは信じられないような不調ぶりです。配信シングルとはいえ、ここまで厳しくなるとは予想ができませんでした。
 先週の初登場曲2曲はじわりとアップ。松たか子さんは4ランク上げ31位、ちゃんみなは3ランク上げての35位となりました。まずは30位台から抜け出すことを目標にしてもらいたいと思います。松たか子さんの方はドラマ主題歌ですし、まだまだ上げていくでしょう。


 

21-30位


順位曲名アーティスト推移IN
21Eden through the rough西川貴教new1w
22タカラモノ平井大↓55w
23春泥棒ヨルシカ↓316w
24泣き笑いのエピソード秦基博↓619w
25緑酒東京事変↓35w
26ヘビースモークにしな↑23w
27永遠の不在証明東京事変↑410w(8+2w)
28四季クリープハイプ↑14w
29地球儀 with VaundyAimer↓26w
30愛を知るまではあいみょんnew1w



 初登場の2曲以外は、全て6ランク以下の移動。大きく上げたり、下げたりした曲がありません。まずはロングエントリー組。最長エントリーは相変わらず「泣き笑いのエピソード」ですが、今週はなんと6ランクも下げてしまいました。先週まで10位台で驚異の安定感を誇っていましたが、ついに崩れてしまったか。今週で19週目、20週の大台に王手をかけましたが、来週からが踏ん張りどころです。ヨルシカの「春泥棒」は3ランクダウンにとどめ23位。この結果、ずっと上にいた「泣き笑いのエピソード」の順位を上回るという展開になりました。この2曲のせめぎ合いは非常に面白いですね。
 ここ2週、10位台で2週頑張っていた平井大ですが、さすがにそこまで上手くはいかず22位へダウン。しかし、これまでの曲のことを思うと大健闘には変わりありません。Aimer×Vaundyのアルバム曲はAimerのアルバム曲もあまりなかったようで2ランクダウン。ここまで、大きなダウンはなく6週目。悪くはありませんが、最初が19位と高かっただけに失速と言わざるを得ません。ダブルエントリーの東京事変は、「緑酒」が3ランクダウンの25位、「永遠の不在証明」が4ランクアップの27位となりました。やはり、2曲が入れ替わりの流れとなっていきそうです。それにしても、「永遠の不在証明」は素晴らしいですね。先週1年ぶりにチャートに舞い戻り、今週で通算10週目となるエントリー。まさか、1年空けて2ケタに乗せる曲が現れるとは!ぜひ、1年前の最高順位(15位)の更新を目指して頑張ってもらいたいと思います。
 他にアップ曲が2つ。先月4月のスマッシュブレイクだったにしなの「ヘビースモーク」はオンエア効果でじわり2ランクアップ。しかし、月が変わったのでここからのジャンプアップは望めません。ピークは今週か来週と思われ、ぜひもうひと伸びしてほしいと思います。クリープハイプの「四季」はアップしたもののわずか1ランクアップで28位。悪くはありませんが、トップ10に入るような勢いは期待できなくなったようです。しかし、まだランクダウンはないので、こちらももう少し頑張ってほしいですね。

11-20位


順位曲名アーティスト推移IN
11磁石aiko10w
12HOURGLASSUVERworld↓27w
13Film OutBTS↑64w
14Chilly Chili SauceWANIMA↑72w
15旅路藤井風↓39w
16勿忘Awesome City Club↓112w
17はしりがきマカロニえんぴつ↑83w
18たとえたとえ緑黄色社会↓56w
19創造星野源↓510w
20Take a pictureNiziU↑35w

 


 今週の10位台は割と動きがあり、面白くなってきましたね。まずはトップ10候補たちから見ていきます。BTSの「Film out」は6ランクアップの13位といよいよ雰囲気が出てきました。来週のトップ10入りは有力と見ています。ただし、ビルボードなど世間的には少し下げてきており、若干気になるところ。最高何位まで上昇できるかが見どころです(ビルボードは今週15位と、意外に振るわないんですよ、これが...)。今週コメントゲストだったWANIMAの「Chilly Chili Sauce」は7ランク上げて14位。普通なら来週のトップ10入りは確定としたいところですが、WANIMAは新曲「旅立ちの前に」をリリース。どうも、こちらの方に気合が入っているようで、オンエアも「旅立ちの前に」の方が好調です。私は来週新曲のエントリーがあるとみており、そうなるとチリチリソースのトップ10入りはどうなるでしょうか??
 私が期待の存在としているマカロニえんぴつの「はしりがき」は8ランクアップで17位。2週連続で最大アップと、素晴らしいじゃないですか!オンエアが好調で、連続ジャンプアップも頷けます。初のトップ10入りに向け、いよいよ雰囲気が高まってきた感があります。アップはもう1曲。上がり幅が小さく、若干期待外れだったNiziUの「Take a picture」が何だかんだ20位までやってきました。トップ10は厳しいですが、せめて10位台は記録しておきたいところでしょう。
 続いてはダウン組。新曲「不思議」がエントリーした星野源は、やはりダブルエントリーの影響があったのでしょう。上位で頑張っていた「創造」が19位まで下げてしまいました。とはいえ、年間入りは問題なさそうな成績です。緑黄色社会の「たとえたとえ」は6週目で痛恨の5ランクダウン。2曲連続で10位台の前半から跳ね返される結果となり、非常に残念。ブレイクは次曲以降にお預けとなりそうです。aikoの「磁石」は驚異の粘りで11位をキープ。順位を1つを下げなかったのは素晴らしく、超一流は違うなと思いました。藤井風とAwesome City Clubも非常に頑張っており、それぞれ15位、16位と10位台に定着しています。特に注目はAwesome City Clubです。今週で12週目ですが、そのうち8週が10位台と非常に内容がいい。トップ10入りを逃したこの曲ですが、これは、もしかすると、もしかするのでは...?この曲の粘りから目が離せなくなってきました。
 トップ10落ちは1組。UVERworldの「HOURGLASS」が12位とトップ10落ちです。トップ10は4週で、最高は7位でした。以前も書きましたが、最近はトップ10入りしても一瞬だったUVERworld。この曲は4週もトップ10に残り、初登場から7週連続で10位台以上をキープ。非常に好調で頑張っていると言えるでしょう。

トップ10


順位曲名アーティスト推移IN予想結果
1ポニーテイルビッケブランカ11w
2UniverseOfficial髭男dism17w2
3One Last Kiss宇多田ヒカル↑17w6
4アオ10-FEET↓111w4
5紫の夜を越えてスピッツ↑25w5
6ただいま手嶌葵10w8
7Baby, it's youYUKI↓27w3
8桜が降る夜はあいみょん12w10
9RenegadesONE OK ROCK↑72w9
10I Love Youくるり↓16w7



 トップ10予想は10曲中5曲が的中しました。ONE OK ROCKのトップ10入りと、順位まで的中させたのでまあ満足しています。しかし、YUKIさんの失速は残念。3位に予想していたんですが、まさかダウンしてしまうとは...。今週で4週目のトップ10と定着しているのは立派ですが、1位は大きく遠のく結果となってしまいました。
 2位から4位ですが、もはや書くことがありません笑 皆さん、まずはこちらの表をご覧ください。

ポニーテイル112111
Universe334322
One Last Kiss543443
アオ221234

 寡占市場かな?

 「4強」が、5週連続でトップ4をキープ。トップ5まで広げれば、6週連続でキープしているという状態です。約1か月半、18時台の後半で同じ曲しかかかっていない。ここまで動かないチャートはなかなか見たことがありません。下から上がってくる曲(手嶌葵、YUKI、スピッツ)がいても、4位の壁を打ち破れない。その結果、このような異常事態になっています。大手数社が市場を独占している携帯電話業界のような状態です。この4曲は、上位でポイントを伸ばしまくっており、4曲とも年間チャートでは上位のランクインが確実。チャートが凝り固まっており、お世辞にも面白いチャートとは言えません。

 そんな中、5位まで上げてきたのはスピッツの「紫の夜を越えて」。地味ながら堅調な上昇で、来週こそは4強の壁を打ち破ってもらいたいものです。ちなみに、10位→7位→5位という上がり方は「Universe」と全く同じですね。「Universe」のように上位に定着できると面白い存在になってきます。手嶌葵は6位をキープしトップ10内に6週目。この5週の推移を見ると、6→5→5→6→6位となっています。安定しているのは素晴らしいですが、4強に忖度でもしているのかな?というような推移ですね。YUKIさんは前述のとおり7位にダウン。1位争いからは脱落し、目標はトップ10のキープになりました。
 新曲が30位にエントリーしたあいみょんですが、「桜が降る夜は」が8位をキープ。これで11週連続のトップ10入りとなりました。新曲が入ったのに、1ランクも下げないとは...。強すぎて開いた口が塞がりません。5月になっても散らない桜。そんなあいみょんさんには、藤原道長のこの和歌を送りたいと思います。「この世をば 我が世とぞ 思ふ望月の 欠けたることも なしと思へば」 まさに今が「絶頂期」でしょう。
 先週トップ10入りしたくるりの「I Love You」はトップ10をキープしたものの早くもダウン。上位争いは厳しくなり、10位前後でどれだけ頑張れるかという曲になりそうです。



 

さよならトップ40


先週40位「カタワレ」佐藤千亜妃 
IN【1】TOP10【0】HIGH【40】



 あちゃー...。先週40位初登場でしたが、1週で圏外へ。本当に一瞬のエントリーになってしまいました。今週は何とかチャートに残ってほしいと思っていましたが、強い曲が次々とエントリー。その結果、弾き出されてしまった格好です。40位1週のみで、再登場しない限りは年間チャート最下位の成績となってしまいました。ちなみに、40位1週のみで圏外になったのは、雨のパレード「IDENTITY」(昨年9月12日付け)以来、約7か月半ぶりの出来事です。

先週39位「BAKU」いきものがかり 
IN【14】TOP10【5】HIGH【6】



 先月4月のマンスリーピックアップだったいきものがかり。この曲「BAKU」は、しっかり4月末まで残り、充実のチャートアクションでした。CDのリリースは2月24日でしたが、1月23日と早いうちからエントリー。3週目にはトップ10入りする好調さで、これがロングヒットにつながりました。トップ10に5週、トータル14週と申し分なく、昨年逃した年間入りは確実でしょう。一つだけ心残りだったのが、6位まで上げた後にダウンしてしまったことです。CDのセールスポイントが加算されたのに、トップ5入りすらなかったというのはかなり意外な結果でした。

先週36位「SYUUU」Base Ball Bear 
IN【3】TOP10【0】HIGH【23】



 23位→27位→36位→圏外。非常に珍しい推移です。一言でいえば、先週も書きましたが、セールスポイント「しか」なかったというタイプです。久しぶりのエントリーでしたが、シューっと消えてしまったのは大変残念。また次の曲で戻ってきてほしいものです。

先週34位「泡」King Gnu 
IN【7】TOP10【0】HIGH【12】



 ここまで右肩上がりで来ていたKing Gnuが、初めて敗北の味を味わうことになってしまいました。17位で初登場した時には、トップ10入りは確実と思い、疑いもしませんでした。しかし、17位→12位→14位→17位と停滞。2週連続でトップ10入りに予想していた私の読みは大外れに終わってしまいました。6週目以降は力尽きてしまい、7ランク、8ランクと続落。最後の下げ幅が大きく、全体の印象も非常に悪いものとなってしまいました。トータルは7週と驚くほど振るわず、急ブレーキ。いわゆる「アガる」タイプの曲ではなかったことが露骨に響いてしまったという印象があります。

先週33位「しわあわせ」Vaundy 
IN【2】TOP10【0】HIGH【33】



 噓でしょ...。先週33位にランクアップしており、「これで前の曲と同じく2週で圏外はないな」と安心しきっていました。完全なフラグになってしまい、ばつが悪いです。前の曲「融解sink」は36位→40位→圏外。この曲は36位→33位→圏外。2週目の動きで明暗が分かれたかなと思いましたが、全く分かれてはいませんでした。Aimerさんとのコラボ曲「地球儀」も振るわず、どうにも乗り切れないVaundy。短期間で何曲も入れているのは立派ですが、肝心の成績が付いてきていません。

先週32位「Bluetooth Love」ヤバイTシャツ屋さん 
IN【10】TOP10【4】HIGH【8】



 電波切れかな?Wi-FiやBluetoothって、突然接続不良になることがありますよね。原因もよく分からず、ストレスがたまるやつです。
 この曲も突然の電波切れのような状態になってしまいました。先々週はまだ22位にいましたが、10ランクも下げたかと思うと、そのまま圏外になってしまいました。ヤバTは下位でもしっかりエントリーを伸ばしていくタイプのアーティストなので、このような失速は非常に珍しい。トータルを2ケタの10週に乗せていることだけが救いですが、年間にはどうにも届かないような成績に終わってしまいました。ここ数日、大気の状態が非常に不安定になっており、その影響もあったのでしょうか(ないわ)。ちなみに、この曲の歌詞でも電波の接続不良が嘆かれています。


来週の展望


トップ10予想

順位曲名アーティスト推移TOP10入り
1ポニーテイルビッケブランカ
2UniverseOfficial髭男dism
3紫の夜を越えてスピッツ↑2
4One Last Kiss宇多田ヒカル↓1
5RenegadesONE OK ROCK↑4
6アオ10-FEET↓2
7ただいま手嶌葵↓1
8Baby, it's youYUKI↓1
9はしりがきマカロニえんぴつ↑8
10Film outBTS↑3

 5週連続でピクリとも動かない「4強」ですが、来週はどうなるでしょうか。...さすがに動いてほしいですね。というわけで、このような予想になりました。
 スピッツの「紫の夜を越えて」が3位に上がると予想。鉄壁の4強を打ち破るのは大御所バンドのスピッツであると予想します。10-FEETの「アオ」は1位→2位→3位→4位と1ランクずつ下げており、4強の中では一番勢いがありません。地味に上げてきたスピッツが、来週こそは捲るのではないでしょうか。5位にはONE OK ROCKの「Renegades」を予想。前作「Wasted nights」は最高7位でストップしており、今作はそれを上回っていきたいところです。トップ10の下位で固まるか、さらなる上位に進出できるか。来週は勢いの問われる週になりますが、私は「上がる」と予想しました。
 トップ10の入れ替えはどうでしょうか。ここ5週はトップ10の入れ替えが1組ずつとかなり控えめなことになっていますが、来週あたりでさすがに「2枚替え」があると予想しています。根拠は、10位台に元気のある曲が上がってきたからです。来週のトップ10争いは、BTS・WANIMA・マカロニえんぴつの3組による争いになるでしょう。13位まで上げてきたBTSはかなり有力そうで、WANIMAとマカロニえんぴつが2枠目を争う構図となりそうです。普通は実績十分のWANIMAがトップ10入りとしたものですが、上にも述べたようにWANIMAはもう1曲の新曲にオンエアが集中しています。というわけで、ポイント割れの影響もあるのではないかと私はみています。というわけで、マカロニえんぴつの「はしりがき」がトップ10入りとみました(贔屓目も込めて、ですが)。10ランク、8ランクと勢いよく上げ、このまま一気に突き抜けたいところですね。初のトップ10入り、来週はぜひお願いします!
 来週いきなりトップ10入りはないと思いますが、今週は下位に「1位候補」が3曲も登場しました。言うまでもなく、sumika、星野源、あいみょんの3組です。私の予想では、あいみょんはほぼ100%、星野源は90%、sumikaは50%くらいの確率で1位を獲れると思っています。もう1曲、1位を獲るであろう「鉄板曲」がありまして(↓)、おそらくその曲を加えた4曲で5月後半~7月前半くらいの1位を争うことになると思います。現在は「4強」がチャートの上位に居座っていますが、さすがにその天下はそこまで長くはないでしょう。早ければ、再来週あたりにも、大きな入れ替わりがあるかもしれません!
 
 

初登場曲予想(5/8)


「Cry Baby」Official髭男dism5/7リリースの配信シングル
「旅立ちの前に」WANIMA4/28リリースの配信シングル
「Here」Homecomings5/12発売のアルバムより、5月のスマッシュブレイク
「checkmate」milet4/29リリースの配信シングル
「ゾウはねずみ色」ウルフルズ4/28リリースの配信シングル

 (1番上の曲が、言うまでもなく将来の1位候補です。)

 それでは、今週もありがとうございました。また来週お会いしましょう!